Select Language

S&P DJI、新しく5つの仮想通貨インデックスを公開

S&P DJI、新しく5つの仮想通貨インデックスを公開

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:28
S&P DJI、新しく5つの仮想通貨インデックスを公開

update 2022.04.20 12:28

仮想通貨関連の製品群を拡大して幅広い銘柄に対応

7月13日、大手金融データ会社のS&P Dow Jones Indices【以下、S&P DJIと称す】は、新しく5つの仮想通貨(暗号資産)インデックスをリリースし、仮想通貨関連の製品群を拡大した。[1]

これまでS&P DJIは3つの仮想通貨インデックスを運用していたが、今回、S&P Cryptocurrency BDM IndexおよびS&P Cryptocurrency LargeCap Index、S&P Cryptocurrency BDM Ex-MegaCap Index、S&P Cryptocurrency BDM Ex-LargeCap Index、S&P Cryptocurrency LargeCap Ex-MegaCap Indexをラインナップに加えた。S&P DJIによると、これらの仮想通貨インデックスは幅広い銘柄に対応しており、中でもBDM(Broad Digital Market)と付くものは最大で240種類の仮想通貨を構成要素に含んでいるという。S&P DJIはデータプロバイダーのLukkaと協業して仮想通貨インデックスの提供を可能にすると同時に、最新の方法論に基づいて時間の経過に伴う資産の評価を適切に表現することを実現している。

S&P DJIのイノベーションおよび戦略部門のグローバル責任者であるピーター・ロフマン氏は、同社の製品に関して次のようにコメントした。

仮想通貨インデックス製品群の拡大は、急速に成長する資産クラスの最も幅広いスナップショットを時価総額別に提供することを可能にします。我が社が仮想通貨市場の透明性向上に貢献できることを嬉しく思います。

Peter Roffman, Global Head of Innovation and Strategy at S&P DJI - S&P Dow Jones Indices - より引用

S&P DJIは仮想通貨インデックスを拡充することが仮想通貨市場へのアクセスを促すとの考えを示している。今年に入ってから、仮想通貨市場は時価総額が2兆ドルに到達するなど拡大の一途を辿っているが、これがどのような変化をもたらすのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

release date 2021.07.15

ニュースコメント

comment

仮想通貨インデックスの需要が拡大する可能性


仮想通貨市場に機関投資家が参入してきていることを受け、仮想通貨デリバティブの需要が増してきている。昨年はビットコイン先物の未決済建玉が過去最高を記録したが、今年はCMEがマイクロビットコイン先物をローンチするなど、この流れに拍車をかける動きが生じているようだ。このような背景から仮想通貨市場では仮想通貨インデックスの重要性が高まっており、高精度かつ多様なソリューションが求められるようになっている。その他、仮想通貨市場では株式市場と同様にインデックスファンドなども登場してきているため、将来的にテーマ別のインデックスなどの需要が高まってくる可能性もあると言えるだろう。世界的なインデックスパブリッシャーであるMSCIが仮想通貨インデックスの立ち上げを検討するなど、S&P DJIの競合他社も同市場に参入する可能性があることを示しているが、仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.07.15

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判

仮想通貨INITは、複数のアプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。当記事では、INITの将来性やSNSでの評判、Initiaの特徴などを解説します。
update2025.04.24 19:00

GEMFOREX関係者がSAMURAI FXを設立?AxonMarketsとの共通点とは

新興ブローカーのSAMURAI FXは、GEMFOREXの関係者が設立した会社なのではないかという疑惑が浮上しています。SAMURAI FXの不審な点やなぜGEMFOREXとの関連が疑われているのか説明します。
update2025.05.01 19:00

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル