Select Language

CME、マイクロビットコイン先物のローンチを予定

CME、マイクロビットコイン先物のローンチを予定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
CME、マイクロビットコイン先物のローンチを予定

update 2022.04.20 12:27

0.1BTC単位でのポジション構築が可能に

世界最大のデリバティブ取引所を運営するCME Group Inc.(本社:20 South Wacker Drive Chicago, Illinois 60606 USA[1])【以下、CMEと称す】は、マイクロビットコイン(Bitcoin)先物のローンチを予定していることを発表した。[2]

発表によると、このマイクロビットコイン先物はCrypto Facilitiesと共同で開発されたCME CF Bitcoin Reference Rateと呼ばれるインデックスを原資産としており、具体的には仮想通貨(暗号資産)取引所のKraken(クラーケン)およびBitstampにおけるビットコイン価格に連動するという。また、このマイクロビットコイン先物は0.1BTC単位の契約となっており、個人投資家がリスクを限定しながらポジションを構築する手段として利用されることが想定されているようだ。現在、CMEは規制当局からの承認を待っている状態にあるが、2021年5月3日にはマイクロビットコイン先物をローンチする見通しだと伝えた。

2021年に入ってからビットコイン価格が急騰したことを受け、機関投資家は現物ポジションのリスクをヘッジするためにビットコイン先物を買い求めている。CMEではビットコイン先物の取引量と建玉が急増しており、日間平均1万3,800件(6万9,000BTC相当)の契約が取引されているという。このような状況下で、CMEはイーサリアム(Ethereum)先物をローンチするなど、仮想通貨関連商品を拡充する動きに出ているようだ。

CMEのグローバルヘッドであるTim McCourt氏は、マイクロビットコイン先物が幅広い投資家の需要を満たし、透明かつ効率的な方法でビットコインを取引するための選択肢になり得るとの考えを示しているが、これがどのような成果につながるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2021.04.01

ニュースコメント

comment

多様な先物商品をローンチするCME


市場環境が目まぐるしく変化する中、CMEは投資家の需要に対応すべく、様々な先物商品をローンチしている。昨年、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響から金商品取引の流動性が低下したことを受け、CMEは金先物商品をリリースしており、投資家が柔軟に受渡しサイズや取引期間を選択できる環境を構築した。その他、CMEは日本の電力・LNG先物の取り扱いを開始するなど、エネルギー市場にも目を向けてグローバルベースのオファリングを拡大しているようだ。特にCMEは仮想通貨市場に高い関心を示しており、ライトコイン(Litecoin)などのアルトコインを対象とした先物商品の開発も視野に入れているという。ビットコイン先物の未決済建玉が過去最高を記録するなど、昨年から仮想通貨先物市場は盛り上がりを見せているが、CMEはどのような動きに出るのか、今後も同社の動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.04.01

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル