作成日
:2023.08.23
2023.08.31 09:15
Kamiyo(神代)は、エンタメコンテンツ制作チームの古事記projectが運営するNFTコレクションです。2022年10月にリリースされて以降、日本発のNFTコレクションとして知名度を獲得しながらファンを増やしています。
当記事では、Kamiyoの特徴や買い方に加えて、運営チームの古事記projectについて解説します。
Kamiyoとは、2022年10月にリリースされた、古事記projectによって運営されているNFTコレクションです。
画像引用:古事記projectくりぷと!公式サイト
古事記や日本神話に登場する神様の中から、アマテラス・ツクヨミ・スサノオの三貴神(さんきしん)を題材にデザインされています。この三貴神がコスプレした姿となり、現代に現れるという設定になっています。
2022年10月29日にリリースされ、13,888柱(柱は神様を数える単位)の作品が0.001ETHの価格で即日完売しました。なお、Kamiyoは、以下の3人のファウンダーが中心になって開始されたことでも知られています。
Kamiyoに限らず、多くのNFTコレクションの1次販売では、アローリスト(NFTの優先購入権)がユーザーに事前配布されることがあります。配布方法は、Twitter(ツイッター)などで応募者を集め、その中からランダムに当選者を選んで配布するやり方が一般的です。
アローリストは、NFT市場における優先購入権を意味する言葉です。ホワイトリストとも呼ばれています。
しかし、2022年の中頃以降、独自の方法でアローリストを配布するプロジェクトが多数誕生しました。Kamiyoに関しても、以下のようなユニークな方法でアローリストの配布を行っています。
種類 | 詳細 |
---|---|
神社 to ミント | 神社に足を運び、撮影した写真をTwitterに投稿 |
MV to ミント | 指定のMV(ミュージックビデオ)を視聴し、Twitterに感想を投稿 |
盛り上げて to ミント | ブログやYouTubeなどで発信し、古事記projectを盛り上げる |
村上 to ミント | イベント会場で代表の村上氏の写真を撮ってTwitterに投稿 |
ミントとはNFTを新しく発行することを指し、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを通じて行われます。NFTゲームなどでは、新しいNFTをミントするために別のNFTやゲーム内アイテムが必要になることがあります。
ミントは、NFTを新しく発行することを指す言葉です。ここでは「アローリストを獲得してNFTを入手する」という意味で使われています。
インフルエンサーのイケハヤ氏が運営する仮想通貨(暗号資産)投資家コミュニティ「イケハヤ仮想通貨ラボ(ICL)」では、人気漫画ワンピースになぞらえて「七武海」という有望なNFTコレクション群が定義されています。
七武海に入っているNFTは、いずれも2022年に大きく成長したコレクションです。Kamiyoに関しても、以下の銘柄とともに七武海に名を連ねています。
以下のチャートは、リリースから当記事執筆現在(2023年8月22日)までの、Kamiyoのフロア価格推移です。
画像引用:OpenSea
2023年1月頃には、国内NFTプロジェクトの価格上昇の流れに乗り、リリースから160倍となる0.16ETHを記録しています。
しかし、その後はNFT市場の冷え込みにより、徐々に価格を下落させました。当記事執筆時点では、約0.01ETHあたりを推移しています。
NFTコレクションを投資対象として考えた場合、長期的・安定的な運営がなされるのかという点は注目すべき要素です。
ここからは、Kamiyoの投資的側面における魅力や特徴を解説します。
Kamiyoの最大の特徴は、すでに長期間の活動実績があるエンタメ制作チームが運営している点です。
国内NFTコレクションの多くは、2021年頃に起こったNFTブーム時に立ち上がったプロジェクトです。しかし、それらの中には事業継続が不可能になり、運営を中断したものも少なくありません。
一方、Kamiyoを運営する古事記projectは、2017年からNFTとは関係ない形でエンタメ制作に取り組んでいます。つまり、NFTを取り巻く市況が悪くなったところで、古事記projectが事業を中断する理由はありません。
NFT市場が冷え込みを見せる中、古事記projectは舞台制作などの事業にも力を入れています。NFT一本で勝負している他のプロジェクトに比べると、事業の継続性という観点において信頼性があります。
古事記projectは、音声配信プラットフォームのVoicyや、Twitter(ツイッター)のスペースでほぼ毎日情報を発信しています。
画像引用:Voicy
NFTコレクションの運営者がユーザーと良質な関係を築き、ファンを獲得するには音声メディアでのアプローチが有効だという声もあります。古事記projectは、Voicyなどで日々情報を配信することで、ファンと良い関係を築いています。
こういった取り組みは、Kamiyoの長期的な成長に貢献していると考えられます。
多くのプロジェクトは、NFTを保有することで得られるユーティリティ(機能)について様々な工夫を凝らしています。
Kamiyoにも、独自のホルダー特典が多数あります。ここでは代表的なものを紹介します。
