Select Language

FCA、ミニボンドのマスマーケティングを恒久的に禁止

  1. HOME
  2. マーケット情報・ナレッジベース
  3. 世界のFXニュース
  4. FCA、ミニボンドのマスマーケティングを恒久的に禁止

世界のFXニュース

FCA、ミニボンドのマスマーケティングを恒久的に禁止

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:31
FCA、ミニボンドのマスマーケティングを恒久的に禁止

update 2021.08.31 15:31

2021年1月1日より導入する予定

英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】は12月10日、投機的なミニボンドのマスマーケティングを恒久的に禁止することを発表した。[1]

2020年1月、FCAは投機的且つ流動性の乏しい金融商品であるミニボンドのマスマーケティングを一時的に禁止していた。同機構は一時的なマーケティング規制策を導入する際、パブリックコンサルテーションを実施しなかったが、恒久的な禁止策の採用を巡っては、6月にコンサルテーションを実施している。

FCAによると、個人投資家はミニボンドのリスクを理解しておらず、リスク許容度も超えてしまっているという。恒久的な規制策は、2021年1月1により導入される予定だ。

恒久的な規制策の導入に際し、FCAのストラテジー・コンペティション部門暫定エグゼクティブディレクターを務めるSheldon Mills氏は以下のようにコメントしている。

本日、我々は投機的なミニボンドのマスマーケティングを恒久的に禁止すると共に、規制適用範囲の拡大を決定しました。同金融商品はリスクが高く、理解するのが困難な設計となっているため、個人投資家は常に高いリターンを約束する一方、リスクを軽視する投資商品に注意を払わなければなりません。

Sheldon Mills, Interim Executive Director of Strategy and Competition at FCA - FCAより引用

尚、FCAはGoogle(グーグル)などのデジタルプラットフォーマーを対象に、プラットフォーム上での個人投資家を対象にした、金融商品マーケティングを厳格化するよう要請している。続々と新たな金融商品が開発される中、同機構が個人投資家保護の徹底を図るべく、如何なる規制策を講じるか今後も注目したい。

release date 2020.12.14

出典元:

ニュースコメント

イノベーションの創出と個人投資家保護の両立を目指す欧州当局

ミニボンドに関しては法的な定義づけがなされていないが、FCAは個人投資家を対象にした流動性の乏しい債券と位置づけている。同商品は一般的に高いリターンを提供する一方、他の金融商品と比較してリスクも高い。また、ミニボンドを発行する企業はFCAの規制を受けない傾向にあり、投資家は英国金融サービス補償機構(FSCS)下において損失を補償されない可能性があるという。英国ではレギュラトリーサンドボックスなどの政策面による後押しを受け、多くのフィンテック企業が新たなイノベーションを発揮する世界的なハブを形成している。一方、FCAは2020-21年度の事業計画において、個人投資家リスクの最小化に優先して取り組む方針を示している。実際に、FCAは仮想通貨デリバティブとETNの販売禁止を決定した他、未認可ブローカーの取締りを強化している状況だ。また英国財務省はステーブルコインを規制する草案作成を進行している他、英国政府は仮想通貨関連広告をFCAが監視するスキームを提案している。更にオランダ金融市場庁(AFM)は、CFDの競合商品となるTurbo Certificatesと呼ばれるデリバティブ商品の個人投資家向け販売を規制する方針を示すなど、欧州各国で規制強化の流れとなっている。欧州当局が、市場の活性化と個人投資家保護の両立を図る規制環境の整備を推進していくことに今後も期待したい。


Date

作成日

 : 2020.12.14

Update

最終更新

 : 2021.08.31

著者情報

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arw
Peranakanka

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。慶應義塾大学卒。

関連記事

アクセスランキング

BITトークン、SushiSwapのファーミング報酬として配布

BitDAOは8月31日、同日から最大180日間に渡って、最大3,400万BITトークンが分散型取引所(DEX)SushiSwapのファーミング報酬に割り当てられると発表しました。ファーミングとは、仮想通貨をレンディングやステーキングすることで報酬を得る行為を指します。
update2021.09.03 18:00

金融業界に変革を起こす!BitDAOとはどんな組織?

2021年6月に、世界で最も新しいDAO(自立分散型組織)としてBitDAOが誕生しました。DeFiの発展を目指すとしていて、仮想通貨取引所Bybitの支援を受け、2億3千万ドルもの資金を調達しました。この記事では、BitDAO、DAO、DeFiについて詳しく解説します。
update2021.07.06 10:00

BitDAOがIDO開始!SNSでも話題に

仮想通貨デリバティブの取引高が世界第6位を誇るBybitが支援する自立分散型組織(DAO)、「BitDAO」のIDO(新規DEX公開)が2021年8月16日に開始されました。
update2021.08.23 10:00

話題のDAO、BitDAOを徹底解説!参加するメリットは?

2021年6月、DAO(自立分散型組織)であるBitDAOが活動を開始しました。大手仮想通貨取引所のBybitが継続的に出資をしていることで、活動開始前から現在に至るまでSNS等で注目を集めています。
update2021.09.10 20:00

海外FXブローカー各社、スイスフランのレバレッジを変更

2021年8月上旬にユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)が年初来安値を更新する展開となる中、海外FXブローカー各社は、スイス国立銀行(Swiss National Bank)【以下、SNBと称す】による現行のペッグ通貨政策にリスクが伴うとして、スイスフラン通貨ペアのレバレッジを変更した。
update2021.08.30 12:19

BitDAO、Bybitから約4,720万ドルの資金提供を受ける

世界最大の仮想通貨(暗号資産)デリバティブ取引所Bybitが支援する自律分散型組織(Decentralized Autonomous Organization, DAO)のBitDAOが、同取引所から約4,720万ドルの資金提供を受けたことが明らかになった。
update2021.08.11 14:20

NYオプションカット情報(4月9日)

米国証券保管振替機関(DTCC)によると、日本時間4月10日午前0時(米国東部標準時4月9日午前10時)に期限を迎えるオプション取引の数量は下記の通り。本日は、ユーロドル、ドル円、米ドルカナダドル、NZドル米ドルに10億通貨を超える大口のオプション取引がある。
update2021.04.09 15:44

ドル円リアルタイムオーダー=107.80円 買い・割り込むとストップロス売り

110.00円 売り109.90円 OP22日NYカット109.70円 売り109.00-20円 断続的に売り108.60-80円 断続的に売り108.55円 売り・超えるとストップロス買い108.40-50円 断続的に売り108.30円 ...
update2021.04.21 21:02

ドル円リアルタイムオーダー=108.00円 買い厚め・割り込むとストップ

110.20円 売り110.00円 売り109.90円 OP22日NYカット109.70-80円 断続的に売り109.50円 売り109.10-30円 断続的に売り108.90-00円 断続的に売り・超えるとストップロス買い108.80円 ...
update2021.04.19 21:09

ドル円リアルタイムオーダー=107.80円の買いはこなす

110.00円 売り109.00-10円 断続的に売り108.40-80円 断続的に売り(108.50円 OP27日NYカット)108.20-30円 売り・超えるとストップロス買い108.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い107.7...
update2021.04.23 21:06
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。利用の方針

クッキー利用に同意する