作成日
:2023.03.07
2024.06.02 17:08
2023年3月6日、MetaQuotes社は、iOS版のMT4/MT5の提供を再開したことを発表しました。2022年9月にAppStoreからアプリ版のMT4/MT5が削除されて以降、iOS向けのMT4/MT5は新規インストールができない状態が続いていました。
SNS上でも、iOS版MT4/MT5の復活を歓迎するユーザーが多いようです。海外FX業者の動きやダウンロードが停止された原因など、これまでの経緯をまとめました。
MetaQuotes社の公式サイト上では、正式にiOS版のMT4/MT5の提供を再開した旨がアナウンスされています。CEOのRenat Fatkhullin氏は、「私たちは問題を解決し、Appleの理解を得られたことをうれしく思っています」とコメントしています。
すでにMT4/MT5はAppStore上に公開されており、ダウンロードできる状態になっています。MetaQuotes社は、Apple社の求める要件を完全に満たしたため、ダウンロード再開に至ったと説明しています。
海外FX各社では、今のところダウンロード再開に関連する発表はありませんが、徐々に海外FX業者でもiOS版のMT4/MT5の提供を再開するものと考えられます。
MetaTrader(MT)とは、MetaQuotes社がリリースしたFXの取引プラットフォーム(ソフト)です。現在、MetaTrader4(MT4)と後継版のMetaTrader5(MT5)の2種類のバージョンが運用されています。MT5では、パソコンのCPUやメモリを最大限に活かせるようになり、システムの動作スピードが向上しています。
大きな混乱には繋がらなかったものの、突如AppStoreから削除されたことで、当初はさまざまな憶測が飛び交いました。海外FX業者を利用しているトレーダーはもちろん、ブローカーも対応に追われることになりました。
2022年9月24日に、MetaQuotes社はAppStoreからMT4/MT5が削除されたことを発表しています。発表直後は、ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁の一環であるとする噂や、MT4/MT5が仮想通貨詐欺に利用されているとするForbs社の報道などを受けて、ユーザーの間でも一部で混乱が広がりました。
MetaQuotes社は制裁との関連性を否定し、Apple社が定める要件をアプリが満たしていないことが削除された原因であると発表しています。加えて、アプリのダウンロード再開に向けて、Apple社と連絡を取り合っていることも明かされました。
新規インストールはできなくなったものの、幸いなことに一度でもMT4/MT5をインストールしたことのあるユーザーであれば、再インストールが可能であったため、大きな混乱には繋がらなかったものと考えられます。
AppStoreから削除を受けて、海外FX業者も対応に追われることになりました。MetaTraderでは、PC向けのデスクトップ版とスマホ向けのアプリ版のほか、Webアプリ版のWebトレーダーを提供しています。
Webトレーダーはブラウザから利用できるMetaTraderで、MT4/MT5版の両方が提供されています。元々Webトレーダーに対応していた海外FX業者では、Webトレーダーの利用を推奨していました。騒動をきっかけにWebトレーダーを導入するブローカーも見られました。
また、オリジナルのアプリを提供している海外FX業者では、自社アプリの利用を推奨するなど、ブローカーによって対応が分かれました。
MetaQuotes社は、AppStoreからアプリが削除されている間、Apple社の求めに応じて技術的な問題に関する説明を行ったとしています。
また、Renat Fatkhullin氏も「当社はどのマーケットプレイスの要件にも敬意を払い、常にそれらを満たすよう努めています。私たちはユーザーに対して責任を感じており、Appleからの問題に関する説明を迅速に提供するために最善を尽くしました。」とコメントを発表しています。
SNS上では、MT4/MT5のダウンロード再開を歓迎する声が多いようです。Webトレーダーの推奨やMT4/MT5インストール済みiPhoneの高額転売など、波紋を呼んだ今回の騒動も徐々に収まっていくものと考えられます。
一方で、再びダウンロードできなくなるのではないかと不安視するユーザーも一部で見られます。再びAppStoreから削除される可能性は低いと考えられますが、削除されていた期間にFXを始めたトレーダーは、早めにインストールしておいた方がよいでしょう。
iOS版のMT4/MT5が復活したことで、iPhoneユーザーも再びMetaTraderを利用できるようになりました。MT4/MT5は、海外FXでは標準的な取引ツールとなっているため、提供再開を望むユーザーも多かったようです。
今回の騒動は、口座にアクセスする複数の手段を用意しておくことの重要性を、トレーダーに認識させるきっかけになったといえます。本格的に取引を始めるのであれば万が一の事態に備えて、デバイスやツールのバックアップも用意しておいた方がよいでしょう。
作成日
:2023.03.07
最終更新
:2024.06.02
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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