Select Language

米インフラ法案、仮想通貨関連の議論が難航

米インフラ法案、仮想通貨関連の議論が難航

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:28
米インフラ法案、仮想通貨関連の議論が難航

update 2022.04.20 12:28

新たな仮想通貨税制に対する修正案が提出される

米議会で検討が進められているインフラ法案に関して、新しい仮想通貨(暗号資産)税制に対する議論が難航しており、最終的な投票が延期されたことが明らかになった。[1]

バイデン政権の主要な経済政策として推進されるインフラ法案は、1兆ドルを超える大規模なインフラ投資に向けた枠組みを制定することを目的としている。現在、米議会ではその財源を確保するために仮想通貨税制を強化することが議論されているが、複数の議員が反発し、いくつかの修正案が提出されているようだ。原案では「ブローカー」と定義される仮想通貨関連企業に税申告義務を課すことが提案されており、これに対して米共和党のパット・トゥーミー議員やロン・ワイデン議員、シンシア・ルミス議員らはマイニング事業者やウォレットプロバイダー、開発企業などを対象から除外するよう求めているという。

一方、米民主党は特定の分野を対象外とすることが税務コンプライアンスを回避するための抜け道となる可能性があるとの考えを示しており、特にエリザベス・ウォーレン議員やシェロッド・ブラウン議員などのリベラル派は、消費者保護の観点から厳格な仮想通貨規制を歓迎している。仮想通貨税制の強化は今後10年間で約280億ドルの税収を生むと予想されていることから、予算確保の点からもバイデン政権のインフラ法案を前進させる鍵になると考えられているようだ。

しかしながら、仮想通貨税制の強化がイノベーションを阻害するとの声も党派を超えて挙がり始めており、例えば、テッド・クルーズ議員はこの法案が仮想通貨市場に壊滅的な打撃を与えると述べている。また民間でも、Twitter(ツイッター)およびSquare(スクエア)のCEOを務めるジャック・ドーシー氏が、厳しすぎる規制は仮想通貨関連企業の海外流出につながると言及するなど、主要なインフルエンサーが問題点を指摘している。その他、Fight for the Futureと呼ばれる新興技術の推進団体や、仮想通貨業界のロビー団体であるBlockchain AssociationおよびCoin Center、Digital Currency Groupなどもこの法案を強く批判しているという。

米議会は今月10日に最終投票を行うことを予定しているが、どのような決定になるのか、今後も米国での動きを見守っていきたい。

release date 2021.08.10

ニュースコメント

comment

米規制導入でビットコイン価格が低迷する可能性


今年6月末、中国政府が仮想通貨の規制強化に動いたことを背景に、ビットコイン価格は一時3万ドル割れの展開を見せた。現在、ビットコイン価格は4万ドルの大台を超える所まで復調しているが、米議会が新たな仮想通貨税制の導入を決定すれば、同仮想通貨は再び低迷に向かう可能性があると言えるだろう。特にビットコインのマイニング難易度が過去最低を記録するなど、同ネットワークの指標も弱気な傾向を示しているだけに、そのインパクトは軽視できない状況だ。今年1月にバイデン政権が発足した際には、仮想通貨規制への警戒感から好調だったビットコイン価格が約10%暴落する場面も見受けられた。ここ1ヶ月間、ビットコイン価格は3万ドルから4万5,000ドルのレンジで安定的に推移してきたが、どのような値動きを見せるのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.08.10

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

「海外FXは終わり」は誤解!規制後もトレードを続けるには

海外FXが終わりといわれている背景には法改正によるクロスボーダー収納代行規制があります。たしかに規制によって国内銀行送金による入出金は難しくなるとみられていますが、海外FXというサービス自体が終わるわけではありません。本記事では、今後も海外FXを使い続けるために最低限やっておくべき準備について解説します。
update2026.06.01 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXにおける国内銀行送金のリスクが高まっており、海外FXユーザーは入出金手段の見直しを迫られています。そんな中、代替手段として注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXとの仮想通貨入出金の方法や送金ルート、注意点などを解説します。
update2026.06.02 19:00

【スクープ】なぜBigBossは突如「人気1位」になったのか?数千万円規模の巨額資金でランキング買収か

派手なボーナスプロモーションで知られる海外FXブローカーのBigBoss(ビッグボス)が、2026年7月現在までの2ヶ月足らずの間に、各種海外FX比較サイトで「ランキング1位」の座を相次いで獲得しています。今回はその背景について、Myforex編集部が確認できた内容をまとめました。
update2026.07.23 19:30

Bitgetに日本撤退の噂?Bitgetの代わりとなる代替取引所を紹介

噂レベルではあるものの、SNS上では「Bitgetが日本から撤退するのでは?」といった投稿をするユーザーが複数見られます。本記事では、SNS上でのBitgetの日本撤退の噂や、代替候補となる海外取引所などを紹介します。
update2026.07.24 19:00

【2026年7月】海外FXの仮想通貨入出金はどのルートを使えばいい?主要7ルートの現状を整理

海外FXとの仮想通貨入出金の主要7ルートを整理したところ、現状では「海外取引所経由の送金ルート」が無難な選択肢との結論に至りました。本記事では、主要な仮想通貨送金ルートごとにリスクや注意点などを紹介します。
update2026.07.14 19:00

【独自調査】主要海外FX業者の規制への対応状況まとめ|国内銀行送金が止まっても出金できるか確認してみた

2026年6月に改正資金決済法が施行されたことで、今後は国内銀行送金が徐々に難しくなってくるとみられています。こうした背景から、一部の業者ではすでに出金ルールの緩和・対策を発表しています。本記事では、主要な海外FX業者11社を調査・サポートへの問い合わせを行い、各社の規制への対応状況をまとめました。
update2026.07.13 19:00

【SNSで話題】海外FXとウォレット経由での仮想通貨送金で口座凍結に?国内取引所からの直接送金も焦点に

SNS上では「国内取引所からウォレットを経由して海外FXに送金すると、国内取引所が凍結される」という投稿が話題です。また、ウォレット経由の送金で口座凍結される現状から、一部のユーザーが国内取引所から海外FXに直接送金するルートにも言及しています。
update2026.06.26 19:30

【朗報】XMが国内銀行送金の「負け越し出金問題」についに対応!入金履歴リセットを実施

XMTradingが国内銀行送金などの入金履歴をリセットする特別措置の実施を発表しました。これにより、過去の銀行入金分も仮想通貨(暗号資産)など別ルートでの出金が可能になりました。本記事では、今回のリセット措置について解説するとともに、7月1日以降の入出金に関する注意点をお伝えします。
update2026.07.02 19:00

Bitgetから海外FXへの送金は個人ウォレット経由でやるべき?ウォレット経由の注意点も解説

海外FXとの主要送金ルートの一つとして、Bitgetを経由する仮想通貨入出金ルートがあります。しかし、「Bitgetから海外FXに直接送金せず、個人ウォレットを経由した方がよい?」といった疑問の声も見られます。本記事では、Bitgetからウォレットを経由して送金すべきかどうか解説します。
update2026.07.23 19:00

PeskaがUSDTでの入出金に対応!仮想通貨取引所・個人ウォレットへの送金が可能に

PeskaがUSDTによる入出金に対応しました。2026年6月に改正資金決済法が施行されたことで、海外FXユーザーの間では規制によって、「国内銀行送金を利用できなくなるのでは」という懸念が広がっていました。PeskaがUSDTに対応した背景には、こうしたユーザーの懸念を払拭する狙いがあるとみられます。本記事では、PeskaでUSDT送金を利用する際の条件や注意点を解説します。
update2026.06.15 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル