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仮想通貨リスク、今月21日頃に大型アップグレードを実施

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update 2022.04.20 12:28
仮想通貨リスク、今月21日頃に大型アップグレードを実施

update 2022.04.20 12:28

トランザクション効率やDPoSシステムの改善が施される

仮想通貨(暗号資産)リスク(Lisk)が、次期大型アップグレードの「Lisk v3」を8月21日頃に1,627万292番目のブロックで有効化することを発表した。[1]

これによりリスクは、同ネットワークにおけるトランザクションの処理能力が飛躍的に向上するだけでなく、マルチシグ取引機能の実装や新しい手数料体系への移行を実現するという。その他、リスクは同ネットワークが採用するDPoS(デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)のコンセンサスアルゴリズムを改善し、意思決定の投票時にトークンがロックされる仕組みや、不正を罰するメカニズムを導入する見通しだ。

これに伴い、リスクはメインネットで全てのバージョンのソフトウェア開発キット(SDK)が利用可能になると報告した。また、リスクは専用モバイルウォレットのLisk Mobileやハードウェアウォレットが即時サポートの対象外となることを警告しており、全てのノードがLisk Core 3.0.0に移行するまで送金しないよう促している。加えて、移行期間中にウォレットプロバイダーや仮想通貨取引所がリスク関連のサービスを停止する可能性もあるようだ。

Lisk v3はリスクネットワークにおいて過去最大級のアップグレードだと言われており、多数の変更が施される予定だが、仮想通貨コミュニティはこれに対してどのような反応を示すのか、今後も同仮想通貨の動向を見守っていきたい。

release date 2021.08.18

ニュースコメント

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存在感を増すPoSベースの仮想通貨


米電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)でCEOを務めるマスク氏がビットコインの環境負荷に言及して以降、仮想通貨市場ではエネルギー効率の観点からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)ベースの仮想通貨への期待が高まっている。米大手投資銀行のゴールドマンサックスも、PoSへの移行を推進するイーサリアムがビットコインを上回る可能性があると報告するなど、その将来性を高く評価しているようだ。最近では、PoSから派生したDPoSを基礎とする仮想通貨も増えてきており、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)ベース以外の仮想通貨が勢力を拡大しているという。過去にはDPoSを採用する人気仮想通貨のイオスがブラックリスト更新ミスで流出し、システムの脆弱性が露呈したこともあったが、このトレンドがどのような変化をもたらすのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.08.18

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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