Select Language

価格高騰で脚光を浴びるドージコイン

価格高騰で脚光を浴びるドージコイン

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
価格高騰で脚光を浴びるドージコイン

update 2022.04.20 12:27

Elon Musk氏を始めとする著名人が後押し

ここ数日間で、1DOGEあたり0.007ドルから0.07ドルまで約1,000%の高騰を見せたことから、ドージコイン(Dogecoin)が脚光を浴びている。[1]

一部アナリストによると、電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)のCEOを務めるElon Musk氏がドージコインに関心を示しており、同氏のTwitter(ツイッター)での発言が同仮想通貨(暗号資産)価格を押し上げる要因になっているという。例えば、今年2月4日にMusk氏がドージコイン関連のツイートを大量に投稿したことを受け、同仮想通貨価格は0.031ドルから0.057ドルにまで上昇した。

2019年4月にドージコインに関するツイートを投稿して以来、Musk氏は定期的に同仮想通貨の話題に触れている。これに対して、バイナンス(Binance)のCEOを務めるChangpeng Zhao氏やラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)氏、ロックバンドKISSのGene Simmons氏、実業家のMark Cuban氏などの著名人が反応し、仮想通貨コミュニティが盛り上がりを見せているようだ。Musk氏が何を意図しているかは明らかではないが、結果的に主要なメディアもドージコインに注目し始めている。

元々、ドージコインはIBMのソフトウェアエンジニアであるBilly Markus氏とAdobeのソフトウェアエンジニアのJackson Palmer氏によって開発され、柴犬をマスコットにしたお遊びのような仮想通貨として認識されていた。これに関してGulf PearlのShidan Gouran氏も、ドージコインがアーケードゲームのチケットなようなものだと言及し、同仮想通貨がビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)などと同等に扱われることはないとの考えを示している。実際にドージコインは技術的にユニークな特性を有しておらず、主なユースケースも確立されていないという。過去にドージコインはイーサリアムブロックチェーンとの互換性を強化するドージサリアム(Dogethereum)の開発に着手し、ドージコイン価格が急上昇する局面もあったが、当時は期待外れの結果に終わったようだ。

しかしながら、仮想通貨コミュニティはドージコインを完全に受け入れており、Reddit(レディット)やその他ソーシャルメディアでは、同仮想通貨を投げ銭として利用し始めている。ドージコインは中央集権化などの問題を抱えているが、どのような価格推移を見せるのか、今後も同仮想通貨の動向を見守っていきたい。

release date 2021.03.19

ニュースコメント

comment

株式市場で影響力を増すソーシャルメディア


株式市場ではソーシャルメディアの影響力が強まっており、ゲームストップ株などのミーム株(ネット上で拡散される情報を基に取引される銘柄)が登場している。特に取引手数料無料の投資アプリを提供するロビンフッドが600万人の新規ユーザーをわずか2ヶ月で獲得することに成功するなど、ライトユーザーを対象としたサービスの拡大がこの傾向に拍車をかけているようだ。実際に、大手映画館チェーンのAMC Entertainment(AMCエンターテインメント)やヘッドフォンメーカーのKOSS(コス)、住宅ローンのRocket Companiesなどの銘柄でも同様の動きが観測されているという。これに対して、ブローカーによる不正行為の可能性を懸念した米FINRAがソーシャルメディア利用調査の実施を検討している。仮想通貨市場でも価格操作がリスクとして認識されているだけに、今後もソーシャルメディアと投資家の関係性に注視していきたい。


Date

作成日

2021.03.19

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

XMTradingがお年玉プロモーションを実施

海外FX業者XMTradingは、2024年12月3日〜12月31日までの期間限定で、お年玉プロモーションを実施すると発表しました。200ドル相当を入金して、2ロット以上取引すると抽選に参加できます。
update2024.12.03 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル