Select Language

ビットコイン価格、一時的に3万ドル付近にまで下落

ビットコイン価格、一時的に3万ドル付近にまで下落

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
ビットコイン価格、一時的に3万ドル付近にまで下落

update 2022.04.20 12:27

30%を超える大暴落で時価総額が1兆ドル減少

今月19日、ビットコイン価格(BTC/USD)は30%を超える大暴落を記録し、一時的に3万ドル付近にまで下落した。

今年3月に電気自動車メーカーのテスラがビットコイン決済の受付を開始したことをきっかけに、ビットコイン価格は6万ドルを超える水準にまで高騰していた。しかしながら今月13日、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏が自身のTwitter(ツイッター)アカウントを通じ、環境への負担を考慮してビットコインの決済利用を停止すると伝えたことを受け、仮想通貨(暗号資産)市場ではビットコインに対する売り圧力が急速に高まっている。今月17日、ビットコインは過去1ヶ月で約30%減となる4万2,000ドルラインまで下げていたが、今回、その抵抗線を下抜けて暴落するに至ったという。

仮想通貨コミュニティではテスラがビットコインを大量売却するとの疑念が強まっており、この暴落に拍車を掛けていたが、マスク氏は自身のTwitterを通じてビットコインを売却する意思がないことを「ダイヤモンドハンド(ポジションを硬く保有し続ける意味)」の絵文字を交えて伝えた。[1]加えて、米資産運用会社のArc InvestmentのCEOであるキャシー・ウッド氏がビットコイン価格が再び上昇すると言及した。[2]その結果、パニックにあった相場は落ち着きを取り戻し、ビットコイン価格は底値から立ち直りを見せて4万ドル台にまで回復している。

このビットコイン価格の急落に伴い、主要な仮想通貨は軒並み軟調な値動きを示しているようだ。先日、最高値を更新して4,000ドルを突破したイーサリアムは、前日から約40%減となる2,500ドル付近にまで下落した。また、マスク氏のお気に入りのアルトコインとして知られるドージコイン(DOGE)は、0.33ドルに急落しており、今月初めからのプラスを帳消しにする所まで値を下げている。

仮想通貨市場全体の時価総額は一時的に1兆ドル近くのマイナスを記録したが、これら仮想通貨はどのような動きを見せるのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。

release date 2021.05.21

ニュースコメント

comment

テクニカル分析で弱気を示すビットコイン


今回、ビットコイン価格は3万ドルを支持線に反発する形となったが、200日移動平均線を完全に下回っており、テクニカル分析の観点から長期的な下落トレンドに突入するとの懸念が高まっているようだ。これに関してOANDA Asia Pacificのシニアアナリストであるジェフリー・ハレー氏は、ビットコイン価格が再び3万ドルをわずかに下回るかもしれないと言及し、更なる暴落が待ち受けている可能性があることを示唆した。一方、デジタルファイナンス事業を展開するJST Capitalの共同経営者であるトッド・モラキス氏は、ネガティブなニュースと弱気なテクニカル要因が大惨事を招くと警告しているものの、安値でのビットコイン購入を狙う投資家の買い注文が流入する可能性があると指摘している。中にはこれが仮想通貨バブルの崩壊だと主張するアナリストも存在するが、ビットコイン価格はどのような動きを見せるのか、今後も同仮想通貨の値動きに注目していきたい。


Date

作成日

2021.05.21

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MT4/MT5の自動売買をスマホだけでやるって本気?!EA設定はPCに任せよう

「MT4/MT5の自動売買をスマホで完結させたい」と考える方もいるでしょう。スマホだけで自動売買の設定やEAを稼働させることは可能ですが、操作性の低さから現実的ではありません。本記事ではMT4/MT5の自動売買におけるスマホの活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:00

MT4/MT5のローソク足の色は4つのポイントでカッコよくできる!

MT4/MT5は、自分だけのオリジナルデザインにチャートをカスタマイズできます。配色や表示設定を少し変えるだけで、補色やコントラストを意識することで、より視覚的に分かりやすいチャートにすることも可能です。この記事では、誰でも簡単にできるチャートのカスタマイズ方法を4つのポイントに分けてご紹介します。
update2025.02.12 19:30

仮想通貨WCTの将来性は?Web3インフラ「WalletConnect」の特徴や評判

仮想通貨WCTは、オープンソースネットワーク「WalletConnect(ウォレットコネクト)」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨WCTの将来性やX(旧Twitter)での評判、WalletConnectの特徴などを解説します。
update2025.04.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル