Select Language

ビットコイン価格、1万ドル以上の暴落を記録

ビットコイン価格、1万ドル以上の暴落を記録

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
ビットコイン価格、1万ドル以上の暴落を記録

update 2021.08.31 15:33

昨年3月に発生したコロナショック以来の衝撃

2月22日から23日にかけてビットコイン価格(BTC/USD)は1万ドル以上暴落し、直近の安値となる4万4,964ドルを記録した。[1]

先日、ビットコイン価格は5万ドルの大台を突破して史上最高値を更新したばかりだが、2日連続で日間平均レンジの3,765ドルを遥かに超える暴落となった。この下げ幅は昨年3月のコロナショック以来のものであり、一部アナリストは先物契約が清算されたことが主な要因になったと考えているようだ。実際に新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でビットコイン価格が暴落してローン市場でマージンコールが発生した際には、5億ドル相当の先物ポジションが清算されたという。これを裏付けるように、今月22日には永久先物契約の建玉にかかる手数料水準を示す平均資金調達率(Funding Rate)が劇的に低下している。

このような状況下で、多くの投資家はビットコイン価格が長期的には強気なシグナルを示していると考え、同仮想通貨を買い支えているという。結果的にビットコイン価格は5万3,500ドルを上回る水準にまで回復しているが、複数のアナリストは今後数日で更なる下落に見舞われる可能性があると警告している。例えば、Babel FinanceのFlex Yang氏は市場が過熱し過ぎていると述べ、ビットコイン価格が4万ドルまで下がる可能性があると主張した。また、テスラ(Tesla)のElon Musk氏がビットコイン価格が高すぎると言及したのに加え、マイクロソフト(Microsoft)のビル・ゲイツ氏や米財務長官のJanet Yellen氏は同仮想通貨のシステムに問題があると否定的な発言をしている。

一方、バイナンスのChangpeng Zhao氏やビットフィネックスのPaolo Ardoino氏は、ビットコイン価格の下落が短期的で限定的なものだと楽観的な見解を示した。LMAXのJoel Kruger氏は今回の暴落が上昇を継続するための一時的な調整だと主張しているが、ビットコインはどのような値動きを見せるのか、今後もその動きを見守っていきたい。

release date 2021.02.25

出典元:

ニュースコメント

ビットコイン価格の暴落でアルトコイン市場に打撃

今回、ビットコイン価格の暴落を受け、イーサリアム(Ethereum)価格が前日比で20%近く急落するなど、主要なアルトコインが軒並み低迷している。先日、過去最高値を記録したBNBに加え、リップル(Ripple)やライトコイン(Litecoin)、Chainlink(チェーンリンク)、ステラ(Stellar)、ドージコイン(Dogecoin)、Uniswap(ユニスワップ)などの価格も20%から30%のマイナスを記録しているようだ。大手デリバティブ取引所のBitMEXがアルトコインを対象とした永久先物契約のリリースを発表するなど、長期的にポジティブな要素も出てきていただけに、この結果は期待はずれなものになったと言えるだろう。DeFi(分散型金融)関連サービスの拡大やブロックチェーンの普及でアルトコイン需要は確実に伸びているが、仮想通貨市場はどのように推移していくのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.02.25

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00

仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説

仮想通貨USUALは、ステーブルコインプロトコル「Usual」のガバナンストークンです。Usualは、BlackRockなどからRWA(現実資産)を集約してステーブルコインを発行し、その収益をコミュニティに再分配するプロトコルとして注目を集めています。
update2024.11.20 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル