Select Language

FxPro、SCBによるCFD取引規則の変更を告知

FxPro、SCBによるCFD取引規則の変更を告知

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.06 11:13
FxPro、SCBによるCFD取引規則の変更を告知

update 2022.04.06 11:13

最大レバレッジは200倍に制限

英国・ロンドンを拠点とする海外FXブローカーであるFxPro(エフエックスプロ)(本社:13/14 Basinghall Street, City of London, EC2V 5BQ[1])が、バハマ証券委員会(Securities Commission of the Bahamas)【以下、SCBと称す】によるCFD取引規則の変更に関する告知を行っている。[2]

SCBの規制下にあるFxPro Global Markets Limitedの顧客である個人投資家が、今回の規則変更の影響を受けるという。新規則は2021年2月22日午前0時(サーバー時間)より全ての口座に適用され、証拠金維持率が従来の20%から50%に引き上げられた一方、最大レバレッジは従来の500倍から200倍に制限される。尚、2月22日以前より保有しているポジションやプロトレーダーに関しては、レバレッジ変更の影響を受けないという。

足元では、SCBのみならずグローバル各国当局が規制強化に傾いている状況だ。例えば、ESMAがゲームストップ株のような踏み上げを懸念しており、必要に応じて新たな個人投資家保護策の導入を検討している。また、2021年5月2日まで韓国SFCが空売り禁止措置を延長した他、FCAはミニボンドのマスマーケティングを禁止している。

相対的な規制の緩さや事業運営コストの低さなどを背景に、バハマは海外FXブローカーに選好されてきたオフショア市場だ。SCBが個人投資家保護を重視した規制環境の形成を目指す中、ブローカー各社のグローバル戦略動向に変化が見られるか注目したい。

release date 2021.02.25

出典元:

ニュースコメント

FxProの次なる一手に注目

2006年に創業したFxProグループは、英国金融行動監視機構(FCA)とキプロス証券取引委員会【以下、CySECと称す】、南アフリカの金融業界行為監督機構(FSCA)、SCBの許認可において、マルチアセットに対応した取引サービスを提供するグローバル海外FXブローカーだ。日本においては、CySECライセンスを保有するFxPro Financial Services Limitedと、SCBライセンスを保有するFxPro Global Markets Limitedという2つの運営会社のいずれかを選択して口座を開設できる。ただし、日本人トレーダーの間では、より高いレバレッジ運用が可能なFxPro Global Markets Limitedが選好されているため、今回のSCBによる取引規則の変更は、ブローカーとトレーダー双方に大きな影響を及ぼすと推察される。他方で、170か国に展開するFxProは、世界的に高い知名度を誇るマクラーレン(McLaren)との提携を延長するなど、グローバルブランディング戦略を推進している状況だ。SCBによる規則変更が顧客動向に影響を及ぼすことが懸念される中、グローバル展開を加速させるFxProが、顧客の維持・拡大に向けて画期的なソリューションを講じることに期待したい。


Date

作成日

2021.02.25

Update

最終更新

2022.04.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

【独自取材】海外FXで急拡大中のPeskaとは?入金・出金の安全性や運営実態を直撃

当サイトではPeskaの運営に直接取材を行い、安全性やセキュリティなど、トレーダーが気になるポイントを一つひとつ確認しました。この記事では取材から見えてきたPeskaの実像をお伝えします。
update2025.09.17 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

「Exnessにそっくり?」FXGT公式サイトがリニューアル

海外FX業者のFXGTが公式サイトをリニューアルしました。一部ではリニューアル後のサイトが「Exnessにそっくり」との意見もあるようです。本記事では、FXGTとExnessのサイトの類似点を比較するほか、「パクリ」の可能性について説明します。
update2025.09.26 19:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル