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【SNSで話題】FXGTで出金拒否?真相を調査

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update 2024.01.15 10:36
【SNSで話題】FXGTで出金拒否?真相を調査

update 2024.01.15 10:36

仮想通貨銘柄に強みがある海外FX業者FXGT(エフエックスジーティー)が出金拒否を行ったという噂が、Twitter(ツイッター)で注目を集めています。

FXGT公式アカウントから詳細の問い合わせが入るとアカウント自体を削除するなど不審な点が目立つため、出金拒否の報告は虚偽なのではないかとの疑いも持たれています。

そこで、Myforex編集部では、FXGTの出金拒否の噂や利益取り消しの条件などについて調査しました。

タグ付けで大量の投稿

FXGT(エフエックスジーティー)で出金拒否が起きたという噂は、「#FXGT冤罪凍結祭り事件」というハッシュタグが付けられて大量に投稿されています。

ツイッター上で「FXGT 出金拒否」と検索すると、同一のユーザーが一定時間おきに同一の投稿をしていることが分かります。

FXGT出金拒否のツイート

こうした出金拒否のツイートに対して、FXGTは公式ツイッター経由で、「Twitterでは、お客様のアカウントを特定することができないため、下記サポートまでご連絡くださいませ。」と連絡しています。

FXGT公式アカウントからのリプライ

同様の文面で7件のリプライを送っていますが、そのうち出金拒否の噂をツイートしたアカウントから反応があったのが1件、反応がなかったのが1件で、残りの5件はアカウントごと削除されています。

出金拒否が本当にあり、その事実を広めたいのであればアカウントをすぐに削除することは不自然であり、このことから、出金拒否の報告のうちいくつかは虚偽であった疑いがあります。

さらに、真偽不明ながら、FXGTから出金拒否を受けたと報告すれば報酬を払うと提案しているアカウントがあったことを報告するユーザーもいます。出金拒否に関するツイートに不自然さが目立つことも、ツイッターで話題になっています。

FXGTの投稿 FXGTの投稿

画像引用:Twitter

利用規約違反は利益取り消し

FXGT(エフエックスジーティー)に限らず、ほとんどの海外FX業者では、利用規約違反があった場合は利益を取り消されます。どのような行為が利用規約違反になるかは各ブローカーの利用規約に記載されていますが、下記の行為はほとんどのブローカーで禁止されています。

  • ボーナスの乱用
  • アービトラージ(裁定取引)

ボーナスの乱用には、同居する家族などの名義の口座開設も含まれる可能性があります。判断はケースバイケースだと思われますが、同居人の名義でボーナスを受け取った場合、1人1回しか受け取れないなど制限のあるボーナスを複数回受け取るために不正を働いたとみなされてしまうリスクがあります。

一方、アービトラージとは、ブローカー間の価格差やボーナスなどを利用して利益を上げる取引形態のことを指します。

例えば、ブローカー間の価格差を利用する場合、A社とB社が提示するレートの差が開いた瞬間に安い方で買い、高い方で売ります。A社とB社の提示レートが全く同じであれば意味がなく、ただスプレッド分がマイナスになるだけですが、A社とB社のレートに開きがあった場合には、その差額を収益とすることができます。

アービトラージの仕組み

また、ボーナスをもらった口座とボーナスをもらっていない口座で両建てをすることで、片方で損失が起きてももう片方で利益を確保するという手法も、広義ではアービトラージと呼ばれます。同一名義の口座でなくても、グループ間で結託してこのようなアービトラージを行うことも、多くのブローカーで禁止されています。

FXGTのボーナス規約

FXGTのルールは、利用規約とボーナス規約で確認することができます。特に頻発しているのが、「同一人物によるボーナス二重取り」です。

ボーナス規約では、違反になる具体例が提示されています。

  • 同一のメールアドレス
  • 同一の電話番号
  • 同一の入金情報(クレジットカード、オンラインウォレットなど)
  • 同一のモバイルデバイス、タブレット、コンピュータ(図書館・職場も含む)

同居する家族などの名義の口座でボーナスを二重に受け取ろうとする人は後を絶たないのが現状で、大手海外FX業者のXMTrading(エックスエムトレーディング)をはじめ、多くの海外FX業者で同一IPアドレスや家族(同居人)のボーナス受け取りは制限されています。

もちろん、実際に家族の中の複数名がFXトレーダーであるケースもありますが、家族の名義を利用してボーナスを不正に入手しようとする行為が頻繁に発生しているため、一律に規制する方針を取っているブローカーもあります。同居人が口座を開設する際には、不正行為とみなされるリスクがないか事前に確認しましょう。

FXGTのボーナス規約は、キャンペーンページの「キャンペーン規約が適用」をクリックすると確認することができます。

FXGT口座開設ページ FXGT口座開設ページ

外部サービスの利用は要注意

外部サービスを利用した際に「同一主体(同一IPアドレス)から複数の取引口座へのアクセス」とセキュリティシステムが誤認知してしまったという事例があります。

インジケータやエキスパートアドバイザ(EA)の販売サイトGogoJungle(ゴゴジャン)が提供していたトレード成績を分析できる「REAL TRADE」というツールをユーザーが利用し、FXGTから違反行為に抵触したとみなされ、ペナルティが課せられた事例がありました。

point REAL TRADEとは

「REAL TRADE」は、MT5とリンクさせることにより、その取引口座内で行われた取引内容を知ることが可能なツールです。ユーザーがReal Tradeを利用する際に、取引口座内を閲覧する権限のみを付与するインベスターパスワードの設定をしてアクセスを許可します。自身のトレードの詳細分析やEA別の成績などを管理できるサービスです。

例えば、FXGTを利用する別々のユーザーがREAL TRADEを利用した場合、REAL TRADEの運営会社からA口座、B口座へ頻繁にアクセスがある状態となります。

ユーザー側にとっては、単に外部ツールを利用しているだけですが、FXGT側では、ツールの使用状況などを把握することはできません。

外部ツールのアクセス

そのため、上記の一連の行為が「同一主体(同一IPアドレス)から複数のアカウントが保有する取引口座へのアクセス」とみなされてしまい、ペナルティとして該当する口座の凍結および該当アカウントの出金停止といった措置が取られました。

ユーザー側からすれば、全く違反行為をしていないにも関わらずペナルティが発生したことになり、双方ですれ違いが発生してしまったのです。こうした過去の事例も、SNS上で見られる「FXGTで出金拒否」というコメントに関連しているのかもしれません。

しかし、上記の事例においては、ユーザーがツールを利用している証明をサポートに送付し、無事解決しています。口座凍結や出金停止も解除され、解決したあとは速やかに出金処理されました。

万一、外部ツールを利用してペナルティが発生した場合は、サポートに相談して利用証明を送付すれば解決する可能性が高いでしょう。不安であれば、事前にサポートに相談しておくと安心ですね。

ボーナスブローカーは出金前審査あり

ボーナスの二重取りなどの不正が発生するため、ボーナスを提供するブローカーは、出金前に審査を実施しています。

出金前に審査を実施しているかどうかは、ほとんどのブローカーで公表されていませんが、出金にかかる所要時間で審査の有無はおおむね予想できます。

Titan FX(タイタンエフエックス)やExness(エクスネス)などのボーナスを提供していないブローカーは、出金申請の数分後に着金する場合もありますので、審査を実施していない可能性が高いでしょう。

また、FXGT(エフエックスジーティー)でも、ボーナスが受け取れるセント口座・ミニ口座・スタンダードX口座・スタンダード+口座ではなく、ボーナスが対象外となるプロ口座・ECN口座を選択すれば、ボーナスを理由とした出金拒否を受けるリスクはありません。

ユーザーとしては審査なしでの即時出金というのは大きな魅力ですが、ボーナスを提供しているブローカーで、不正行為の審査を行っていないブローカーはありません。不正行為の審査は、ボーナスを受け取る条件とも考えられますので、疑われることのないトレードをするようにしましょう。


Date

作成日

2022.05.17

Update

最終更新

2024.01.15

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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