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Bybit、英国での仮想通貨デリバティブ取引サービス終了を発表

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update 2022.04.20 12:27
Bybit、英国での仮想通貨デリバティブ取引サービス終了を発表

update 2022.04.20 12:27

規制面でのリスクを考慮して英市場からの撤退を決断

シンガポールを拠点とする仮想通貨(暗号資産)デリバティブ取引所のBybitは、英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】の決定を受け、同国でのサービスを終了すると発表した。[1]

3月5日、BybitはFCAの規制に準拠するために、英国における仮想通貨デリバティブの取引サービスを停止すると伝えた。また、Bybitは英国の居住者からのアクセスを制限すると述べ、2021年3月31日午前8時までに全ての資金を口座から引き出すようユーザーに促しているという。Bybitは直接的に英ポンドとの取引をサポートしていたわけではないが、規制面でのリスクを考えて英国市場からの撤退を決断したようだ。

デリバティブ商品は原資産価格に連動する契約であり、現物資産を所有せずとも効率的に利益を上げることができるため、トレーダーから重宝されている。しかしながら大きなリスクが伴うことから、今年に入ってFCAは仮想通貨デリバティブの取引を制限する規制を施行するに至った。

2018年に設立されたBybitは、数十億ドルの日間取引量を誇る規模にまで成長しており、世界でも5本の指に入る仮想通貨デリバティブ取引所として認識されている。昨年末、Bybitはボルシア・ドルトムントと提携するなど、欧州でのマーケティングを拡大していたが、英国市場から撤退することでどのような影響を受けるのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

release date 2021.03.09

ニュースコメント

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デリバティブ規制が拡大する欧州


欧州ではデリバティブ商品の危険性に関する議論が高まっており、複数の主要国が規制に乗り出しているようだ。とりわけボラティリティが大きい仮想通貨を対象としたデリバティブ商品は、そのリスクが未知数なことも相まって取り扱いが制限され始めている。最近ではキプロス証券取引委員会(CySEC)より許認可を受ける海外FX・CFDブローカーのRoboMarketsが仮想通貨CFDの提供停止を発表しているという。加えて、英国ではBybitだけでなく、ロンドンを拠点とするIG Groupなども仮想通貨CFDの提供を停止しており、この流れが拡大している状況だ。これに伴い、FCAは英国CFDプロバイダーへの影響に関して、約3,850万ポンドから最大5,530万ポンドの利益減少を試算しているが、欧州のデリバティブ市場はどのように変化していくのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.03.09

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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