作成日
:2023.07.20
2023.07.20 16:59
NFT Giveaway(ギブアウェイ)とは、SNSなどを用いてNFTを無料配布する企画のことです。NFTを作っているクリエイターやNFTプロジェクトの運営チーム、あるいは個人のNFT収集家が、各々の目的のためにGiveawayを行っています。
当記事では、これからNFT Giveawayを企画・実施したい方に向けて、具体的なやり方やNFTの送り方、注意点などを解説します。
NFT Giveaway(ギブアウェイ)とは、無料でNFTを配布するイベントや企画のことです。NFTクリエイターやNFTコレクションの運営チーム、個人のNFT収集家など、誰でもGiveawayを行うことができます。
例えば、NFTクリエイターやコレクションの運営チームの場合、Giveawayを行うことでプロジェクトの認知度向上が期待できます。Giveawayを通して自分達のNFTに興味を持ってもらい、新しい作品を購入してもらえる、きっかけになるかもしれません。
また、個人のNFT収集家の方であれば、Giveawayを実施してフォロワーを獲得し、自分の影響力を高めることができるでしょう。
このように、NFT Giveawayには様々なメリットがあるため、多くのクリエイターなどがマーケティング施策の一環として実施しています。
NFT Giveaway(ギブアウェイ)のやり方について、具体的な手順を解説します。
GiveawayしたいNFTを作成、または購入します。NFTプロジェクトを運営している方は、事前にGiveawayで配布するNFTをミント(作成)しておきます。
ミントとはNFTを新しく発行することを指し、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを通じて行われます。NFTゲームなどでは、新しいNFTをミントするために別のNFTやゲーム内アイテムが必要になることがあります。
プロジェクト運営者ではない個人の方は、保有しているNFTの中からGiveawayする作品を選ぶか、OpenSeaなどで新たに購入しておきましょう。
配布するNFTを準備できたら、以下のようなGiveaway企画のツイートを、Twitter(ツイッター)で投稿します。
画像引用:Twitter
一般的にGiveaway企画のツイートには、以下のような情報を記載します。
また、以下のような項目が参加(応募)条件としてよく使われています。
参加者がこれらの条件を満たすことで、Giveaway企画のツイートは広く拡散していきます。ツイートが拡散されるほど、自身のNFTプロジェクトをより多くの人に知ってもらえる可能性があるでしょう。また、個人の方であればフォロワーを増やして影響力を高められます。
さらに、よりツイートを拡散するために独自のハッシュタグを作り、Giveaway参加者に使ってもらうのも有効な手法です。Giveawayするコレクション名などに関連したハッシュタグを作り、応募条件に加えておくとよいでしょう。
Giveawayの当選者にNFTを送るとき、当選者のウォレットアドレスが必要になります。しかし、応募条件として「ウォレットアドレスの記載」を参加者に求めてはいけません。Giveaway企画のツイートの返信欄など、誰でも見える場所にウォレットアドレスを記載すると詐欺に利用される可能性があるためです。
Giveaway企画に応募があったら、当選者を選びます。当選者の選び方は自由ですので、ランダムで選んでも問題ありません。
しかし、NFT転売による利益獲得だけを目的に、Giveawayに参加する人も多いです。企画を意味あるものにしたいのであれば、実施者は自分なりの基準を設けて当選者を選んだ方が、より効果的なGiveawayになるでしょう。
プロジェクト運営している方であれば、GiveawayしたNFTをできるだけ長く保有してくれそうな人を選ぶのがよいでしょう。具体的には、むやみにGiveawayに応募している人は避けたり、自身のプロジェクトについてポジティブな発信をしている人を選ぶ、といった選び方があります。また、個人でGiveawayをしている場合、自分の日々の発信内容を届けたいと思う人を選ぶのもおすすめです。
当選者が決まったら、結果発表をします。結果発表は必須ではありませんが、企画の信頼性を高めるためにも、発表するのがおすすめです。
NFT Giveaway企画の中には、フォロワーの増加などを目的に「実施しているように見せかけて、実はウソの企画だった」といったケースがよくあるとされています。以下のツイートのように、メンションを飛ばす形でツイートをし、当選者本人に結果を伝えるようにしましょう。
画像引用:Twitter
結果発表したら当選者にDMを送り、NFTを送付するウォレットアドレスをヒアリングします。特にウォレットアドレスを確認する際は、Giveaway企画ツイートの返信欄を使ってやりとりをするのは避けましょう。
ツイートの返信欄でウォレットアドレスをヒアリングすると、当選者のアドレスが広く一般公開されてしまいます。悪意を持ったユーザーが、当選者のウォレットアドレスにスパムNFTを送り付け、その結果、当選者の方が被害にあう可能性があります。ウォレットアドレスを確認する際は、DMなどクローズドな場所でヒアリングしましょう。
NFT Giveaway(ギブアウェイ)の当選者が決まったら、NFTを当選者のウォレットに送付します。ここでは、OpenSeaを使ったNFTの送り方を解説します。
以下のリンクをクリックし、OpenSeaのトップページにアクセスします。
画面右上の「Connect wallet」をクリックし、接続するウォレットを選択します。画面に沿って、OpenSeaと接続します。
画像引用:OpenSea
ウォレットを接続できたら、画面右上のアイコンにカーソルをあわせ、「プロフィール」をクリックします。
画像引用:OpenSea
プロフィール画面が開いたら、送付するNFTをクリックします。
画像引用:OpenSea
送付するNFTのページに移動したら、画面右上にある「三角形のアイコン」をクリックします。
画像引用:OpenSea
当選者からヒアリングしたウォレットアドレスを入力し、「Transfer」をクリックします。
画像引用:OpenSea
仮想通貨やNFTの送信時にウォレットアドレスを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。
NFTの送付に必要なガス代が表示されるので、問題がなければ「確認」をクリックします。クリックすれば、当選者のウォレットにNFTが送付されます。
画像引用:OpenSea
NFT Giveaway(ギブアウェイ)を実施する際には、注意すべき点がいくつかあります。
NFT Giveawayだけに限りませんが、他のユーザーのウォレットアドレスをオープンな場所で公開するのは避けましょう。
例えば、ウォレットアドレスのヒアリングを行う際はツイートの返信欄を使わず、DMで直接やりとりをするなどの工夫が必要です。ウォレットアドレスが一般公開されることで、応募者のウォレットにスパムNFTが送りつけられ、被害にあってしまう可能性があります。
また、Giveawayを実施する側が、むやみに応募者のウォレットアドレスを集める必要もありません。応募者全員にNFTの配布を行わないのであれば、当選者だけに連絡を取るようにしてください。
NFT Giveawayの実施後、必ずしも当選結果を発表する必要はありません。しかし、当選結果を公表しないと「本当はGiveawayしていないのではないか」と疑われ、信頼性を損ねる可能性があります。ユーザーからの信頼を得るためにも、当選結果の発表は行うのがおすすめです。
Giveawayに応募してくるアカウントの中には、無料でNFTを獲得し、転売することだけを目的しているケースも多いです。そのようなアカウントは生身の人間が運用しておらず、botで動いている場合もあります。
botとは、一定の作業を自動化するためのプログラムのことです。特定の条件下で売買を繰り返すようプログラムされたものは、自動売買botと呼びます。
このようなアカウントは、基本的に転売利益だけを狙っているため、プロジェクトの応援をするつもりはありません。もし、自分のプロジェクトを応援してくれる人にNFTを渡したい場合、botアカウントは当選させないようにしましょう。
アカウントの過去ツイートを確認すれば、botアカウントかどうか、ある程度判断できるはずです。
NFTを長期保有してくれそうな応募者を選んでも、最終的にNFTを持ち続けるか、売却するか決めるのは当選者です。
Giveaway実施側がコントロールできることではないため、配布したNFTが転売されるか保有され続けるかは、こだわりすぎない方が賢明だといえます。
当選者にNFTを送る際にかかるガス代は、Giveawayを実施する側が負担します。
ガス代とは、ブロックチェーン上でトークンを送付する際やスマートコントラクト実行時などに発生する手数料です。トランザクションの検証作業を行うマイナーやバリデータへの報酬としての側面も持ちます。
配布するNFTの作品数が多かったり、ガス代が高いタイミングでGiveawayをしたりする際は、想定以上にガス代がかさむことがあるので注意が必要です。
現時点でのガス代の高さを確認したい場合は、ブロックチェーンエクスプローラーを活用するのがおすすめです。
NFT Giveaway(ギブアウェイ)を行うのは決して難しくありません。基本的にはTwitter(ツイッター)で企画ツイートを投稿し、当選者を選んでNFTを送付するという流れになります。
Giveawayを行うことで、NFTプロジェクトの認知度向上が期待できたり、個人の影響力を高められる可能性があります。効果の期待できるマーケティング施策なので、当記事を参考にしてNFT Giveawayを実施してみてはいかがでしょうか。
作成日
:2023.07.20
最終更新
:2023.07.20
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー