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外為ファイネスト、MT5のデモ版をリリース

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update 2022.04.20 12:28
外為ファイネスト、MT5のデモ版をリリース

update 2022.04.20 12:28

ライブ版は今秋頃リリース予定

国内FXブローカーの外為ファイネスト株式会社【以下、外為ファイネストと称す】は7月1日、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.が開発した取引プラットフォームであるMetaTrader5【以下、MT5と称す】のデモ版をリリースしたことを発表した。[1]

MT5はEA(自動売買システム)や高度なテクニカル分析機能が利用可能で、世界中のトレーダーから圧倒的な人気を誇る取引プラットフォームだ。旧式のMetaTrader4【以下、MT4と称す】には50種類以上のインディケータが搭載されているが、MT5では80種類以上のインディケータを利用できる他、時間足に関しては9種類から21種類へ増加している。また、64ビット対応のMT5では、パソコン性能をフルに生かした発注や、複数のソフトを導入したチャート分析を高速で行うことができ、動作環境が飛躍的に向上している。

更に、MT5ではスキャルピングトレード向けとなる板情報画面からの発注など、MT4にはないMT5ならではの機能が利用できる。大量のデータ処理を要する長期間のバックテストに関しても、MT5はMT4と比較して格段に速く処理することができ、10年分のバックテストを数分程度で処理するという。また、テスト結果はビジュアルデータとして分かりやすく表現されており、様々な角度から取引を検証することが可能だ。尚、MT5デモ版のリリースに併せ、外為ファイネストは株式会社ゴゴジャンが提供するデモ版MT5 EAをプレゼントするキャンペーンを実施中である。[2]

外為ファイネストはロンドンやシドニー、ドバイなどで金融サービスをグローバル展開しているハンテックグループ(Hantec Group)の日本法人として、日本の金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)に登録しているFXブローカーだ。外為ファイネストでは、今回のデモ版に続きライブ版MT5を今秋頃にリリースする予定である。同社は利用需要が高まるMT5をリリースすることで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.07.05

出典元:

  1. 外為ファイネスト株式会社

    https://www.gaitamefinest.com/news/peng4a
  2. 外為ファイネスト株式会社(キャンペーン)

    https://www.gaitamefinest.com/campaign/mt5ea202107

ニュースコメント

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世界標準の取引プラットフォームとなるMT5


日本のFXブローカーの多くが、独自開発の取引ツールを提供する一方、外為ファイネストは高機能が付帯されたMT5をリリースすることで、スプレッド競争が激化する国内市場において、競合他社との差別化を図っていると推察される。MT5は既に利用企業数においてMT4を上回っており、グローバル市場を見渡すと、殆どの有力海外FXブローカーが、世界標準となるMT5を導入している状況だ。そのため、利用するブローカーを変更する場合においても、MT5を利用する海外FXブローカー間であれば、共通の操作方法でスムーズに取引を再開することができる。また、一部の国内FXブローカーの取引ツールには月額利用料がかかるが、MT5は利用料が無料である他、単一プラットフォームでマルチアセットクラスの取引ができる高い利便性を誇っている。足元では、多くの海外FXブローカーがMT5を活用したソリューションの提供を試みている状況だ。例えば、最大レバレッジ3,000倍を提供するFBSがMT5上に株式CFDを追加したことで、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの開発に取り組むGlaxoSmithKline(グラクソ・スミスクライン)などの高配当銘柄が取引できる。また、狭いスプレッドや高い約定力を武器とするTitan FXはMT5上で仮想通貨CFDの取り扱いを開始した。その他、7月1日より取引コストを削減したExclusive Marketsでは、MT4用のインディケータやEAを無料でMT5向けに変換する独自サービスを提供している。多くのユーザーが高い利便性を誇るMT5を活用し、更に取引を活性化することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.07.05

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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