Select Language

ロビンフッド、キャッシュボーナスキャンペーンを開催

ロビンフッド、キャッシュボーナスキャンペーンを開催

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.08.05 16:19
ロビンフッド、キャッシュボーナスキャンペーンを開催

update 2022.08.05 16:19

入金額に対して最大5%のキャッシュボーナスを付与

シリコンバレーを拠点に取引手数料無料の投資アプリを提供するRobinhood Markets, Inc.【以下、ロビンフッドと称す】は、2021年3月15日から28日までの期間において、新規の入金額に対して最大5%のキャッシュボーナスを付与するキャンペーンを開催中だ。[1]

ロビンフッド・キャッシュリワーズ(Robinhood Cash Rewards)と題したプログラムでは、新規の入金額に応じて最大250ドルを還元するという。キャッシュボーナスに関しては、付与日から60日間出金することができないとのことだ。

米国のバイデン政権が実施する新型コロナウイルス(COVID-19)経済対策の1つである給付金が、ビットコイン(Bitcoin)と株式市場に流入する可能性が指摘される中、ロビンフッドのプロモーションが実施された。また、Reddit【以下、レディットと称す】のフォーラムであるWallStreetBets(ウォールストリート・ベッツ)で繋がる個人投資家が共闘し、給付金をペニー株(低位株)に投じる可能性があるという。これらの動きに鑑みると、ロビンフッドを含む複数のリテールブローカーが、レディット投資家を新たな潜在顧客として見なしていると推察できる。尚、欧州市場では過剰な取引の誘引が問題視されており、現金か否かを問わずボーナスやインセンティブの付与が禁止されている。

レディット騒動に伴い市場に混乱が生じた際には、IG Groupが小型株の証拠金取引停止を決断したように、複数のブローカーが急遽大きく空売りされている銘柄の取引制限措置を講じている。給付金を活用した投資拡大が見込まれる中、トレ ーダーは引き続き取引環境の急変に対して注意を払う必要がありそうだ。

既に一部の米国人に対して現金給付の支給が始まっている模様であり、実際に給付金が株式や仮想通貨(暗号資産)市場に向かうのか、その資金動向を見守りたい。

release date 2021.03.19

ニュースコメント

comment

急成長の影で複数の課題が浮き彫りとなるロビンフッド


仮想通貨関連サービスの拡充が奏功し、年初からわずか2ヶ月間でロビンフッドは600万人のユーザー獲得に成功しており、2021年に入っても急速に顧客基盤を拡大している。また、同年2月にロビンフッドのモバイルアプリダウンロード数は300万件を超えており、これはブローカーの中で過去最高になるという。同社はミレニアル世代から圧倒的な支持を受け、破竹の勢いで急成長を遂げているが、取引システムやインフラ及びコンプライアンス面における課題が浮き彫りとなっている。例えば、ロビンフッドではシステム障害が度々発生している他、ハッキング被害時の不手際な対応に顧客から不満の声が挙がっている。また、オプション取引で多額の損失を出したと勘違いした、投資経験の浅いロビンフッドユーザーが自殺する事態に発展している。取引システム面に関しては、同社が個人の注文をマーケットメイカー(値付け業者)に回送してリベートを得る仕組みについて、取引の透明性向上を図るべく開示強化を求める声が出ている状況だ。ロビンフッドは年内にIPO(イニシャルパブリックオファリング)を実施するとの観測が高まっているが、個人投資家保護の徹底を図るべく、足元で浮き彫りとなった複数の課題に対して早急に対応することに期待したい。


Date

作成日

2021.03.19

Update

最終更新

2022.08.05

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル