Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

Web3.0時代のネームサービス、Ethereum Name Service(ENS)を解説

Web3.0時代のネームサービス、Ethereum Name Service(ENS)を解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.03.16 15:54
Web3.0時代のネームサービス、Ethereum Name Service(ENS)を解説

update 2023.03.16 15:54

仮想通貨(暗号資産)市場では、Web3.0がトレンドとなっています。Web3.0は次世代のインターネットとして注目されており、様々な仮想通貨関連プロジェクトが登場しています。

その中のひとつとして話題となっているのが、Ethereum Name Service(ENS)です。Web2.0におけるDNS(ドメインネームサービス)に相当し、Web3.0の根幹的なサービスとなる可能性があります。当記事では、Ethereum Name Serviceの特徴や将来性などを解説します。

Ethereum Name Serviceとは

Ethereum Name Serviceとは、Web3.0時代のネームサービスです。既存のインターネット環境では、DNS(ドメインネームシステム)が該当します。

DNSサービスとは、ウェブサイトに割り当てられる住所、すなわちIPアドレスに、ドメインと呼ばれる名前を紐付けるサービスを指します。IPアドレスは数字等の羅列であり、人間にはわかりづらい形式です。そこで、ドメインを紐付けて視覚的に利用しやすくします。馴染み深いドメインとして、「.com」や「.co.jp」で終わるものがあります。

point Web3.0

Web3.0とは、分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では、個々のユーザーが重要な役割を担います。

一方、Ethereum Name Serviceは、DNSと同じ要領で、イーサリアム(ETH)のウォレットアドレスに「.eth」などのドメインを割り当てます。このようにドメインを割り当てることで、送金の際にウォレットアドレスを間違うことが無くなったり、ウォレットアドレスを公開せずに仮想通貨を受け取れるようになったりします。

Ethereum Name Serviceとウォレットアドレスの関係

より良いWeb3.0環境を構築

Ethereum Name Serviceは、イーサリアムベースのWeb3.0環境をよりわかりやすく、利用しやすくすることを目的としています。

元々、イーサリアム財団の一部として扱われていましたが、2018年に独立しました。その開発はTrue Names LTDが主導しているものの、DAO(自律分散型組織)がある程度の権限を持っています。このことから、Ethereum Name Serviceは自身を「企業に属するオープンなコミュニティ」と位置付けています。

knowledge DAOによる意思決定

DAOは日本語で「自律分散型組織」と訳すことができます。DAOは、プロジェクトの意思決定をより民主的な方法で行うために利用されています。具体的には、ガバナンストークン保有者の投票を経て、開発方針や投資の判断などを決定します。

Ethereum Name Serviceの特徴

Ethereum Name Serviceは、ブロックチェーン上に構築される非中央集権型のネームサービスです。

従来のDNSサービスでは、企業が管理する中央集権型のシステムにドメインや所有者情報などが記録されます。しかし、Ethereum Name Serviceは、それらをブロックチェーンに記録します。すなわち、ハッキングによるドメインの乗っ取りや、規制による利用制限に強いという特徴があります。

Ethereum Name Serviceの使い道

その他にも、以下の使い方があります。

Web3.0向けのユーザーネーム

取得したドメインは、Web3.0向けのユーザーネームとしても機能します。

ブロックチェーンゲームやDEX(分散型取引所)などのDApp(分散型アプリ)では、ウォレットの接続がログインのような役割を果たします。DAppによっては、NFTを登録してプロフィールアイコンにすることや、ユーザーネームを設定することが可能です。このようなプロフィール機能は、DApp毎に設定する必要があります。

しかし、ウォレットアドレスにドメインやアイコン画像のNFTなどを紐づければ、対応するDAppで共通して同じプロフィールを利用できます。

分散型ウェブサイトの構築

Ethereum Name Serviceのドメインを利用すれば、従来のDNSサービスと同じく、ウェブサイトを構築できます。

既存のインターネットでは、中央集権型のサーバーにデータファイルが格納されており、それにアクセスすることで観覧可能になります。一方、Web3.0の世界では、分散型ネットワークに共有することでウェブサイトの公開が可能です。Ethereum Name Serviceは、分散型ネットワークでのデータファイル共有ツールも提供しています。

Web2.0とWeb3.0におけるウェブサイトの違い

独自仮想通貨ENSの将来性

Ethereum Name Serviceは、ガバナンストークンとして仮想通貨「ENS」を発行しています。ENSの総供給量は1億通貨に設定されており、2022年7月時点で全体の2割程度が発行されています。ENSはDAOによるガバナンスに利用可能で、トークンホルダーは組織の意思決定に関わる提案に投票できます。

価格推移は、下のチャートの通りです。上場した2021年当初、ENSは25ドル程度でした。その後、年末にかけて価格を上げ、80ドルを超える最高値を記録しています。それ以降はビットコイン(BTC)の低迷に同調する形で右肩下がりとなり、2022年5月に約7ドルの最安値をつけました。当記事執筆時点(2022年7月)では、12ドル付近で横這いとなっています。

ENSと米ドルの価格チャート

画像引用:CoinMarketCap

なお、Ethereum Name Serviceは、著名な団体から支援を受けています。例えば、イーサリアム財団、大手取引所のBinance、分散型ネットワークを開発するProtocol Labsなどが挙げられます。すなわち、将来有望だと期待されていることが分かります。また、価格低迷にもかかわらず、ENSは以下のトレンドが追い風になっています。

NFTドメインの投資ブーム

ドメインは、NFTとして発行されます。すなわち、NFTマーケットプレイスなどで取引可能であり、人気ドメインは高値で取引されています。例として、大手飲料メーカーのバドワイザー社が「beer.eth」のNFTドメインを約9万5,000ドルで購入したことが挙げられます。

knowledge ドメイン投資の歴史

1990年代後半、ドットコムバブルの波に乗って、ドメインが高額で取引されるようになりました。これはドメインバブルとも呼ばれ、投資家の注目を集めました。それまででは考えられない高値がドメインに付けられるようになり、人気ドメインは現在も取得困難となっています。

過去の再現を期待して、NFTドメインに先行投資する人もいる模様です。

Twitterにおける「.eth」の流行

Twitter(ツイッター)は、ウォレットアドレスの連携機能を実装するなど、仮想通貨関連機能を拡充させています。そんな中、仮想通貨コミュニティを中心に、「.eth」ドメインをユーザーネームとして表示させることが流行しています。特にインフルエンサーがこの流行に乗っており、イーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブテリン氏も「vitalik.eth」のドメインを登録しています。

また、「CryptoPunks」などNFTのデジタルアートを、Twitterのプロフィールアイコンに設定することも流行しています。これは、Web3.0の文化がTwitterに広がりつつある証です。Ethereum Name Serviceにとって、良い傾向だといえるでしょう。

ENSの買い方

ENSは、日本国内の取引所で取り扱いはありません。そのためBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)などの海外取引所で取引することになります。

ENSの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は、下記の通りです。日本語対応の海外取引所に絞っています。

取引所 現物 デリバティブ
Binance(バイナンス)
Bybit(バイビット)
Gate.io(ゲート)
MEXC(メクシー)
BingX(ビンエックス)
Bitget(ビットゲット)
CoinEX(コインイーエックス)

Binance(バイナンス)

現物 デリバティブ

Bybit(バイビット)

現物 デリバティブ

Gate.io(ゲート)

現物 デリバティブ

MEXC(メクシー)

現物 デリバティブ

BingX(ビンエックス)

現物 デリバティブ

Bitget(ビットゲット)

現物 デリバティブ

CoinEX(コインイーエックス)

現物 デリバティブ
binance bybit gate.io mexc

海外取引所は、日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。

DNSサービスに取って代わるか

CoinMarketCapの集計によると、Web3.0に分類されるプロジェクトの時価総額は、当記事執筆時点(2022年7月)でおよそ200億ドルとなっています。

Web3.0への移行は様々な分野で加速しており、それに伴って、ネームサービスの需要も高まっていくと予想されています。既存のDNSサービスに取って代わる日は、そう遠くないかもしれません。Ethereum Name Serviceは日本語に対応しており、ウォレットさえ保有していれば利用できるので、これを機に自分だけのドメイン取得に挑戦してみるのも良いでしょう。


Date

作成日

2022.07.21

Update

最終更新

2023.03.16

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

bitbankからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、bitbankからBitgetに仮想通貨を送金してみました。率直な感想としては、bitbankでの認証作業がやや多く感じたものの、操作方法もわかりやすく十分使いやすいと感じました。この記事では、実際に送金してみた手順や感想、おすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.02.12 19:00

海外FX×仮想通貨入金の税金はどうなる?交換・円転の見落としに注意

海外FX業者の入出金に仮想通貨送金を使用する場合、銀行送金と比較すると、確定申告に若干手間がかかりますが、「総平均法」を用いることで損益計算をある程度簡略化できます。本記事では、仮想通貨送金を利用した際の損益計算の方法や、確定申告で損をしないためのポイントを説明します。
update2026.02.02 19:30

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

Titan FXへ仮想通貨入金をしてみた!低コスト・爆速で着金する「最適ルート」を検証

Titan FXへ仮想通貨入金をしてみて、どのルートが正解なのかを徹底検証しました。実際にXRP(リップル)で送金したところ、手数料は約60円、反映まで最短2分という驚きの結果になりました。初心者でも真似するだけでできる全手順を、画像付きで詳しく解説します。
update2026.01.23 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

【まだ間に合う】HFMが「2026年新春メガ運試し」を2月末まで開催!

HFMが賞金総額1,800万円規模の新春プロモーション「2026年新春メガ運試し」を開催しました。取引量に応じて抽選権が付与され、条件を満たせば最低7,500円相当の現金を獲得できます。本記事では、キャンペーンの条件や参加時の注意点を説明します。
update2026.01.23 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない