Select Language

OANDA、欧州顧客を対象にTradingViewへのフルアクセスを再開

OANDA、欧州顧客を対象にTradingViewへのフルアクセスを再開

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.12 17:25
OANDA、欧州顧客を対象にTradingViewへのフルアクセスを再開

update 2022.04.12 17:25

TradingViewのサイトから離脱することなく取引が可能に

米国の大手海外FXブローカーであるOANDA Corporation(本社:10 Times Square New York NY 10018[1])【以下、OANDAと称す】は2月4日、欧州顧客を対象に、自身の口座から直接TradingViewの高機能チャートや取引プラットフォームへアクセスできるサービスを約3年ぶりに再開した。[2]

2017年12月、OANDAは欧州顧客を対象に、APIを介したサードパーティーが提供するプラットフォームからの注文執行を制限した。これにより、欧州のトレーダーはTradingViewの取引分析機能を継続して利用できるものの、同社の取引プラットフォームから直接注文を執行することが禁止されていた。

今回、OANDAはTradingViewが提供するサービスへのフルアクセスを再開したことで、TradingViewサイト上の取引パネルにおいてOANDAを接続先ブローカーとして選択できるようになり、TradingViewのサイトから離脱することなく取引することが可能となった。またOANDAの顧客は、カスタマイズされたニュース速報を知らせるアラートの受信に加え、他のユーザーと投資情報を共有し、人気銘柄をリサーチすることも可能になる。

TradingViewは世界トップ300に入る人気のソーシャルネットワークだ。同社のデータドリブンなサービスは、4万サイト以上のウェブサイトで活用されている他、サードパーティーのツールを購入できるウェブストアも展開している。TradingViewの高機能チャートは、マルチアセットを対象としたHTML5で構築されており、同社のマーケティングも奏功する形で、近年高い人気を誇っている。

OANDAは、投資家の間で人気高まるTradingViewが提供するサービスへのフルアクセスを欧州顧客に向けて再開したことで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2021.02.08

出典元:

ニュースコメント

欧州市場の開拓を推進するOANDA

OANDAはトロントや欧州、アジアパシフィック(APAC)地域に拠点を設け、個人投資家及び機関投資家を対象としたFX取引サービスをグローバルに展開している。また、同社は個人投資家や大企業、ポートフォリオマネージャーを対象に、為替情報サービスも提供している。近年、OANDAは欧州市場の深耕を進めている状況だ。例えば、マルタを拠点にOANDA Europe Markets【以下、OEMと称す】ブランドを展開する新たな欧州子会社が、マルタ金融サービス局(MFSA)からライセンスを取得したことにより、英国法人であるOANDA Europe Limited(OEL)の顧客に対し、OEMへの取引移行を可能としている。また、2020年9月にOANDAはTMS Brokersを買収し、バルト諸国を始めとする欧州市場でサービス強化を模索している。更に、OANDAはFairXchangeと提携した他、OANDAはChasing Returnsと提携強化し、先進的なテクノロジーを活用したソリューションの提供を試みている。欧州市場の開拓を推進するOANDAが、積極的にサービスの拡充を図ることで、今後は同社の顧客獲得動向に注目したい。


Date

作成日

2021.02.08

Update

最終更新

2022.04.12

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル