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シンガポール銀行、仮想通貨が金を代替する可能性について言及

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update 2021.08.31 15:31
シンガポール銀行、仮想通貨が金を代替する可能性について言及

update 2021.08.31 15:31

ポートフォリオを多様化する新しい資産クラスとしての期待が高まる

華僑銀行(OCBC Bank)のプライベートバンキング部門であるシンガポール銀行(Bank of Singapore)は、仮想通貨が価値を保存する手段として金を部分的に代替する可能性があるとの見解を示した。[1]

地元メディアの報道によると、シンガポール銀行はビットコイン(Bitcoin)などの仮想通貨が高いボラティリティや規制面での課題、レピュテーションリスクを克服することができれば、潜在的に安全資産としてポートフォリオを多様化する手段になり得ると主張しているという。また、シンガポール銀行のチーフエコノミストであるMansoor Mohi-uddin氏は、まず投資家が仮想通貨を安全に保管できる信頼性の高い機関を求めている事実に触れた上で、次にボラティリティを低下させるために流動性を大幅に改善する必要があると述べた。仮想通貨は貴金属と比較して移動や保管が簡単だという利点があるものの、ハッキングによる盗難リスクがあることも悩みの種となっている。

一方、Mohi-uddin氏は仮想通貨が非効率的な交換媒体であると言及し、法定通貨の代わりになるとは考えていないとの意見も示した。しかしながら各国政府は仮想通貨が自国通貨に取って代わる存在となることを懸念しており、政府の金融政策や通貨発行権を脅かす可能性があると警戒しているようだ。

インドが仮想通貨取引禁止法の導入を計画するなど、一部国家は仮想通貨市場を敵対視しているが、仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2021.01.27

出典元:

ニュースコメント

資産としての認識の高まりでビットコインへの投資が拡大

デジタルゴールドと呼ばれるビットコインは有用性の高い資産だとの認識を高めつつあり、ここ数年、投資家の注目を集めているようだ。ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)を開発するMicroStrategyがビットコインに投資を行うなど、現金の代わりに同仮想通貨を保有する企業も既に現れ始めている。一方、個人投資家の間でもビットコインに対する関心が高まっており、短期的な投機ではなく長期投資の対象として同仮想通貨が保有されるケースが目立ってきているという。この流れの中で、仮想通貨ファンドのグレースケールは#DropGoldというプロモーションを通じてポートフォリオの資産を金からビットコインにシフトすることを提案するなど、認定投資家を中心に関連商品への投資を促している。結果的にビットコイン人気が再燃し価格上昇につながっているが、このトレンドは継続的なものとなるのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.01.27

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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