Select Language

イーサリアム、EIP1559実装で価格上昇に期待

イーサリアム、EIP1559実装で価格上昇に期待

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
イーサリアム、EIP1559実装で価格上昇に期待

update 2022.04.20 12:27

焼却処理により供給量が減少する見通し

今月5日、イーサリアム(Ethereum)開発者がEIP(Ethereum Improvement Proposal)1559を実装することを承認したことを受けて、同仮想通貨価格の上昇に対する期待が高まっている。

先日、手数料システムの改善に向けイーサリアムがEIP1559実装の可能性を明らかにしていたが、それが今年7月に予定される次期ハードフォークのロンドン(London)に盛り込まれることが確定的になったという。EIP1559はETH建てのBASEFEE(基本料金)を焼却処理(バーン)する制度を採用しており、イーサリアムの供給量減少と同時に、同仮想通貨価格の上昇を引き起こす可能性を秘めているようだ。これに関して仮想通貨分析会社MessariのディレクターであるEric Turner氏は、ここ最近で最も画期的な出来事だと述べ、イーサリアム価格の上昇に期待感をあらわにした。[1]

最近、イーサリアムは他の仮想通貨と共に驚異的な値上がりを記録しており、過去1年間の上昇率が約560%に達している。機関投資家の市場参入で供給不足が顕著化するビットコインでさえも、同期間中の上昇率が約430%に留まっていることを考慮すると、その伸びは驚異的なものだと言えるだろう。

昨年末、イーサリアムはETH2.0のステーキング契約が6億ドルを突破するなど、投資対象の仮想通貨として需要が高まっているが、どのような価格推移を示すのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2021.03.09

ニュースコメント

comment

技術的なアップグレードで価値を高めるイーサリアム


2015年、イーサリアムはリリース時に1ETHあたり0.8ドルをマークし、その後順調に価格を伸ばしてきた。特に2017年に大規模なハードフォークが実行されたことをきっかけに、イーサリアム価格は仮想通貨バブルの波に乗って1,400ドル台にまで高騰している。その後、ビットコイン価格の大暴落と共に低迷期に突入するものの、2020年後半からETH2.0への移行が秒読み段階に入ったことで、イーサリアム価格は再び最高値を更新するに至った。デジタルゴールドとして需要が拡大するビットコインとは対照的に、イーサリアムは技術的なアップグレードを継続することでシステムを改善し、その価値を高めてきたと言えるだろう。現在、イーサリアムはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)ベースのコンセンサスアルゴリズムを採用して、よりスケーラブルで効率的なシステム構築を目指しているが、それが同仮想通貨価格にどう影響するのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.03.09

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからコインチェックに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについても解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からコインチェック(Coincheck)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.17 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル