作成日
:2023.10.03
2024.08.30 08:25
機関投資家は、巨額の資産を運営し、わずか1回のトレードでさえ金融市場を動かす影響力を持っています。その機関投資家が行う、月末リバランスがどのようなものなのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、機関投資家が月末リバランスを行う理由や、リバランスが市場に与える影響を分かりやすく解説します。そのほか、個人投資家が取れる対策もご紹介します。
記事を読むことで、機関投資家が行う月末リバランスに関する知識が深まり、個人投資家としてどのような対策を取るべきか判断できるようになるでしょう。
月末リバランスの概要や目的、FXとの関係性について解説していきます。
月末リバランスは、機関・個人問わず、投資家がポートフォリオ内の資産配分を調整するために行う、戦略的な取引活動のことです。一般的に、機関投資家は短期投資ではなく、長期投資で資産を運用することを前提としているのが特徴です。
加えて、機関投資家は個人投資家とは異なる性質を持ちます。機関投資家は巨額の資金を運用し、大半を株式や債券、不動産などの金融資産に投資します。
ポートフォリオ内の資産が一定の目標配分から外れてしまった場合、機関投資家は目標を達成できるように資金配分を調整します。調整のために月末に売買を行うことを、月末リバランスと呼びます。
代表的なリバランスの例として、相対的に上昇した資産を売却し、下落した資産を購入するといった取引が挙げられます。
上記の図のようにA株の株価が上昇し、B株の株価が下落した場合、機関投資家の保有資産は株価に連動して変化します。
株価が高くなったA株を売って利益を確保するのか、株価が安くなったB株を買い増すのかは機関投資家の判断にゆだねられます。このような保有資産比率の調整がリバランスです。
大口のプレーヤーである機関投資家が月末リバランスを行うと、市場に大きな影響を与えることもあります。そのため、個人投資家を含む市場参加者は機関投資家の動向に注目しているのです。
リバランスには目標配分の維持という側面もあります。
通常機関投資家は、ポートフォリオ内の資産に対し事前に目標配分を設定しますが、市場の変動により資産配分が変化することがあります。そのため、月末や四半期末に目標配分を維持する目的で、リバランスを行い資産を調整するのです。
さまざまな対策を打つことで、ポートフォリオの安定性が維持され、予期せぬ損失を最小限に抑えることができます。
ポートフォリオとは、資金を複数の金融商品に分散投資した組み合わせのことをいいます。「ポートフォリオを組む」という場合は、株式・債券・為替・商品といったさまざまな金融商品を運用方針に沿って組み合わせることを指します。
月末リバランスはコスト効率を最大限に高める非常に有益な手段でもあります。リバランスによるコスト効率の向上は、機関投資家にとってリスク管理だけでなく、長期的な資産の成長を支えることにもつながるのです。
加えて、月末や四半期末にまとめてリバランスを行うことで取引回数が減り、手数料や税金などのコストが抑えられるメリットもあります。取引のたびに支払う必要があるコストを最小限に抑えることは、特に長期投資を行う機関投資家にとって非常に重要です。
機関投資家が、月末や四半期末にリバランスを行う主な目的は、ポートフォリオ内の資産配分を調整し、リスク管理を行うためです。月末や四半期末は、過去のパフォーマンスに対する評価や、将来的なリスクを推し量るタイミングとして機関投資家に認識されています。
また、市場取引においてもピークタイムであり、この時期に大口の売買を行うことで、市場価格に影響を与えやすいという理由もあります。
そのため機関投資家は、月末や四半期末にポートフォリオ内の資産や銘柄を評価し、目標数値やリスクに対する逸脱を可能な限り減らすためにリバランスを行うのです。
FX市場と投資家の資産配分変更には、国際的な通貨市場における相互関係があります。
例えば、2008年に起こったリーマンショックでは、多くの投資家がリスクを避け資産の安全性を求めました。その際、安全資産として評価されていた「円」が大量に買われ、当時110円台だった円は一気に100円を割り込んだのです。
これはFX市場において、大規模な円買い圧力を生み出し、為替レートに大きな変動をもたらしました。
また、記憶に新しいブレグジットの発表時にも同様の現象が起こっており、FX市場に大きな影響を与えています。ブレグジットに関する不確実性が高まった際、投資家たちはリスク管理の一環としてポートフォリオをリバランスしました。
つまり、イギリスポンドを大量に売り、価値の高い通貨であるアメリカドルを買ったのです。この結果を受け、イギリスポンドは急落し、アメリカドルは上昇しました。
ブレグジットはイギリスポンド/アメリカドルにおいて、為替レートの急落が生じ、市場における通貨の相対価値が変化した分かりやすい例といえるでしょう。
これらの具体例からも分かるように、投資家による資産配分の変更は通貨市場に大きな影響を及ぼします。資産配分のリバランスに伴う通貨取引は、市場の供給と需要に変動をもたらし、通貨価格の急騰・急落を引き起こす要因となるのです。
機関投資家が月末リバランスを行う理由を解説します。代表的な機関投資家であるGPIFの解説について解説した後、月末リバランスと金利・国際情勢の関係性をご紹介します。
機関投資家についてより深く理解するために、身近な機関投資家の例として「GPIF」について解説します。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、日本における主要な機関投資家です。日本国内の公的年金制度である、厚生労働省管轄の年金積立金を運用する任務を担っています。運用資産の規模は200兆円近くに達し、世界株式市場において大きな影響力を持ちます。
画像引用:年金積立金管理運用独立行政法人
また、長期的な収益を目的とし、同時に運用コストを最小限に抑えるために、アクティブファンドではなくインデックスファンドを幅広く活用するのが特徴です。
インデックスファンドとは、インデックスと連動した値動きを目指して運用される投資信託です。近年では、さまざまなインデックスに連動した投資信託が販売されています。インデックス投資はコストが低く経済理論や研究に裏打ちされた有利な投資法であるということで、初心者の投資への入口となっています。
GPIFでは多種多様な分野に資産配分することが多く、株式・債券・不動産・インフラストラクチャーなど、さまざまな分野をカバーしています。ポートフォリオ全体のリスクを分散しリスクヘッジを行うことで、保有資産全体の安定性を確保することにつながるからです。
また、インデックスファンドはアクティブファンドと比較すると、管理費用が安くトラッキングエラーが少ない傾向があるため、低コストで収益を望めるという理由もあります。
2022年は、ロシアのウクライナ軍事侵攻やコロナショックなどで、国際情勢の影響を受け、グローバルな視点からみても世界経済が不安定でした。
国際情勢が不安定であれば、市場のボラティリティも広がりやすくなり、経済がファンダメンタルズに大きく左右される展開も少なくありません。
例えば、2022年10月の日経平均株価は25,000円台まで落ち込みました。2023年9月の33,000円台と比較すると約75%の価格水準であり、4分の3の価値だったということになります。
一方、アメリカのS&P500種指数は、止まらない金利上昇の影響を受け、2022年10月には3,600円台となり、2023年9月現在の4,400円台と比較すると約20%も値を下げています。
これらの事象は、市場が金利や国際情勢と密接な関わりがあることを示しており、市場を主戦場として資産運用する機関投資家も影響を受けます。
機関投資家の投資行動は、顧客に委託された売買動向を通じて行われるケースが多いです。当時、日経平均株価やS&P500指数が下落する局面において、買い越しを決めた顧客が多かったことが、機関投資家の買い増しにつながったと考えられます。
機関投資家は、一定の配分比率を維持する必要があり、株式市場の下落により株式の割合が低下した際には、顧客の意向や調整のために株式を買い増すことが多くなります。
このように、インフレと関連する金利変動の影響や地政学的な緊張、国際的な貿易摩擦などの国際情勢の不確実性は、市場に強く影響します。これらの要因が市場に影響を及ぼすと、機関投資家はポートフォリオのリスクとリターンのバランスを保つためにリバランスを行う必要が生じるのです。
個人投資家も機関投資家の月末リバランスには、常にアンテナを張っておく必要があります。機関投資家の月末リバランスに関する口コミは、SNS上においてもアップされているため、参考にすると良いでしょう。
機関投資家のリバランスが市場に与える影響について、売り・買い圧力の増加とボラティリティの拡大という2つの視点から解説していきます。
2023年6月に、世界有数の機関投資家が株式市場と債券市場において、約21兆円もの莫大な資産をリバランスするというニュースが発表され、市場参加者を驚かせました。
画像引用:Bloomberg
通常、機関投資家は株式と債券の配分を厳格に管理しており、目標に対する配分のズレが一定の限度を超えるとリバランスを行います。
当時の市況では株式市場が堅調で、債券市場は比較的軟調であったため、多くの機関投資家は株式の割合を減らす必要があると判断したのです。株式市場から債券市場へのリバランスを実行するのではないかという情報が出回り、大きなニュースとなりました。
株式から債券へのリバランスが、市場に与える影響は非常に重要かつ多大です。機関投資家が大量の株式を売却するため、市場には売り圧力がかかり、株式市場のインデックスに対して下落圧力がかかることになります。
インデックスとは、市場の動きを表す「指数」のことで、一定のルールの基に株式や債券、コモディティといった資産における複数の銘柄で作ったポートフォリオの価値を示します。
一方で、債券市場においては、機関投資家が大量の債券を購入するため買い圧力が生まれます。機関投資家がリバランスを行うことにより、株式市場と債券市場で対照的な動きが生じ、市場全体に影響を与えるのです。
特にGPIFに代表される大手年金基金や、政府系ファンドのような機関投資家のポートフォリオの規模は巨大であるため、リバランスが市場に多大な影響を与えます。機関投資家の売買活動は、市場のトレンドに売り・買い圧力として多大な影響を及ぼし、個人投資家や他の投資家にも影響を与えることになります。
機関投資家によるリバランスが市場のボラティリティに影響を与えることもあります。
画像引用:Bloomberg
2023年6月にBloombergは、世界の機関投資家が、最大1,500億ドル(約21兆円)の株式を放出した場合、世界の株価は3%~5%の下落が見込まれるという内容の記事を公開しました。
当時の市況を考察すると、世界の株式市場は過去数年にわたり強気相場を継続しており、多くの投資家が株式を中心に資産運用していました。
機関投資家も同様に、年金基金や政府ファンドも株式に60%債券に40%、あるいはそれに近い構成となるように株式重視のリバランスを行っていたと予想されます。
また、機関投資家は通常、決められた資産配分目標に追従するため、ポートフォリオ内の株式比率が目標を上回ると、債券など他の資産へとリバランスを行います。機関投資家クラスの売買では多額の金額が動くため、市場参加者全てを巻き込みます。
多額のリバランスの影響は一過性でなく、市場参加者の期待や慎重さにも影響を与えます。個人投資家は大手機関投資家の動向を予測し、自身のポジション調整を行うためです。結果として、市場におけるボラティリティは通常では考えられないほど拡大します。
個人投資家が取れる主なリバランスへの対策をご紹介します。
機関投資家のリバランスによる多大な影響への対策として、個人投資家がFRB(アメリカ連邦準備制度理事会)や日本銀行の金利情報に、アンテナを立てておくことは非常に重要です。
大手機関投資家のポートフォリオ調整が市場に及ぼす影響を察知し、適切な投資判断ができるからです。前章でも述べていますが、FRBや日銀などに代表される中央銀行が金利政策を変更する際、市場は大きく揺れ動きます。
中央銀行とは、国家や地域の金融機関に対する監督行政と、物価や雇用など定められた指標の安定を目的として金融政策の立案・実行を行う機関です。紙幣として流通する銀行券の発行や、金融システムを守るための特別融資(特融)なども行います。
例えば、中央銀行が金利を引き上げる場合、債券の利回りが上昇し、それに連動して債券価格は下落するのが一般的な流れです。
これは個人投資家にとって、債券市場におけるリスクが上昇していることを意味します。また、株式市場においても、中央銀行の金利政策は影響を及ぼします。金利上昇により企業の融資コストが上がり、収益への圧力が生じる可能性があるためです。
収益への圧力は株式市場にとってネガティブな要因となり、株価の下落につながるでしょう。したがって、個人投資家は中央銀行の金利政策に対して、常にアンテナを立てながら発表や声明に注目することが重要です。
さらに、大手機関投資家のポートフォリオ調整が、市場に与える影響を理解するために、市場エクスポージャーの変化も注視しておきましょう。
大手機関投資家の動向に合わせて、自身のポジションや戦略を調整する際に大いに役立ちます。金利情報と市場エクスポージャーの変化を組み合わせて分析することで、市場のトレンドやボラティリティの予測がより正確に行えるようになるでしょう。
雇用統計は労働市場の健全性を示す指標として、PPIは生産者の価格変動を示す指標として、市場に与える影響力が大きい指標として有名です。これらの経済指標に敏感に反応することで、個人投資家は市場における将来の方向性を予測しやすくなります。
経済指標とは、世界各国の公的機関や中央銀行、シンクタンクや大学といったさまざまな機関・団体が算出・発表するもので、経済動向(金利や物価、景気など)を数値で把握することができます。経済指標がFXや株式などの金融市場に大きな影響を与えることはよくあります。
例えば、雇用統計が改善傾向にあれば、経済は成長している可能性が高く、これは株式市場にとってプラスの要因となります。一方で、PPIが上昇すれば、インフレ圧力が高まっていることを示唆し、資産の保全策を検討する必要があるでしょう。
経済指標をチェックして市場の方向性を把握することで、適切な投資戦略を立てられるようになるでしょう。
経済指標に敏感になることにより、自身の行動をリスク管理と投資プランに反映することができます。
例えば、雇用統計が市場予想に反し不振であれば、景気後退の兆候とみなされ株式市場へのリスクが高まるのが一般的です。個人投資家は、経済指標の情報をもとに、ポートフォリオのリバランスやリスク軽減策を検討することが可能になります。
一方、PPIの上昇はインフレ圧力を示すため、個人投資家は資産の保全策としてインフレに強い資産への投資を検討できるというメリットにつながります。また、長期的な投資戦略のサポートとしても、これらの経済指標は利用できるでしょう。
雇用統計やPPIのような経済指標は、長期的な投資戦略の基盤となります。なぜなら、これらの指標は経済の基本的な健全性を示し、将来の市場動向に影響を与える要因として信頼性が高い情報源だからです。個人投資家がこれらの指標に敏感に反応し、情報を活用することで、長期的なポートフォリオを構築する上での重要な指針となります。
雇用統計やPPI、FOMC声明などに代表される経済情報は、定期的に発表されるため、個人投資家が市場の変動にタイムリーに対応できる情報源となります。以下は、アメリカにおける重要な経済情報の発表時期をまとめた表です。
経済指標 | 発表時期 | 発表時間(日本時間) |
---|---|---|
雇用統計 | 原則第一金曜日 |
夏時間:午後9:30
冬時間:午後10:30
|
PPI | 毎月15日前後の木曜日か金曜日 |
夏時間:午後9:30
冬時間:午後10:30
|
FOMC声明 |
約6週間ごとに年8回の定例会合
会合の3週間後に議事録公開
|
夏時間:午後3:00
冬時間:午後4:00
|
GDP | 四半期ごと |
夏時間:午後9:30
冬時間:午後10:30
|
経済指標発表時期
雇用統計 | 原則第一金曜日 |
PPI | 毎月15日前後の木曜日か金曜日 |
FOMC声明 |
約6週間ごとに年8回の定例会合
会合の3週間後に議事録公開
|
GDP | 四半期ごと |
経済指標発表時間(日本時間)
雇用統計 |
夏時間:午後9:30
冬時間:午後10:30
|
PPI |
夏時間:午後9:30
冬時間:午後10:30
|
FOMC声明 |
夏時間:午後3:00
冬時間:午後4:00
|
GDP |
夏時間:午後9:30
冬時間:午後10:30
|
経済指標の発表スケジュールを把握して結果をチェックすることで、市場の重要な出来事やトレンドに適切に対応できます。カレンダーに重要な経済指標のスケジュールを記入しておくと良いでしょう。
月末リバランスは、機関投資家がポートフォリオ内の資産を調整するための手段です。機関投資家は多額の資産を運用・管理しているため、月末リバランスを行うことで金融市場に影響を及ぼします。
そのため、個人投資家は機関投資家のポートフォリオ調整を注意深く監視し、リスク管理戦略を検討する必要があるのです。また、個人投資家はFRBや日銀の金利情報や経済指標に注意を払う必要があります。
経済情報をタイムリーに活用し、適切な投資戦略を実施するため、日々市場動向や経済指標の発表にアンテナを張っておきましょう。
作成日
:2023.10.03
最終更新
:2024.08.30
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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