作成日
:2021.03.31
2022.04.20 12:27
ビットコイン価格(BTC/USD)が5万5,000ドル付近で停滞している一方で、ビットコインホルダーは長期保有の構えを見せており、結果的に同仮想通貨(暗号資産)の供給量が過去2年間で最低となる水準にまで低下した。
先日、ビットコイン価格は6万1,000ドルを超えて史上最高値を更新したが、その後まもなく大幅な下落に見舞われて5万ドル台に引き戻された。このような状況下で、2018年にビットコインを購入したビットコインホルダーの多くが、より大きな利益を得ることを目指し、売り圧力に抵抗する形で同仮想通貨を保有しているという。
最近では電気自動車メーカーのテスラがビットコイン決済の受付を開始するなど、機関投資家の市場参入でビットコインの供給不足が顕著化してきている。加えて、マイナーも獲得したビットコインを売却せずにそのまま保有する傾向を強めており、この流れに拍車をかけているようだ。これに対してArk Investの創設者兼CEOであるCathie Wood氏は、限られた供給と潜在的な需要を加味すれば、将来的にビットコインの時価総額が現在の1兆ドルから飛躍的に増加する可能性があると述べた。
今年に入ってからビットコイン価格は90%近く高騰している。Wood氏を始めとする有識者はビットコイン価格の更なる上昇に期待しているようだが、この供給不足がどのような影響を及ぼすのか、今後も同仮想通貨の動向を見守っていきたい。
release date 2021.03.31
出典元:
ニュースコメント
クジラの動向に左右されるビットコイン価格
最近、仮想通貨市場ではクジラと呼ばれる大口投資家がビットコインを買い占めており、同仮想通貨価格に対する影響力を強めている。Kraken Intelligenceによると、2021年3月13日時点で、100BTC以上保有するクジラがビットコイン発行数全体の約65%にあたる合計1,166万1,000BTCを独占していたという。今の所、クジラは調整相場に入ってからも2万BTCを買い増すなど、ビットコイン価格を下支えする動きを見せているが、その一方でFUD(悪い噂を流して不安を煽る行為)への懸念が高まっているようだ。直近では、米大手仮想通貨取引所のジェミニに10億ドル相当のビットコインが外部から入金されたとの報道が、クジラによる投げ売りを意識させた売り煽りだった可能性があると噂されている。昨年末頃からクジラのアカウント数は増加傾向にあるようだが、ビットコインを取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後も仮想通貨市場での動きに注目していきたい。
作成日
:2021.03.31
最終更新
:2022.04.20
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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