NFTの中には、保有者だけに与えられるユーティリティ(機能)があるケースがあります。ユーティリティの内容はプロジェクトによって異なりますが、クローズドなDiscordのチャットに参加できたり、NFT保有者限定のイベントに参加できたりします。
Kamiyoを1柱以上保有すると、以下のホルダーの特典を得られます。
画像引用:Twitter
画像引用:Twitter
内容をまとめると、以下のようになります。
注目すべきは、古事記project制作のボイスドラマが無料で聴けるなど、Kamiyo以外のエンタメコンテンツを楽しめる点です。このような特典は他のNFTコレクションでは用意するのが難しく、まさにエンタメ制作チームならではの特典といえるでしょう。
上記に加え、Kamiyoを30柱以上保有しているホルダー(VIP)には追加の特典があります。
画像引用:Twitter
特典の内容をまとめると以下のようになります。
また、上記に記載はありませんが、DiscordのVIP専用チャンネルでは、税理士の方にweb3関係の税務相談ができるという特典も用意されています。
Kamiyoは、古事記projectによって運営されているNFTコレクションです。古事記projectがどのようなチームなのかを知ることで、Kamiyoに関する理解も深まるはずです。
古事記projectは、2017年にサークルとして始まった団体です。主に古事記や日本神話を元に、音楽やボイスドラマ、マンガ、舞台などのコンテンツを作っています。
2019年に法人化しており、DAO(自律分散型組織)の原型のようなチームだと、古事記projectの公式サイトに記載されています。
DAOは、Decentralized Autonomous Organizationの略で、日本語で「自律分散型組織」と訳されます。つまり、中央管理者が存在しなくとも、参加者の活動によって機能する組織を指します。中央集権型の組織と比較して民主的で透明性が高いと見なされており、ブロックチェーンの普及で広く採用されています。
2023年10月には「演劇版斬舞踊」という舞台の公演を予定しているなど、精力的な活動をしています。当記事執筆現在(2023年8月22日)、舞台のためのクラウドファンディングも実施しており、募集開始から3日間で200万円以上の資金を集めています。
画像引用:KAMO FUNDING
古事記projectでは、Kamiyo以外のNFTコレクションも手掛けています。
KOJIPRO-GODzは、古事記projectの作品に登場する神様や人間がデザインされた1点物のNFTです。各作品ごとに書き下ろされたキャラクターデザインの数しか存在しないため、Kamiyoよりも高い価格帯で取引されています。
画像引用:OpenSea
検見川神社お守りNFTは、千葉県の検見川神社と共同でリリースされたNFTです。
画像引用:Twitter
通常、お守りは授かってから1年でご利益がなくなるため、神社に返納してお焚き上げしてもらう必要があります。お守りNFTに関しても、バーン(焼却処理)の仕組みを利用し、授かってから1年で自動的にお焚き上げ(バーン)されるようになっています。
バーンとは、仮想通貨を永久に使えなくする行為を指します。仮想通貨を特定のウォレットに送ることで、実行できます。そのウォレットの秘密鍵は、開発者を含めて誰も知りません。すなわち、送金したら最後、その中の仮想通貨は二度と使えなくなるため、あたかも紙幣が焼却(バーン)されたのと同様になります。
なお、お焚き上げ(バーン)されたお守りは、新しいNFTに変化するようになっています。
KamiyoをOpenSeaで購入する方法を解説します。
なお、Kamiyoはイーサリアムブロックチェーン上で発行されたNFTです。そのため、事前にKamiyoの購入に必要なETHをメタマスクに用意しておいてください。
以下のリンクをクリックし、OpenSeaのKamiyoの販売ページにアクセスします。
画面右上にある「Connect wallet」をクリックします。利用するウォレットを選択し、OpenSeaと接続してください。
画像引用:OpenSea
ウォレットを接続できたら、購入したいNFTを選んでクリックします。
画像引用:OpenSea
提示されている金額で購入する場合、「今すぐ購入」をクリックします。
より安価な金額で購入したい場合は、「オファーを提示」をクリックして希望購入価格を入力します。ただし、この購入方法は売り手が合意した場合のみ購入することが可能です。
画像引用:OpenSea
Kamiyoは、エンタメチームの古事記projectが運営しています。NFT保有者は、古事記projectが制作する作品を無料視聴できるなど、他のNFTコレクションにはない特典が得られます。
また、NFT以外にも様々なコンテンツを作成しているので、プロジェクトの長期的な運営が期待できる特徴も挙げられるでしょう。ユーティリティが豊富なので、特典を楽しみながらKamiyoを保有してみてはいかがでしょうか。
作成日
:2023.08.23
最終更新
:2023.08.31
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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