Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ECB、追加金融緩和を決定

ECB、追加金融緩和を決定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
ECB、追加金融緩和を決定

update 2021.08.31 15:33

パンデミック緊急購入プログラムの資産購入枠を増額

欧州中央銀行(European Central Bank)【以下、ECBと称す】は12月10日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の第2波に対応すべく、パンデミック緊急購入プログラム(Pandemic Emergency Purchase Program)【以下、PEPPと称す】の買い入れ増額及び貸出条件付き長期資金供給オペレーション第三弾(Targeted Longer-Term Refinancing Operations)【以下、TLTRO III】の期間延長などを柱とする、追加の金融緩和策を講じた。[1]

PEPPに関しては、買い入れ金額の上限を5,000億ユーロ増額して総額1兆8,500億ユーロとした他、買い入れ期間を少なくとも2022年3月末まで延長した。また同プログラム下において購入した証券については、満期償還金の再投資を少なくとも2023年末まで延長している。ECB理事会は、新型コロナ危機の収束を判断するまで同プログラムを継続する方針だ。

TLTRO IIIに関しては、適用金利の軽減措置を2022年6月まで1年間延長した。また、2021年6月から12月までの間に合計3回の追加オペレーションを実施する他、金融機関による落札上限を適格貸出残高の50%から55%へと引き上げた。更に、適格担保の拡大措置を2022年6月まで延長すると共に、TLTRO IIIに対するブリッジファイナンス(つなぎ融資)の役割を果たすパンデミック緊急長期資金供給オペレーション(Pandemic Emergency Longer-Term Refinancing Operations, PELTROs)に関しては、2021年に4回追加実施するという。ECBはこれらの施策を通じ、金融機関による現行の貸出水準を維持する意向である。

尚、ECBは政策金利を0%、中銀預金金利を-0.5%に据え置き、インフレ率については目標の2%をわずかに下回る水準に落ち着くまで低金利政策を継続するという。新型コロナ禍において、ECBは緩和的な金融政策を維持すると共に、中長期のインフレ見通しを踏まえて為替動向を注視する方針だ。

release date 2020.12.14

出典元:

ニュースコメント

ニューノーマルに即したソリューションの提供を強化する金融サービスプロバイダー

ECBが新型コロナウイルス対策として追加金融緩和を決定したことに加え、EU(欧州連合)はコロナ復興基金と中期予算に関して合意に達した。これにより、欧州当局は、新型コロナウイルスの感染拡大により甚大な影響を受ける経済の再生と、環境対策やデジタル投資を推進していく方針だ。他方で、新型コロナ禍において、チャレンジャーバンクやフィンテック企業など、多くの金融サービスプロバイダーがニューノーマルに即したソリューションの提供を推進している。直近では、Rockerが生体認証カード発行に向けてパイロットテストを実施予定である他、LCHはSURE関連の債券清算を開始する方針を示している。また、取引手数料無料の投資アプリBUX Zeroが人気を博しているBUXはドイツのユーザー数が10万人を突破すると共に、運用資産残高(AUM)は約3倍に急増しているという。欧州では新型コロナウイルス感染の第2波が到来し、人々の生活様式及び投資行動に変化が見られる中、金融サービスプロバイダー各社が顧客ニーズにマッチした画期的なソリューションを提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2020.12.14

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル