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話題のDAO、BitDAOを徹底解説!参加するメリットは?

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update 2022.12.19 19:08
話題のDAO、BitDAOを徹底解説!参加するメリットは?

update 2022.12.19 19:08

2021年6月、DAO(自立分散型組織)であるBitDAOが活動を開始しました。大手仮想通貨取引所のBybitが継続的に出資をしていることで、活動開始前から現在に至るまでSNS等で注目を集めています。

そんなBitDAOですが、HPを見てもまだ情報は十分とは言えず、その全貌をつかむことはなかなか難しいものです。この記事では最近新たに誕生したDAO、BitDAOの特徴や、BitDAOに参加する方法・メリットを徹底解説します。この記事を読めば、BitDAOの存在意義や参加することの有用性を理解できることでしょう。

BitDAOとは?

BitDAOとは一体どんな組織なのでしょうか。まだ詳細が明らかになっていない部分も多く、BitDAOについてまだよくわからない人もいることでしょう。ここではBitDAOの概要や特徴を解説します。

DeFi分野の発展を支援する組織

BitDAOとはDeFi分野における新興プロジェクトを支援する自立分散型組織です。BitDAOは自らを、株式会社ではなく「出資者の集合体」であると表現してます。BitDAOの使命は、将来有望なDeFiプロジェクトに投資をすることで、DeFiおよび社会の発展に寄与をすることです。

BitDAOの仕組み

BitDAOのエコシステムでは、まず多数の出資者から資金を集め、トークンホルダー(後述)の投票により投資先を決定します。そして投資したプロジェクトが成功すれば、BitDAOが所有する資産の価値が上昇するというサイクルで社会全体の発展を狙います。

DAOやDeFi、DEX(分散型取引所)の詳しい説明は、以下の記事をご覧ください。

独自トークンBITを発行

トークンの分配率はあらかじめ決められていますが、見る限り一般投資家の分が確保されているとは言いにくいです。2021年8月に実施されたIDOにて、総発行枚数の2%にあたる2億枚のBITトークンがオークションにかけられ、それが一般投資家向けのトークン配布となりました。

下記の表にトークンの分配率をまとめたのでご覧ください。

トークンの分配率をまとめた表はこちらからご覧ください。

カテゴリー 分配率
プライベートセール

5%

ローンチパートナー報酬

5%

BitDAO基金への貯蓄

30%

Bybitフレキシブル

15%

Bybitロック

45%

限られた投資家を対象に行われたプライベートセールはすでに終了しています。ローンチパートナー報酬のうち、2.6%はすでにSushiSwapに配布されることが決まっており、残りは未定です。SushiSwapは、BitDAOと関わりが深く、IDO(新規DEX公開)もここで行われました。

BitDAO基金は助成や報酬等で使用されますが、BITトークンの保有数に応じてトークンホルダーに実質的に所有しているとみなされます。たとえば1%のトークンホルダーは30%のうち1%、つまり全体の0.3%のトークンについて、自分が保有しているトークンに加えて実質的な所有権を持つことになります。ただし、基金の使い道はBitDAOの意思決定システムによって決められるため、トークンホルダーが自由に売却できるトークンとして受け取ることができるわけではありません。

分配率の中で大きな割合を占めているのはBybit向けの配布で、ロックとフレキシブルを合わせると全体の60%です。これらの用途はBybitが自由に決められます。たとえばBitDAOをサポートする研究機関の設立や、Bybitの事業発展への投資、あるいはBybitやBitDAOと提携している研究機関の従業員やステークホルダーへの見返りとして配布することが考えられます。

BitDAOに参加する方法

BitDAOに参加する方法はいくつかあります。しかし中には事業体の規模でないと難しい方法もあることも事実です。ここでは一般投資家がBitDAOに参加する方法を2つ解説します。

BITトークンを保有する

BITトークンはBitDAOにおけるガバナンストークンです。BITトークンを保有すると、BitDAOの活動へ参加する権利が得られます。

point ガバナンストークンとは?

ガバナンストークンとは、DeFiサービスにおいて、組織の運営方針を投票で決議するために使われるトークンです。DeFiにおいては中央管理者がいないため、組織の方針は参加者の合意により決められます。ガバナンストークンの保有量により、投票力が左右されます。

BITトークンの現在の主な入手方法は、取引所での売買です。8月にはDEX(分散型取引所)であるSushiSwapのIDOプラットフォーム「MISO」にてダッチオークション形式のIDOが行われましたが、8月30日に終了しています。

MISOのBITトークンオークション

IDOは2億枚分で、イーサリアム(ETH)建てとSushi建てでBITトークンが発行されました。さらに、早期購入者にはエアドロップでの報酬が配布され、オークション直後から通常より有利なファーミング報酬がもらえるOnsenプログラムも開始されました。今後も不定期でこうしたイベントが開催されるかもしれないので、BitDAOからの発表には注目しておくと良いでしょう。

現在はGate.ioなどをはじめとする有名取引所で続々と上場しています。今後も上場を開始する取引所が増えてくるかもしれません。そうなるとBITトークンの価格上昇も見込めることでしょう。

コミュニティのメンバーになる

BITトークンを持っていなくても、間接的にBitDAOに参加する方法があります。フォーラムやソーシャルメディアに参加して情報をシェアすることです。もし良いアイデアを発信できた場合は、トークンホルダーの目に留まり、BitDAOの活動に影響を与えられるかもしれません。

point BitDAOに参加する方法

本項で解説した他にBitDAOに参加する方法としては、「コントリビューター」と「パートナー」があります。コントリビューターはBitDAOのプロトコルの開発や、トークンスワップに協力する個人やチームを指します。BitDAOから助成金を受け取ることも可能です。パートナーはBitDAOとの提携を希望するDeFiやCeFiプロジェクトを指します。

BitDAOに参加するメリット

BitDAOに参加するとどんなメリットがあるのでしょうか。主に投資したプロジェクトが成功した際、恩恵に預かれることと、出資先を決める投票に参加できることが挙げられます。ここではそれぞれ詳しく解説します。

投資したプロジェクトが成功したらリターンが得られる

BitDAOが投資したプロジェクトが成功すれば、BitDAOの評価が上がり、保有する資産の価値も上がることが期待されます。これにはBITトークンの価格の上昇も含みます。

またBitDAOの信頼性が上がれば、出資金も多く集まり、その分大きな投資をすることが可能です。さらにBITトークンの上場に踏み切る取引所も増えてくることでしょう。この好循環によって、BitDAO自体だけでなく、参加メンバーの資産価値向上も実現できるというわけです。

出資先を決める投票に参加できる

BitDAOの保有資産の使い道は、BITトークンホルダーによる投票で決められます。BITトークンホルダーになることは、一般投資家にとってBitDAOに直接的に関与できる一番有効な方法と考えられます。組織の活動に対し、自分の意見を直接表現できる点は、既存の組織にはないDAO(自立分散型組織)のメリットと言えるでしょう。

DAOの投票の様子

ただしBITトークンを持っているだけでは投票権は付与されません。投票権を得るためには、トークン保有者のウォレットのアドレスにデリゲートを行う必要があります。投票権を得るための登録のようなものです。

デリゲートを行う方法はBitDAOのサイト内でウォレットに権限を付与する方法と、イーサスキャンやグノーシス・セイフ(Gnosis Safe)でウォレットを認証する方法があります。

なおBybitは自社が保有する投票権を、BitDAOの一部のパートナーやコミュニティのリーダーに付与する予定とのことです。誰に付与されるかはBitDAOの会合にて話し合われる予定とのことなので、今後の情報を待ちましょう。

BitDAOの直近の動向

BitDAOは2021年6月に設立されたばかりの新しい組織で、現在はまだ業界で大ニュースとなるような動きはありません。しかしここ数ヶ月の間にもいくつかの活動を見せています。ここでは直近のBitDAOの動向を2つ紹介します。

Bybitをはじめ各方面から多額の資金調達を実施

BitDAO最大の支援母体とも言えるBybitは、BitDAOに対し継続的に一定割合の資金を提供することを約束しています。直近では、8月24日にBybitから4,900万ドル相当の資金の提供を受けたことが発表されています。

また先述のMISOオークションにて、ETH建てのトークンの販売分約3億2,000万ドル相当の資金を得ることに成功しました。この金額はSUSHI建て分を含めていないため、オークションが全て完売した暁にはさらなる金額を調達していることになります。

Bybitからの資金援助やIDOの成功により、BitDAOの投資力が向上し、新興プロジェクトに対してより手厚い支援ができることが期待されます。本項の詳細は以下の記事をご覧ください。

BITトークンのファーミングプログラムを開始

BitDAOは当初よりSushiSwapと提携しています。8月31日、BitDAOはSushiSwapが提供する流動性提供プログラム「Onsen(温泉)」を通じてBITトークンのイールドファーミングを開始すると発表しました。

図解(onsen-farming)
point イールドファーミングとは?

仮想通貨のステーキングやレンディングを通して報酬を得る行為のことです。DEXには、流動性プールと呼ばれるシステムに自身が保有する仮想通貨をペアで預け入れると、その見返りとして追加で通貨をもらえる仕組みを取っているところがあります。流動性プールに預け入れた資金は、DEXの利用者が仮想通貨の取引を行うために使用されます。

Onsenでは、イーサリアム(ETH)とBITトークンをペアで預け入れると、SushiSwapのトークンであるSushiトークンとBITトークンを受け取ることができます。

プログラムの詳細や参加方法は下記の記事で確認できます。

まとめ

BitDAOはBybitから出資を受けていることもあり、新興のDAOの中では信頼性は高いと言えるでしょう。Bybitの他にも、PayPalの創業者ピーター・ティールやドラゴンフライなども出資していることで話題になりました。

BitDAOは有望なDeFiプロジェクトを支援することを目的に集まった、出資者たちによる自立分散型組織です。BitDAOへの主な参加方法はBITトークンを保有することですが、情報をシェアすることでも間接的に支援できます。

BitDAOが投資したプロジェクトが成功すれば、BitDAOもその恩恵に預かることができます。そしてBitDAOの保有資産の価値も上昇し、さらなる投資に回せるという好循環が生まれるのです。

活動を開始してまだ日が浅いものの、直近数ヶ月ですでにいくつかの動きを見せています。今後もよりスケールの大きな活動をすることも期待できるため、BitDAOの動向には注目しておきたいですね。


Date

作成日

2021.09.10

Update

最終更新

2022.12.19

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