作成日
:2023.10.04
2023.11.04 01:17
HEXA(ヘキサ)は、メディアエクイティ株式会社が運営する国内NFTマーケットプレイスです。日本円でNFTを売買でき、かつガス代もかからないなど、NFT初心者でも使いやすい設計になっています。
また、最近では日本の個人クリエイターを中心に、HEXAでNFTコレクションをリリースすることも増えてきました。当記事では「HEXAでNFTを販売したけど、思うように売れない」というクリエイターの方に向けて、HEXAでNFTを売るための具体的な方法を解説します。
HEXA(ヘキサ)は、ユーザー間で自由にNFTの売買ができるマーケットプレイスです。
画像引用:HEXA
OpenSeaやMagic Edenなど、有名なNFTマーケットプレイスの多くは海外発です。一方、HEXAは日本企業が運営しているマーケットプレイスとなっています。
HEXAのNFTマーケットプレイスとしての特徴は、主に以下のようなものがあります。
メタバースとは、インターネット上に構築された三次元の仮想空間を指します。仮想通貨市場では主にブロックチェーンゲームとして開発が進められており、メタバース関連銘柄と呼ばれる仮想通貨も数多く発行されています。
特に、仮想通貨やウォレットを使わずに日本円決済のみでNFTの取扱いができることから、初心者にも使いやすいマーケットプレイスとして注目されています。
また、最近のNFTの盛り上がりを受け、イラストレーターやボクセルクリエイターなどの個人クリエイターが、NFT作品を作って売り出す場としてHEXAが利用されることも増えています。
NFTを制作・販売しているクリエイターの方に向けて、一般論としてNFT作品が売れないときにすべきことを解説します。
HEXA(ヘキサ)のプラットフォーム上で、NFTを売るための方法については後に解説しています。
まとまった数のNFTを作成し、一連のコレクションとして販売する場合は、作品のコンセプトを明確にしましょう。作品のコンセプトがはっきりしており、日本のNFT黎明期から人気を集めた代表的なクリエイターが「おにぎりまん」氏です。
画像引用:OpenSea
おにぎりまん氏の作品は、わかりやすいコンセプトとして「かわいい女の子」というものがあり、画風もおにぎりまん氏独特のものとなっています。どの作品をとっても、ひと目でおにぎりまん氏の作品であることがわかるはずです。
このように作品のコンセプトを明確にしなければ、仮にデザインとして優れた作品であっても売れにくくなってしまう可能性があります。
NFTのユーティリティとは、NFT作品を保有することで受けられるメリットや特典のことです。ユーティリティがないNFTの場合、作品のデザイン性を主な強みとして売り込んでいく必要があり、売るハードルが非常に高くなります。
一方、NFTを保有することで何らかのメリットが享受できれば、ユーザーはそのユーティリティを目当てに作品を買ってくれることがあります。
具体的には、NFT保有者だけが参加できるオンラインコミュニティの参加権や、NFTと同じイラストが描かれたリアルグッズの優先購入権の付与などが挙げられます。
特にNFTクリエイターとしての実績が浅いうちは、できるだけ低価格で作品を販売することも重要です。
個人クリエイターの方にとって、NFTは一般的なグッズと同じようなものだと考えるのがよいかもしれません。つまり「NFT=自分のファンが気軽に買えるグッズ」と捉えるならば、高額で販売するのは必ずしも得策とはいえません。
目安としては、誰でも手に取りやすい1,000円程度の価格で販売するのがよいでしょう。
NFTクリエイターは、Twitter(ツイッター)を使って自分自身をアピールすることも必要です。
プロフィール欄やツイートで、自分が作品づくりに込めている想いなどを発信しましょう。また、Twitterのプロフィール欄には外部リンクを貼れる箇所があるので、これを活用するのがおすすめです。
自分のNFT販売ページを外部リンク欄に貼っておくことで、Twitterのプロフィールを見たユーザーが直接販売ページに訪れてくれる可能性が高くなります。
自分のNFTを売り込む手段として、TwitterのNFT宣伝枠を活用することもできます。Twitterでは、「#NFT宣伝枠」というハッシュタグをつけたツイートをしているユーザーがいます。
9/26(火曜) 今日も1日HEROの心で
— X2E-DAO / X2E-HEROES (@x2edao) September 26, 2023
#NFT宣伝枠 & #NFT紹介枠
リプ欄で何でも宣伝OK
-2次創作の告知
-クリエイター同士の出会いの場に
-毎日リプ/RTで認知UP!
RT/引用RTして相乗効果で露出UP!
ヒーローになって、web3の世界を盛り上げましょうpic.twitter.com/xEGzVZ7fvA
上記のツイートは「返信欄を使って自分のNFT作品を自由に宣伝してください」という趣旨で投稿されたものです。
仮にTwitterで発信力のある人がNFT宣伝枠のツイートをしている場合、そのツイートは多くの人の目に触れる可能性があります。そこで自分の作品を宣伝すれば、興味を持って作品を購入してくれるユーザーが現れるかもしれません。
また、中には「NFTを買います!」というツイートを投稿する人もいます。そのような人は、自分が興味関心を持てるNFTを買うために、あらかじめ予算を準備した上でツイートをしています。
こういったツイートを見かけたら、返信欄などを使ってぜひ自分の作品を積極的に売り込んでみましょう。
HEXA(ヘキサ)でNFTを売るために、HEXAの独自要素を踏まえた上ですべきことを解説します。
HEXAでNFTを販売する場合、購入時の支払い手段を「日本円」と「仮想通貨(暗号資産)」の2つから選ぶことができます。
これは販売者側が事前に設定するものです。このとき、よほどの理由がなければ日本円で販売するようにしましょう。
HEXA利用者の中には、クリエイターのことは応援しているが、仮想通貨やNFTはあまり詳しくないという人も少なからずいます。そのようなユーザーでも手軽に作品を購入できるように、日本円で販売するほうが売れる可能性が高くなると考えられます。
Twitter(ツイッター)上には、HEXAとの関わりが深いアカウントが多数あります。具体的には、以下のようなアカウントが該当します。
特に、HEXA公式やHEXAアンバサダーのアカウントの目に止まることは重要です。
HEXAアンバサダーとは、HEXA公式から選定された、HEXAを盛り上げるための活動を自発的に行っているユーザーです。HEXAを盛り上げていく立場にあるアカウントと関わりを持ち、クリエイターとして認知してもらうことで、自身の作品を紹介してもらえる可能性があります。
HEXAには、HEXA LAND NFTという独自の仕組みがあり、これを利用することでNFTの販売促進につなげられる可能性があります。
HEXA LAND NFTとは、Polygonチェーン上で発行されたNFTです。このNFTを保有しているユーザーは、HEXAのプラットフォーム内で自分の広告を出すことができます。
以下の画像のように、HEXA公式サイトの上部と下部の目立つ場所に、広告が表示されます。自身のNFT作品の広告を出すことで、ユーザーの目に止まりやすくなるでしょう。
画像引用:HEXA
広告を出すにはHEXA LAND NFTの購入費用がかかりますが、資金に余裕がある場合は検討してもよいかもしれません。
HEXAでNFTを発行する場合、ブロックチェーンはEthereum(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン)の2つから選択できます。しかし、この発行するブロックチェーンによって、NFTの最低販売価格が異なります。
Polygonの場合、最低販売価格は1,000円に設定されています。NFTの買いやすさの観点から、よほど理由がない限りPolygonで発行するのがおすすめです。
当記事執筆現在(2023年9月27日)、HEXAで発行されているEthereumの作品数は1,720点、Polygonの作品数は126,559点となっており、圧倒的な差があります。前述の「低価格で販売する」という条件を満たすためにも、NFTの発行はPolygonで行うようにしましょう。
すでに売れている人のNFT作品を買ってみることも、自身のNFT販売に役立つかもしれません。実際に誰かの作品を買ってみることで、買い手の考えや行動をより深く理解できる可能性があります。
「なぜ自分はこのNFT作品を買いたいと思い、そしてお金を出すところまで踏み切ったのか」という部分にこそ、NFTを売るためのヒントがあります。
また、そのNFTを購入する際に、販売者側が自分に対してどのようなリアクションをしてくれたのか、といったことも振り返って分析してみましょう。
NFT販売は、作品を買ってくれるファンとのコミュニケーションが非常に重要です。人気のクリエイターは、SNSなどをうまく活用してファンとコミュニケーションを取ります。
作品の作り方だけでなく、ファンとの関係性の作り方なども参考にするとよいでしょう。
HEXAには、NFT保有者だけが閲覧・利用可能な「保有者限定袋とじコンテンツ」という機能があります。この機能を利用して、保有者限定特典の提供にもチャレンジしてみるとよいでしょう。
HEXAで作品を販売している「さくらっち」氏は、イラストなどのNFTを販売し、それと同時に袋とじコンテンツとしてメタバースで使える3Dアバターを提供しています。
画像引用:HEXA
この3Dアバターは、clusterなどのメタバースプラットフォームで利用できます。中には、自分だけの3Dアバターを入手するために、さくらっち氏のNFTを購入している人もいると考えられます。
このように、保有者限定特典で独自性を出すことも、HEXAでNFTを売るためには大切な要素だといえるでしょう。
OpenSeaのような世界的プラットフォームで、グローバルユーザーを相手にNFTを販売するのは骨が折れます。一方、HEXA(ヘキサ)は個人クリエイターが普段の創作活動や、販売活動の延長のような感覚で使えるNFTマーケットプレイスです。
クリエイターの方は、HEXA特有のシステムをうまく利用し、NFT作品の販売にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
作成日
:2023.10.04
最終更新
:2023.11.04
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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