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【SNSで話題】「FXでの詐欺被害が増加」報道が話題! 詐欺会社の見分け方とは?

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update 2022.07.17 11:37
【SNSで話題】「FXでの詐欺被害が増加」報道が話題! 詐欺会社の見分け方とは?

update 2022.07.17 11:37

4月23日にYahoo!ニュースに、FXの詐欺被害が2020年から急増しているという記事が掲載されました。

お金を預かって運用を代行する旨の提案をされ、実際に入金したところ、「投資の損失が発生した」と言われ、入金額がわずかしか返ってこなかったトラブルが発生しているようです。

ニュース配信元が大手通信社の共同通信であり、多くの人の目に触れたことで、SNSで話題に上っています。よくある手口の詐欺であったため、ひっかかる人の多さを嘆く人もいれば、「楽して儲けられる話は詐欺」と警鐘を鳴らす人もいます。

記事で紹介されたトラブル

Yahoo!ニュースの記事で紹介された事案は、FX会社絡みのトラブルとしては、昔からある手口です。

顧客の代わりにお金を運用すると言ってFX会社に入金させ、しばらくしてから「運用に失敗して元本がなくなった」と虚偽の説明をします。実際には最初から運用はしておらず、元本がそのまま詐欺グループの手に渡ります。

point 運用代行自体はよくあるサービス

上手いトレーダーに運用を任せ、手数料を支払うサービスそのものは、海外FX業者では一般的です。MAMやPAMM、コピートレードなどと呼ばれます。月額などで固定料金を支払ったり、1回のトレードごとに利益の一部を支払ったりする形があります。

運用代行をうたって入金させるタイプの詐欺は、詐欺目的で設立されたFX会社が登場することが特徴です。通常のFX会社では、仮に運用を委託していたとしても、顧客本人の同意なく口座からお金を引き出すことができないからです。

知名度のあるFX会社が詐欺には協力することはないため、詐欺に参加するFX会社は知名度がほぼないFX会社になります。このため、詐欺かどうかは簡単に見分けることができます。

Yahoo!ニュースの記事では、架空の証券会社代理店「オーシャンプロジェクト」から勧誘され、「Trading Forex(トレーディングフォレックス)」というFX会社に入金したというケースが紹介されましたが、どちらの会社も一般的な知名度はありません。

しかし、日頃口コミなどを見ている方でなければ、一般的な知名度が分かりにくい場合もあるでしょう。そこで、Myforexは業界経験10年の関係者に取材し、詐欺会社の見分け方を教えてもらいました。

詐欺会社の見分け方

下記の4つの観点でFX会社をチェックすれば、詐欺会社を利用してしまうのを避けることができます。

  • 金融ライセンスを確認する
  • 公式サイトのアクセス数を確認
  • MT4は信頼材料にならない
  • 大手紹介サイトでのランキングを参考にする

金融ライセンスを確認

Yahoo!ニュースの記事で紹介された、詐欺に関わった疑いのある海外FX会社「Trading Forex(トレーディングフォレックス)」は、セーシェルに本店があるとされていたそうです。

セーシェルと言えば、FX会社がライセンスを取得する国として人気があり、大手海外FX業者のXMTrading(エックスエムトレーディング)やExness(エクスネス)、FXGT(エフエックスジーティー)の拠点でもあります。

セーシェル拠点の海外FX業者

もし、知名度の低い会社がセーシェル拠点であることをアピールしてきたら、金融ライセンスを持っているということなのか、それとも法人登記をしているだけなのかを確認しましょう。

セーシェルの金融ライセンスは、日本やイギリスなどの金融ライセンスと比較すると取得しやすいですが、それでもかなりの要件を満たし、手続きを完了させる必要があります。このため、通常はライセンス取得代行会社を使用しますし、要件を満たすための初期投資も必要となります。

金融ライセンスを本当に持っている場合、信頼性に関して一定の評価をすることができます。そのため、ただ法人登記をしていることで、ライセンスを持っているかのように誤認させようとする手口を使う詐欺会社もありますので、明確に確認しておくと、詐欺かどうかの判断材料になります。

多くの国で、金融ライセンスはインターネット上で検索できるようになっていますので、本当に保有しているかは個人でも確認することができます。

セーシェルの場合、セーシェル金融庁のサイト内に、証券会社として登録してある会社の一覧が掲載されています。

セーシェル金融庁 link
セーシェル金融庁 セーシェル金融庁

正式社名とブランド名が異なる場合もありますので、通常各海外FX業者のサイト下部に表示されている正式社名で探してください。

セーシェルライセンスを保有している海外FX業者の社名は以下の通りです。

ブランド名 社名
XMTrading Tradexfin Limited
Exness Exness (SC) Ltd
FXGT 360 Degrees Markets Limited
point 複数の要素で確認する

セーシェルライセンスに必要とされる要件の多くは手間とお金をかければ解決できるものですので、潤沢な資金力があれば、詐欺会社が取得することも可能です。信頼性を見分ける要素の一つと考え、他の要素も参考にしましょう。

公式サイトのアクセス数を確認

海外FX業者は、基本的にどの業者も公式サイトにはあまり力を入れていません。そのため、サイトの外観がしっかりしているかどうかで海外FX業者の信頼性を比較しようとしても、あまり情報にはならないでしょう。詐欺会社も、しっかりしたFX会社も、サイトが凝っていないという点では同じです。

それよりも、公式サイトのアクセス数をチェックする方が確実です。Similar Webなどの無料ツールでアクセス数を確認すると、XMTrading(エックスエムトレーディング)やExness(エクスネス)などの大手海外FX業者は、月間1,000万件以上のアクセスがあり、多くの利用者がいることが分かります。

実際にSimilar WebでExnessへの月間アクセス数を確認すると、1,380万件となりました。

SimilarWebの結果

画像引用:Similar Web

大手海外FX業者は世界規模で運営されていて、手数料だけで毎月何十億もの売上が発生していますので、詐欺に加担するということはありえません。

MT4は信頼材料にならない

Yahoo!ニュースの記事では、実際に多くのトレーダーが利用しているMetaTrader4(MT4)を利用することで信頼させていたと指摘されています。

メタトレーダー

FX会社を独自に立ち上げるには、ライセンスの用意やMT4の契約、サーバの設置など、非常に多くの作業が必要です。詐欺のためにそこまでやらないだろうという印象を持ってしまいがちなのですが、ここにもカラクリがあります。

実は一連のFX会社の立ち上げ作業をパッケージ化して比較的安価に提供する「ホワイトラベル」というサービスがあり、これを使うと、初期投資や手間をあまりかけずに、普通のFX会社のような体裁が整ってしまいます。

そのため、MT4に対応していることは信頼材料にはしない方がいいでしょう。

大手紹介サイトでのランキングを参考にする

海外FX業者専門の情報サイトのランキングも、信頼性の参考になります。信頼性がしっかり確認できた業者のみ掲載する方針のサイトや、情報提供という意図で信頼性が不明確な業者も掲載するサイトなど様々なサイトがありますが、複数のサイトでラインキング上位に掲載されているサイトが詐欺FX会社である可能性はほぼありません。

海外FX業者専門の情報サイトは、公表できない情報も加味してランキングを決定しているからです。公表できない情報には、本当の運営母体の情報も含まれます。

オーストラリアなど規制が厳しい国の金融ライセンスを保有している海外FX業者は、セーシェルなどのオフショアライセンスを別途取得したとしても、同じブランド名で営業することに制限が課されています。

そのため、表向きには新興のFX会社となっているものの、実は世界的に大手のブローカーが運営に関わっていて、サービス内容がしっかりしているというケースもあります。

情報サイト1社だけでは、チェック体制が甘く詐欺会社を紹介してしまう可能性もないとは言えないため、念のため、「海外FX」で検索して上位に表示されるサイトを複数確認してみるといいでしょう。

海外FXの検索結果 海外FXの検索結果

他人に運用を任せるのは慎重に

FXだけに限らず、「入金さえすれば何もしなくても儲かる」という話を誰かに持ちかけられた場合、詐欺の確率が高くなりますので、注意しましょう。

特に、入金先として知名度のないFX会社を指定された場合は、慎重に情報を調べる必要があります。通常のFX会社であれば、入金した資金を本人以外が勝手に持ち去ることはできませんが、FX会社が結託していればそれができてしまいます。

新興FXブローカーでもいい業者はたくさんあるのは事実であり、一概に悪いとは言えません。しかし、本当にいい業者であれば半年も待てば口コミを含め様々な情報が出てきますので、海外FXに慣れていない人は、「評判のよく分からない海外FX業者は使わない」という方針をおすすめします。


Date

作成日

2022.04.25

Update

最終更新

2022.07.17

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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