Select Language

アステカ銀行、ビットコイン受け入れを開始する方針

アステカ銀行、ビットコイン受け入れを開始する方針

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:28
アステカ銀行、ビットコイン受け入れを開始する方針

update 2022.04.20 12:28

オーナーのサリナス氏がTwitter上で明言

メキシコの大富豪でアステカ銀行(Banco Azteca)のオーナーであるリカルド・サリナス・プリエゴ氏が、同行でビットコイン(Bitcoin)の受け入れを開始する方針であることを明らかにした。[1]

先日、MicroStrategyの創設者であるマイケル・セイラー氏は、サリナス氏が法定通貨を詐欺的だと批判しているビデオを引用し、投資家はポートフォリオに仮想通貨(暗号資産)を組み込むべきだとの考えを示していた。[2]これに対してサリナス氏は、セイラー氏のツイートに返答する形で、ビットコイン利用を支持していることを表明し、アステカ銀行がそれに対応する方針だとコメントしている。

現在、メキシコで3本の指に入る大富豪であるサリナス氏は、小売や銀行、メディアなどの企業を有しており、同氏の資産は昨年から28億ドル増加して158億ドルに達しているという。サリナス氏は熱心なビットコイン支持者として知られ、自身の流動性資産の10%を同仮想通貨に投資していると公言している。

中国が仮想通貨規制を強化したことをきっかけに、ビットコイン価格は今年4月のピーク時から約50%減となる水準にまで暴落している。直近では、ビットコイン価格は一時3万ドル割れの展開を見せているが、サリナス氏およびアステカ銀行の決定がどのような影響を及ぼすのか、今後も同仮想通貨の動向に注目していきたい。

release date 2021.06.29

ニュースコメント

comment

中南米地域から仮想通貨利用が拡大する可能性


昨年、スイスの大手銀行であるデューカスコピーがイーサリアムによる入出金サービスを開始したことに続き、世界各国で主要な銀行が仮想通貨の取り扱いを検討し始めている。これに対してバーゼル銀行監督委員会(Basel Committee on Banking Supervision, BCBS)は警戒感をあらわにし、世界金融の安定性を維持するために銀行による仮想通貨の保有を規制する必要があるとの考えを示しているという。しかしながらインフレーションに苦しめられる中南米諸国では、既にビットコインが実質的な通貨または資産として機能しており、経済や金融システムから仮想通貨を排除することが困難な状況に陥っているようだ。特にエルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用したことは、近隣諸国における同仮想通貨の利用を促進する可能性があると言えるが、銀行と仮想通貨の関係はどのように変化していくのか、今後も中南米地域での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.06.29

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル