作成日
:2021.07.08
2022.04.20 12:28
イーサリアム(Ethereum)コミュニティで、次期アップグレードであるロンドン(London)を1,296万5,000番目のブロックで実施するとの提案があったことが明らかになった。
最終的なスケジュールは7月9日に開催予定の開発者会議で決定されるが、この提案が通れば、8月4日頃にアップグレードが施される見通しだ。既にイーサリアムのテストネットでロンドンアップグレードが有効化されており、本番環境での稼働に向けた取り組みが進められているという。
ロンドンには5つのEIP(Ethereum Improvement Proposal)が含まれており、難易度調整アルゴリズムであるディフィカルティボムの発動延期や、新しい手数料モデルの導入およびそれに伴う変更が実行される。特にEIP1559がETH建てのBASEFEE(基本料金)を焼却処理(バーン)するスキームを採用しているため、ロンドン実装によるイーサリアムの価格上昇に対する期待が高まっているようだ。
DeFi(分散型金融)やNFT(Non-Fungible Token)の需要拡大に伴い、イーサリアムネットワークにおけるトランザクションが増加しており、取引手数料の高騰を抑制することが同ブロックチェーンの課題となっている。最近では仮想通貨(暗号資産)市場が記録的な暴落に見舞われ、DeFi関連サービスのレバレッジポジションの清算でイーサリアムの手数料が高騰する場面もあっただけに、ロンドンアップグレードによる改善に期待したい。
release date 2021.07.08
出典元:
ニュースコメント
ゴールドマンサックスが投資対象としてイーサリアムを評価
世界最大のブロックチェーンプラットフォームとして勢力を拡大するイーサリアムだが、米大手投資銀行のゴールドマンサックスは、価値保存の手段として同仮想通貨がビットコイン(Bitcoin)を上回る可能性があると評価している。ゴールドマンサックスは仮想通貨の特性上、イーサリアムが安全資産として金に勝ることはないと前置きした上で、スマートコントラクトを活用した多数のユースケースを持つ同仮想通貨が投資対象としての潜在性を秘めていると述べた。また、イーサリアムはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)ベースのコンセンサスアルゴリズムに移行することを計画しており、環境負荷が懸念される昨今の仮想通貨市場でも有効なブロックチェーンシステムとして生まれ変わると予想されているようだ。それに向けてロンドンアップグレードは重要な試金石になると考えられるが、イーサリアムはどのように変化していくのか、今後も同仮想通貨の動向に注目していきたい。
作成日
:2021.07.08
最終更新
:2022.04.20
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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