Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

【SNSで話題】MT4/MT5がApp Storeから削除に!ロシアの制裁の影響?

【SNSで話題】MT4/MT5がApp Storeから削除に!ロシアの制裁の影響?

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.11.18 18:57
【SNSで話題】MT4/MT5がApp Storeから削除に!ロシアの制裁の影響?

update 2022.11.18 18:57

2022年9月24日、App StoreでMetatrader(メタトレーダー)の取り扱いが停止されました。メタトレーダーには、Metatrader4(MT4)とMetatrader5(MT5)の2つのバージョンがあり、MT4・MT5ともにApp Storeでダウンロードできなくなっています。

開発元のMetaQuotes(メタクオーツ)はキプロスに拠点を構える企業ですが、ロシア企業と紹介されることもあり、一部で不安が広がっている模様です。ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁との関連を指摘する声もありますが、メタクオーツ社は否定しており、現在アプリの再開に向けて手続きを進めているということです。

一方、タイミングとしては、米上院銀行委員会の議長を務めるシェロット・ブラウン氏が2022年7月に、「仮想通貨詐欺を可能にしているように見えるアプリを許可していること」についてAppleとGoogleに説明を求めたことがきっかけになった可能性も考えられます。海外大手メディアForbsでは、こうしたアプリの中にMT4・MT5が含まれると報じています。

App StoreでMetaTrader4・5のダウンロードが不可に

9月26日現在、App StoreでMT4とMT5のダウンロードができなくなっています。App Storeで「メタトレーダー」を検索しても、MT4・MT5ともに表示されない状態です。

MetaQuotes(メタクオーツ)社はモバイル用のメタトレーダーとして、Apple社製のモバイル端末向けのiOS版とGoogle社製のOSを採用するスマホ向けのAndoroid版の2種類を提供しています。ダウンロードできなくなっているのはiOS版のみで、Andoroid版はこれまで通りGoogle Playでダウンロード可能です。

point MetaTrader(メタトレーダー)とは

MetaTraderとは、MetaQuotes社がリリースしたFXの取引プラットフォーム(ソフト)のことで、世界的に普及している取引プラットフォームです。現在、MetaTrader4(MT4)とMetaTrader5(MT5)の2つのバージョンが運用されていますが、海外FX業者では徐々にMT4からMT5への移行が進んでいます。

ホワイトラベル受付も停止

また、Metaquotes社のホワイトラベル製品も公式サイトより購入できなくなっています。購入不可となった時期がAppleデバイスでのアプリのダウンロード停止の時期と近かったために、同時に報じられていますが、具体的な関連は不明です。

ホワイトラベルとは、MT4やMT5のサーバーライセンスを購入しないまま、他社が持つライセンスを利用して自社ブランド名でサービスを展開できるサービスです。Metaquotes社は以前からこのサービスの利用厳格化の取り組みを行っており、その一環である可能性もあります。

MetaQuotesはロシアに対する制裁とは無関係と主張

開発元のMetaQuotes(メタクオーツ)社は、今回のアプリ削除とロシアに対する制裁との関連を否定しています。金融メディアのFinance Magnatesの取材に対し、メタクオーツの担当者は、「Apple社より、App Storeのガイドラインに準拠していないという書簡を受け取った」としています。

そのため、MetaQuotes社は今回のアプリ削除とロシアに対する西側諸国の制裁は無関係としています。また、同社の担当者によると、すでにiOS版をインストールしているユーザーは平常通りアプリを使用できるとしているため、既存ユーザーへの影響はないようです。

現在は、問題の解決に向けてApple社と連絡を取り合っているとしています。

メタクォーツ社はキプロスが拠点

MetaQuotes(メタクオーツ)社の本社はキプロスのリマソールにあります。また、キプロスの本社の他に、日本を含む合計7つの地域に現地事務所を開設しています。

現地事務所の場所

以前はロシアにも現地オフィスがありましたが、ホームページ上では紹介されておらず、現地のロシアオフィスが機能しているかは不明です。

現在は、キプロスを拠点にMT4/MT5のアップデートやコミュニティサイトの運営などを行っています。また、世界各国の現地事務所では、管轄地域へのブローカーへの営業活動を積極的に行っており、MT4/MT5のシェア拡大をしています。

2022年3月以降、欧米諸国からのロシア系企業に対するサービスの制限などが実施されていますが、本社がキプロスに存在するメタクォーツ社に影響が及ぶ可能性は低いとみられていました。

knowledge キプロスは金融機関の要所

キプロスは、ヨーロッパの金融の要所となっています。キプロスの金融ライセンスは、英国に次ぐ信頼性を持つといわれています。例えば、大手海外FXブローカーのExness(エクスネス)はキプロスを拠点に活動しており、XMグループの本社もキプロスにあります。

Forbs社の報道とは?

米上院銀行委員会の議長を務めるシェロット・ブラウン氏は2022年7月、MT4・MT5のアプリを提供しているAppleとGoogleに書簡を送り、「仮想通貨詐欺を可能にしているように見えるアプリを許可していること」について説明を求めました。

詐欺の手法としては、トレードの代行を偽装するケースが多いとされています。トレードの代行の偽装とは、指定したブローカーのMT4・MT5の口座に資金を入れさせ、しばらくの間はトレードで利益を上げているとみせかけるものの、顧客が利益の引き出しを求めても応じないものです。トレードで損失を出して資金がなくなったと偽るケースもあります。

こうしたケースは、確かにゼロではありません。MT4・MT5は比較的簡単にブローカー業を始めることができるため、詐欺会社が設立されてしまうこともあります。そのため、MT4・MT5を利用しているからといって信頼せず、FX業者の信頼性そのものをチェックする必要があります。

ユーザーが取れる対策

アプリの削除を受けて、SNS上では「自動アップデートの設定をどうしよう」など、一部でユーザーの不安が広がっています。自動アップデートの設定については、AppStore上での公開が再開されない限り、実施されることはないため、設定はそのままにしておいても問題ありません。

また、1度MT4・MT5をインストールしたことがあるユーザーについては、現段階では削除後も購入履歴から再インストールが可能です。

購入履歴

しかし、この方法での再インストールはMetaQuotes(メタクオーツ)から確実にできると保障されているものではないため、いつまで再インストールできるのか不明です。スマホで取引する方は、削除しない、または現在削除している場合は早めに再インストールするという対応が必要となります。

Apple製品ユーザーは今後の情報に注意

MetaQuotes(メタクオーツ)社はすでにApp Storeでのアプリ配布の再開に向けて準備を進めており、メタトレーダーの配布が再開される可能性はありますが、現時点では不透明です。

すでにMT4やMT5を使用している既存ユーザーは、現状のまま取引を継続できるため、今のところ大きな混乱は起きていない模様です。一方でメタトレーダーは、多くのFX業者で採用されている取引ツールです。FX業者の新規ユーザー獲得に影響を与える可能性もあります。

これからFXを始めようと考えている方やFX業者の乗り換えを検討しているiPhoneユーザーは、MetaQuotesや業者の動向に注意する必要がありそうです。


Date

作成日

2022.09.26

Update

最終更新

2022.11.18

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Money Charger(マネチャ)情報流出で問われるキャッシュバックサイトの運営体制と安全性

Money Chargerは2025年10月25日、ユーザーの個人情報が外部に流出したことを公表しました。キャッシュバックサイトはうまく活用すれば取引コストを抑えられる一方で、個人情報を扱う性質上、安全管理体制が極めて重要です。本記事では、安全性や透明性の観点から主要なキャッシュバックサイトを比較します。
update2025.11.17 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル