作成日
:2021.07.23
2022.04.20 12:28
今月21日、電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)でCEOを務めるイーロン・マスク氏は、仮想通貨(暗号資産)業界のロビー団体であるCrypto Council for Innovationが主催した「The ₿ Word」に出席し、自身がイーサリアム(Ethereum)を保有している事実を明かした。
今回、マスク氏は「Bitcoin as a Tool for Economic Empowerment」と題するセッションに登壇し、Twitter(ツイッター)およびSquare(スクエア)のCEOであるジャック・ドーシー氏やARK Investmentの創設者兼CEOであるキャシー・ウッド氏と共に仮想通貨に関する議論を行なった。その中でマスク氏は自身がビットコイン(Bitcoin)、ドージコイン(Dogecoin)と並んでイーサリアムを保有していることに加え、同氏が率いるSpaceXがビットコインを保有していると述べた。
また、マスク氏は「私はポンピングするかもしれませんが、ダンピングはしません」と言及しており、保有する仮想通貨を売却する意思がないことを示している。これを受け、イーサリアム価格が同日中に前日比10%増となる水準にまでに一時急騰するなど、仮想通貨市場全体が上昇する動きを見せた。過去にはマスク氏のツイートでビットコイン価格が急上昇したこともあったが、これが長期的なトレンドに転換するかは定かではないと言えるだろう。
マスク氏の発言と反して今年4月にテスラはビットコインを一部売却しているが、投資家はどのような反応を示すのか、今後も仮想通貨市場での動向を見守っていきたい。
release date 2021.07.23
出典元:
ニュースコメント
テスラのビットコイン決済が再開される可能性
今年5月、テスラはビットコインの決済利用停止を決定し、仮想通貨市場に大きな打撃を与えた。これに関して、マスク氏はビットコインマイニングが与える環境負荷の問題を指摘しており、再生可能エネルギーの利用が進めば、同仮想通貨を決済手段として再び利用すると宣言していた。今回、マスク氏は「Bitcoin as a Tool for Economic Empowerment」の中でビットコインマイニングにおける再生可能エネルギーの利用が拡大している事実に触れ、テスラによるビットコイン決済を再開させる可能性があると言及している。北米の主要なマイニング事業者で構成されるBitcoin Mining Councilが公開したデータによると、ビットコインネットワークにおけるハッシュレートの56%が再生可能エネルギーによって生成されているという。マスク氏はデューデリジェンスを実施した後にビットコイン決済の再開可否を決定すると述べているが、最終的にどのような判断を下すのか、今後も同氏の動きに注目していきたい。
作成日
:2021.07.23
最終更新
:2022.04.20
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー