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米Marathon、1億ドル以上のマイニング機器を購入

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update 2022.04.20 12:28
米Marathon、1億ドル以上のマイニング機器を購入

update 2022.04.20 12:28

2022年中にBitmainから約3万台の供給を受ける見通し

北米最大のビットコイン(Bitcoin)マイニング企業のひとつであるMarathon Digital Holdings, Inc.【以下、Marathonと称す】が、Bitmainから1億2,070万ドル相当のマイニング機器を購入する契約を結んだことが明らかになった。[1]

今回、MarathonはBitmainの主力製品であるAntminer S19j Pro、約3万台を購入することを決定したという。これらの製品は2022年1月から6月の間に出荷されると予想されており、全ての機器が配備された場合、Marathonはビットコインネットワークの約12%に相当するハッシュレートを生み出すことが可能となる。

MarathonのCEOであるフレッド・ティール氏は、このことに関して次のようにコメントしている。

ネットワーク全体におけるハッシュレートの占有率を増やすことで、ビットコインを獲得できる可能性が高まります。現在のマイニング環境が有利な状況にあることを考慮すると、新しいマイニング機器をオペレーションに追加する時期としては今が最適だと思います。この新しい注文により、我が社は約13万3,000台のマイニング機器で13.3EH/s(エクサハッシュ/秒)を生成することができるようになるのです。結果的に全てのマイニング機器が配備されれば、我が社のマイニング事業は北米だけでなく、世界でも最大規模となるでしょう。我が社はオペレーションを拡大し、北米の主要なビットコインマイナーとして確立することを目指しているため、この注文を迅速に処理してくれたBitmainチームに感謝したいと思います。

Fred Thiel, CEO of Marathon - Marathon Digital Holdings, Inc. - より引用

これまでもMarathonはBitmainからマイニング機器を大量に購入しており、設備投資を積極的に拡大しているが、これがどのような結果につながるのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

release date 2021.08.06

ニュースコメント

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北米を中心とするマイニング事業者が躍進


中国政府が仮想通貨(暗号資産)マイニングを禁止したことを受け、IBC Groupがマイニング事業から撤退するなど、これまで主要なマイニングハブとなっていた同国から企業が次々と離脱している。それに伴ってビットコインネットワークにおけるハッシュレートが低下し、マイニング難易度が過去最大の下げ幅を記録しているようだ。結果的に中国以外のマイニング事業が恩恵を受けており、より多くのマイニング報酬を獲得しているという。特にMarathonを筆頭に、RiotやGalaxy Digital、Hut8、Bitfarms、Hiveなどの上場企業が利益を上げて事業拡大に動き出している。その他、アイスランドやスウェーデンなどの欧州地域、ロシアやカザフスタンなどの中央アジア地域を拠点とするマイニング事業者が躍進しているが、業界はどのように変化していくのか、今後もこれら企業の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.08.06

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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