Select Language

イーサリアム、レバレッジポジションの精算急増で取引手数料が高騰

イーサリアム、レバレッジポジションの精算急増で取引手数料が高騰

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
イーサリアム、レバレッジポジションの精算急増で取引手数料が高騰

update 2022.04.20 12:27

仮想通貨市場の暴落でマージンコールが連鎖的に発生

仮想通貨(暗号資産)市場が記録的な暴落に見舞われる中、DeFi(分散型金融)関連サービスにおけるレバレッジポジションの解消を急ぐ動きが生じ、イーサリアム(Ethereum)の取引手数料が高騰した。

今月19日にビットコインが3万ドル付近に急落したことを受け、イーサリアム価格(ETH/USD)は一時的に前日から約40%減となる水準に達した。これに伴い、仮想通貨市場ではマージンコールが連鎖的に発生しており、過去24時間で推定91億3,000万ドル相当のポジションが精算されているようだ。Alameda Researchのサム・トラブッコ氏は、イーサリアム価格がスポット市場主導で上昇しているとの見立ては間違っていたと述べ、大量のレバレッジポジションが仕込まれていたことを明らかにしている。[1]

ブロックチェーン分析企業のDelphi Digitalによると、イーサリアムの取引手数料は同日中に約1,500Gwei(10億分の1ETH)から約1,700Gweiのレンジまで急上昇したという。[2]また、仮想通貨データサイトのDune Analyticsでは、その額が単純な送金で平均38.10ドル、分散型取引所(DEX)のユニスワップ(Uniswap)における取引で平均230.25ドルを記録したことが確認されている。仮想通貨管理会社CoinSharesのCSO(Chief Strategy Officer)であるメルテム・デミローズ氏は、イーサリアムの取引手数料として1,200ドルを支払ったものの、取引が長時間保留となっていたと報告した。[3]

現在、イーサリアム価格は落ち着きを取り戻しているが、投資家はどのような動きを見せるのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。

release date 2021.05.24

ニュースコメント

comment

イーサリアムに次ぐDeFiプラットフォームが台頭


世界最大のDeFiプラットフォームとして拡大を続けるイーサリアムだが、ここ1週間でネットワーク上の預かり資産額が約200億ドル減少しているという。これに関して、仮想通貨ベンチャーキャピタリストのコンスタンティン・コーガン氏は、Binance Smart Chainやポルカドット(Polkadot)などのプラットフォームが台頭してきていると指摘し、将来的にDeFi関連サービスがマルチチェーンでの運用に移行する可能性があると予想している。実際に、今年に入ってからバイナンスコインは時価総額が1,000億ドルを突破するなど、イーサリアムに次ぐDeFiトークンになっていると言えるだろう。イーサリアムはETH2.0移行に向けて検証が進められているが、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)の採用でDeFiプラットフォームとしての価値を高めることができるのか、今後も同プロジェクトの行方を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.05.24

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説

仮想通貨USUALは、ステーブルコインプロトコル「Usual」のガバナンストークンです。Usualは、BlackRockなどからRWA(現実資産)を集約してステーブルコインを発行し、その収益をコミュニティに再分配するプロトコルとして注目を集めています。
update2024.11.20 20:00

Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催

Milton Marketsで期間限定の100%入金分ボーナスキャンペーンが開催されます。当記事では100%入金分ボーナスの概要や、注意点を中心に解説していきましょう。
update2024.11.20 19:30

スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~

この記事では、優先的に押さえておきたいMT4アプリの機能を5つのグループにまとめ、iPhone版とAndroid版での使い方を解説します。「基本操作を手っ取り早く確認したい!」という方はぜひご活用ください。
update2024.11.20 19:00

ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得

2024年11月1日、海外取引所のZoomex(ズーメックス)が、取引大会シリーズ「クリプトバトルZ」を開催しました。ラウンドごとの特典総額は3,480ドル相当です。当記事では、クリプトバトルZの詳細や参加方法、注意点を解説します。
update2024.11.15 20:00

ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は

ゴールドラッシュXMのランディングページで謳われている「1ヵ月で取引資金が2倍に」、「破綻リスクはほぼゼロ」という宣伝文句に違わぬ実力が備えられているのか、フォワードテスト・バックテストを実施して検証しました。
update2024.11.14 20:30

Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与

Titan FXが、2024年11月25日(月)からブラックフライデーキャンペーンを開催します。今回のキャンペーンでは、FX通貨ペア銘柄またはゴールドを1ロット取引するごとに500円のキャッシュバックが付与されます。
update2024.11.14 20:00

XMTradingが仮想通貨CFDのスプレッドを縮小!どのくらい狭くなったか検証

2024年10月25日にXMTradingが仮想通貨CFDのスプレッドを縮小しました。この記事では、BTCUSDとETHUSDのスプレッドの計測結果やほかのFX業者と比較した結果を解説します。
update2024.11.14 19:30

Milton Marketsが11月の1万円FXチャレンジとXリポストキャンペーンを開催!

Milton Marketsで、11月の1万円チャレンジが開催されます。この記事では、開催期間や上位入賞の条件、これまでの1万円チャレンジと変わった点などを解説します。
update2024.11.14 19:00

XMTradingがお歳暮プロモを開催!100%入金ボーナスを付与

海外FX業者のXMTradingが2024年10月15日から11月15日までお歳暮プロモを開催することを発表しました。キャンペーン期間中に対象口座へ入金すると、100%の入金ボーナスが付与されます。新規・既存ユーザーの両方が対象です。
update2024.11.12 19:30

Zoomexがあったか冬支度応援キャンペーンを開催!総額76万円相当のビットコインとAmazonギフト券がもらえる

Zoomex(ズーメックス)が、あったか冬支度応援キャンペーンを開催しました。各種条件をクリアすると、総額76万円相当のビットコインとAmazonギフト券を獲得できます。キャンペーン開催期間は、2024年11月19日〜11月25日までです。
update2024.11.07 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル