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ロビンフッド、非公開で上場申請

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update 2022.07.27 14:18
ロビンフッド、非公開で上場申請

update 2022.07.27 14:18

公開株数と価格レンジは未定

シリコンバレーを拠点に取引手数料無料の投資アプリを提供するRobinhood Markets, Inc.【以下、ロビンフッドと称す】は3月23日、普通株式を上場すべく、米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission)【以下、SECと称す】に証券登録届出書(Form S-1)を非公開の形で提出したことを発表した。[1]

現状、ロビンフッドは公開株数と価格レンジは未定であるとし、SECの審査後にIPO(イニシャルパブリックオファリング)を実施すると言及している。

ロビンフッドは取引手数料無料サービスを武器に、ミレニアル世代を中心とした個人投資家層から高い人気を集め、急速に顧客基盤を拡大している。更に、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけに投資の世界に参入した投資初心者が、ゲーミフィケーションを導入した同社の取引サービスを選好しているという。

新型コロナ禍において、ロビンフッドは企業価値を大幅に拡大しているが、今後も市場で注目が集まる同社のIPO動向を見守りたい。

release date 2021.03.25

ニュースコメント

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競合他社との差別化に向けたロビンフッドの次なる一手に注目


2021年に入っても、ロビンフッドの快進撃が止まらない。仮想通貨(暗号資産)関連の取り組み強化が奏功し、年初からわずか2ヶ月間でロビンフッドは600万人のユーザー獲得に成功している。直近では、ロビンフッドはキャッシュボーナスキャンペーンを開催している他、新型コロナウイルス経済対策の1つである給付金が、ビットコイン(Bitcoin)と株式市場に流入する可能性が指摘されており、同社にとっては更なる顧客取引の拡大が期待されている状況だ。一方、ロビンフッドのコンプライアンス体制に対してユーザーから批判の声が挙がっている他、顧客注文データをマーケットメイカー(値付け業者)に回送するペイメント・フォー・オーダーフロー【以下、PFOFと称す】と呼ばれる仕組みも問題視されている。一方で、同社と同様に取引手数料無料サービスを提供するeToroも上場計画が浮上しているが、PFOFを採用しておらず、取引の透明性を確保している模様だ。多くのプレーヤーが取引手数料無料の波に追随する中、ロビンフッドが競合他社との差別化を図るべく如何なるソリューションを講じるか注目したい。


Date

作成日

2021.03.25

Update

最終更新

2022.07.27

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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