作成日
:2022.05.17
2023.07.03 15:16
独自路線のサービスを提供する海外FX業者easyMarkets(イージーマーケッツ)は2022年5月11日、新しい取引プラットフォームとしてMetaTrader5(MT5)を導入したことを発表しました。
MT5の導入により、easyMarketsでは、オリジナルモバイルアプリを含めて5種類の取引プラットフォームでトレードが可能となります。
MT5の導入はFXブローカー全体の流れとなっており、easyMarketsも業界の潮流に合わせた方です。
MT5はMT4と同様に、取引手数料は無料でeasyMarkets(イージーマーケッツ)が提供する全商品の取引が可能です。MT4よりも取引条件は改善されていますが、MT5を開設する特別な条件はありません。
最大レバレッジ | 500倍 |
---|---|
スプレッド | 変動制スプレッド |
取引手数料 | なし |
取引できる銘柄 | 全通貨ペア・商品 |
最低入金額 | 25ドル |
easyMarketsのMT4とMT5には、主に2つの取引条件の違いがあります。
MT4 | MT5 | |
スプレッド | 固定スプレッド | 変動制スプレッド |
レバレッジ | 400倍 | 500倍 |
取引手数料 | なし | なし |
MT4
スプレッド | 固定スプレッド |
レバレッジ | 400倍 |
取引手数料 | なし |
MT5
スプレッド | 変動制スプレッド |
レバレッジ | 500倍 |
取引手数料 | なし |
MT5はMT4と比較して裁量トレーダーの利用が多い傾向にあります。レバレッジや変動制スプレッドを重視するトレーダーにとってはMT4よりも取引コストが抑えられ、資金効率のよいトレードが可能です。
easyMarketsの取引プラットフォームの中で変動スプレッドを採用するのはMT5のみです。
MT5以外の取引プラットフォームである独自プラットフォーム、TradingView、オリジナルアプリ、MT4は固定スプレッドを採用しています。
主要FX通貨ペアのスプレッドを、MT4とMT5で比較調査しました。MT4/MT5のどちらも取引手数料は発生しません。
通貨ペア | MT4 (固定スプレッド) |
MT5(*1) (変動制スプレッド) |
USD/JPY ドル円 |
2.0 Pips | 0.6 Pips ~ 1.2 Pips |
EUR/USD ユーロドル |
1.7 Pips | 0.6 Pips ~ 0.9 Pips |
EUR/JPY ユーロ円 |
2.8 Pips | 0.9 Pips ~ 1.5 Pips |
GBP/JPY ポンド円 |
4.0 Pips | 1.5Pips ~ 2.5 Pips |
MT4(固定スプレッド)
USD/JPY(ドル円) | 2.0 Pips |
EUR/USD(ユーロドル) | 1.7 Pips |
EUR/JPY(ユーロ円) | 2.8 Pips |
GBP/JPY(ポンド円) | 4.0 Pips |
MT5(変動制スプレッド)(*1)
USD/JPY(ドル円) | 0.6 Pips ~ 1.2 Pips |
EUR/USD(ユーロドル) | 0.6 Pips ~ 0.9 Pips |
EUR/JPY(ユーロ円) | 0.9 Pips ~ 1.5 Pips |
GBP/JPY(ポンド円) | 1.5Pips ~ 2.5 Pips |
(*1) 日本時間午前10時頃の実測値
MT5は変動制スプレッドであるため、時間帯によってスプレッドは異なりますが、全ての通貨ペアで、MT4の固定スプレッドよりも低い結果となっています。
他社と比較すると、ドル円であれば取引環境で定評のあるTitan FX(タイタンエフエックス)のブレード口座と同程度、ポンド円でもエントリータイミングによってはExness(エクスネス)のプロ口座と同水準で取引が可能です。
easyMarketsでは独自のプラットフォーム/アプリを提供しており、成行注文の際に注文時のレートとは異なるレートで約定する現象であるスリッページは発生しない仕様になっています。一方、MT4とMT5はスリッページが発生する可能性があり、銘柄・タイミングによっては意図しない価格での約定となる可能性もあるため、注意が必要です。
MT5ではFX通貨ペアと貴金属でレバレッジが最大500倍に引き上げられました。仮想通貨や株価指数などのCFD銘柄はMT4と同様のレバレッジ水準となっています。
銘柄 | レバレッジ |
---|---|
FX通貨ペア | 最大500倍 |
貴金属 | 最大500倍 |
インデックス | 最大100倍 |
仮想通貨 | 最大20倍 |
エネルギー | 最大200倍 |
商品 | 最大40倍 |
個別株 | 最大20倍 |
最大500倍のレバレッジを提供しているのはMT5のみです。FX通貨ペアと貴金属を中心に取引するユーザーで、レバレッジを重視する場合はMT5がおすすめです。また、MT5は変動制スプレッドを採用していますので、取引量の多い時間帯やエントリータイミングによっては、他の取引プラットフォームより取引コストを抑えることが可能です。
easyMarkets(イージーマーケッツ)のMT5口座は、新規ユーザーか既存ユーザーかに関わらず、MT5プラットフォームに入金を行うことで自動的に作成されます。それ以外の口座開設手段はありませんので、入金は必須です。
easyMarketsのMT5口座を開設するにあたって、新規ユーザーの方は先にeasyMarketsアカウントを作成し、本人確認まで完了しておかなければなりません。以下のページを参考にアカウントを用意し、本人確認を実施してください。
MT5への入金手続きを行うため、マイページ右上の「入金」ボタンをクリックします。
入金する取引アカウントとして「MT5プラットフォーム」を選択し、ご希望の支払い方法を選択します。
入金したい金額とアカウントの所有者名を入力し、「次」ボタンをクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
66K・132K・331K |
6万6,000円、13万2,000円、33万1,000円の3つから希望する金額を選択します |
2 |
額 |
上記3つ以外で任意の入金額を記入します |
3 |
アカウントの |
ローマ字でアカウント名を記入します。 |
4 |
ボーナス |
電話認証を完了している場合、ボーナスを受け取ることができます。 |
選択した支払い方法で入金を行います。入金が確認された後、MT5のアカウント情報が登録したメールアドレスに届きます。このアカウント情報はPC版のMT5だけでなく、Android版やiOS版でも有効です。
easyMarkets(イージーマーケッツ)は、すでに取引プラットフォームを複数導入しており、ユーザーの選択肢は他のFX業者よりも多い状況でした。
今回導入されたMetaTrader5(MT5)は、すでに10年以上の歴史があるツールですが、開発元のメタクォーツ社は現在も活発に新規機能の追加を続けており、多くのトレーダーから好評を得ています。
MT5はMT4よりも処理速度が速く、テクニカル分析ツールなどが充実しており、FX業界全体でMT5を導入する流れが加速しています。
MT5の主なメリットは以下のとおりです。
また、easyMarketsに先駆けて、下記のような大手海外FX業者はMT5を導入しており、中堅海外FX業者でもMT5を導入する流れが広がりつつあります。
MT4/MT5を開発しているMetaQuotes(メタクォーツ)社はMT5への移行を推進しており、すでに新規ブローカーへのMT4の提供を停止している状況です。このため、FXGT(エフエックスジーティー)のように取引ツールがMT5のみというブローカーもあり、今後創立されるFXブローカーはMT5を導入することが基本となります。
MT4は新規機能のアップデートも終了しており、エラー修正などのサポートのみが行われています。
easyMarkets(イージーマーケッツ)は、他社とは違う視点の独自のサービスを提供することで知名度がある海外FX業者です。
取引手数料 | なし |
---|---|
スプレッド |
【MT5】変動制スプレッド 【MT5以外】固定スプレッド |
取引ツール |
MT4(MetaTrader4) MT5(MetaTrader5) TradingView 独自のウェブプラットフォーム オリジナルモバイルアプリ |
MT5で取引できる銘柄 |
【FX/通貨ペア】:47 【CFD/貴金属】:5 【CFD/株価指数】:13 【CFD/エネルギー】:5 【CFD/仮想通貨】:20 【CFD/コモディティ】:7 【CFD/株式】:39 |
2021年、高機能なチャート分析ができることで人気があるTradingViewと取引口座を連携させる機能を、主要海外FX業者の中でも初めて導入しました。チャート分析メインの銘柄・通貨ペアではTradingViewから取引するという使い方も可能です。
また、他の海外FX業者にはない独自のサービスが豊富な点も特徴です。
これらのサービスは、easyMarketsのウェブプラットフォーム・アプリ版で提供されており、TradingView(トレーディングビュー)やMT4/MT5では設定できません。
easyMarkets(イージーマーケッツ)は5種類目の取引プラットフォームとして、MT5を導入しました。easyMarketsのMT4は固定スプレッドかつレバレッジ400倍でしたが、MT5は変動制スプレッドかつレバレッジ500倍と取引条件が向上しています。
MT5はアップデートが継続しており、新機能も追加されています。最近ではポジションや予約注文の一括決済機能が導入され、MetaTraderの弱点となっていた決済機能が強化されました。
easyMarketsのオリジナルプラットフォームでは、バイナリーオプションと通常のFX取引を組み合わせたような独自のサービスであるeasyTradeを利用したり、ボラティリティの大きい銘柄では損失が出ている取引を帳消しにできるdealCancellationを活用したりすることができます。
また、MT5は取引環境重視の裁量トレード、TradingViewでは高度なチャート分析が必要な銘柄と使い分けることができるでしょう。
MT5の導入により、以前よりも取引条件が改善していますので、今後、トレーダーの注目が集まりそうですね。
作成日
:2022.05.17
最終更新
:2023.07.03
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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