Select Language

エルサルバドル、法定通貨としてビットコインを採用する可能性

  1. HOME
  2. マーケット情報・ナレッジベース
  3. 世界のFXニュース
  4. エルサルバドル、法定通貨としてビットコインを採用する可能性

世界のFXニュース

エルサルバドル、法定通貨としてビットコインを採用する可能性

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.09.02 11:10
エルサルバドル、法定通貨としてビットコインを採用する可能性

update 2021.09.02 11:10

近日中に法案が議会に提出される見通し

中南米の小国であるエルサルバドル共和国【以下、エルサルバドルと称す】のナジブ・ブケレ大統領は、ビットコイン(Bitcoin)を国の法定通貨として定める法案が近日中に議会に提出される見通しであることを明らかにした。[1]

6月5日、米マイアミで開催された「Bitcoin 2021 Conference」でブケレ大統領は、ビットコインを法定通貨として採用する方針だと発表し、それが金融包摂を拡大する可能性があるとの考えを示した。ブケレ大統領によると、エルサルバドルにおける人口の70%が銀行口座を持たず、非公式経済(Informal Economy)に組み込まれており、ビットコインを採用して金融包摂を拡大することが同国経済を成長させる手段になり得るという。また、ブケレ大統領はビットコインの活用が送金コストの削減につながると指摘し、具体的に100万人以上の低所得世帯が受け取る金額が年間数十億ドル増加すると言及している。

今年3月にエルサルバドルでモバイル決済アプリをローンチしたStrikeは、この法案を歓迎しており、ビットコイン活用に向けて引き続き協力していくと述べた。加えて、Strikeの創設者兼CEOであるジャック・マラーズ氏は、法定通貨としてネイティブな仮想通貨(暗号資産)を利用することで、エルサルバドルは世界で最も安全かつ効率的でグローバルに統合されたオープンな支払いネットワークを提供できるとコメントした。

これに関して仮想通貨関連企業Avantiの創設者兼CEOであるケイトリン・ロング氏は、米国会計基準(USGAAP)や国際会計基準(IFRS)の下で、ビットコインが現金として処理できるようになることで、会計上の問題が解消されると主張しているようだ。[2]一方、日本の仮想通貨関連企業であるbitFlyer Blockchainで代表取締役を務める加納裕三氏は、エルサルバドルがビットコインを法定通貨とすることで、同仮想通貨が外為法の外国通貨に該当する可能性が出てくるとの懸念を表明している。[3]

先月17日、ビットコイン価格は過去1ヶ月間で約30%減となる水準にまで下落するなど、ボラティリティが拡大してきているが、法定通貨としての役割を果たすことができるのか、今後もエルサルバドルでの展開に注目していきたい。

release date 2021.06.08

ニュースコメント

comment

インフレの深刻化で中南米地域の仮想通貨市場が拡大


中南米地域では法定通貨のインフレ問題が深刻化しており、仮想通貨の需要が高まっている状況だ。ハイパーインフレに見舞われるベネズエラでは独自仮想通貨のペトロ(Petro)が導入され、ニコラス・マドゥロ大統領がペトロでの国際線フライト燃料購入を義務化する方針を示している。一方で、国内資金はイーサリアム(Ethereum)やダッシュ(Dash)を始めとする主要な仮想通貨へと流れているようだ。同じくアルゼンチンやブラジル、メキシコ、コロンビアなどでもビットコインが米ドルや金に代わる資産として利用されており、同仮想通貨のトランザクションや取引量が増加しているという。デジタル人民元の発行に向けて中国人民銀行が規制強化を実施するなど、世界では中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency, CBDC)を受け入れるための準備が進められているが、これら国家はどのような対応を見せるのか、今後もその動向を見守っていきたい。


Date

作成日

 : 2021.06.08

Update

最終更新

 : 2021.09.02

著者情報

Zero(ゼロ) | Zero

金融ライター

arw
Zero

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

関連記事

アクセスランキング

BITトークン、SushiSwapのファーミング報酬として配布

BitDAOは8月31日、同日から最大180日間に渡って、最大3,400万BITトークンが分散型取引所(DEX)SushiSwapのファーミング報酬に割り当てられると発表しました。ファーミングとは、仮想通貨をレンディングやステーキングすることで報酬を得る行為を指します。
update2021.09.03 18:00

金融業界に変革を起こす!BitDAOとはどんな組織?

2021年6月に、世界で最も新しいDAO(自立分散型組織)としてBitDAOが誕生しました。DeFiの発展を目指すとしていて、仮想通貨取引所Bybitの支援を受け、2億3千万ドルもの資金を調達しました。この記事では、BitDAO、DAO、DeFiについて詳しく解説します。
update2021.07.06 10:00

BitDAOがIDO開始!SNSでも話題に

仮想通貨デリバティブの取引高が世界第6位を誇るBybitが支援する自立分散型組織(DAO)、「BitDAO」のIDO(新規DEX公開)が2021年8月16日に開始されました。
update2021.08.23 10:00

話題のDAO、BitDAOを徹底解説!参加するメリットは?

2021年6月、DAO(自立分散型組織)であるBitDAOが活動を開始しました。大手仮想通貨取引所のBybitが継続的に出資をしていることで、活動開始前から現在に至るまでSNS等で注目を集めています。
update2021.09.10 20:00

海外FXブローカー各社、スイスフランのレバレッジを変更

2021年8月上旬にユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)が年初来安値を更新する展開となる中、海外FXブローカー各社は、スイス国立銀行(Swiss National Bank)【以下、SNBと称す】による現行のペッグ通貨政策にリスクが伴うとして、スイスフラン通貨ペアのレバレッジを変更した。
update2021.08.30 12:19

BitDAO、Bybitから約4,720万ドルの資金提供を受ける

世界最大の仮想通貨(暗号資産)デリバティブ取引所Bybitが支援する自律分散型組織(Decentralized Autonomous Organization, DAO)のBitDAOが、同取引所から約4,720万ドルの資金提供を受けたことが明らかになった。
update2021.08.11 14:20

NYオプションカット情報(4月9日)

米国証券保管振替機関(DTCC)によると、日本時間4月10日午前0時(米国東部標準時4月9日午前10時)に期限を迎えるオプション取引の数量は下記の通り。本日は、ユーロドル、ドル円、米ドルカナダドル、NZドル米ドルに10億通貨を超える大口のオプション取引がある。
update2021.04.09 15:44

ドル円リアルタイムオーダー=107.80円 買い・割り込むとストップロス売り

110.00円 売り109.90円 OP22日NYカット109.70円 売り109.00-20円 断続的に売り108.60-80円 断続的に売り108.55円 売り・超えるとストップロス買い108.40-50円 断続的に売り108.30円 ...
update2021.04.21 21:02

ドル円リアルタイムオーダー=108.00円 買い厚め・割り込むとストップ

110.20円 売り110.00円 売り109.90円 OP22日NYカット109.70-80円 断続的に売り109.50円 売り109.10-30円 断続的に売り108.90-00円 断続的に売り・超えるとストップロス買い108.80円 ...
update2021.04.19 21:09

ドル円リアルタイムオーダー=107.80円の買いはこなす

110.00円 売り109.00-10円 断続的に売り108.40-80円 断続的に売り(108.50円 OP27日NYカット)108.20-30円 売り・超えるとストップロス買い108.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い107.7...
update2021.04.23 21:06
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。利用の方針

クッキー利用に同意する