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グレースケール、ビットコイン関連商品への投資を促す

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update 2021.08.31 15:26
グレースケール、ビットコイン関連商品への投資を促す

update 2021.08.31 15:26

金からビットコイン投資へのシフトを投資家に提案

投資家向けの商品を開発するGrayscale Investments【以下、グレースケールと称す】は、ビットコイン関連の投資商品への投資を促すことを目的に、#DropGoldと銘打ったプロモーションを開始したことを伝えた。[1]

グレースケールによると、#DropGoldは、投資家に向けて金からビットコインへの投資にシフトすることを提案している活動とのことだ。また、グレースケールは、#DropGoldにより、ビットコイン投資に関する議論の高まりや、投資家の理解が深まることにも期待しているようだ。グレースケール自身も、2013年に米国で初となるビットコイン関連の投資商品をローンチしており、同社は、ビットコインが投資戦略の多様化に有効であると評価している。

グレースケールが行なった仮想シミュレーションでは、ポートフォリオのSPDR Gold Trust(金関連商品)を15%減らし、ビットコインに置き換えたところ、過去数年間の年間収益が15%以上も改善する結果が示された。このことから、金と比較してビットコインは、投資効率に優れていると結論づけられることとなり、グレースケールは、今もなお投資対象として金に固執する投資家に疑問を呼びかけている。

仮想通貨市場で最大の規模を誇るビットコインは、かつて、その価値について懐疑的な見方があったものの、今年で10周年を迎え、その認識も過去のものとなりつつある。近年、その普及が飛躍的に進み、2017年後半には、ビットコイン価格が2万ドルに達したことで世界中の注目を集めた。これまで、仮想通貨市場をリードする存在として君臨してきたが、今後もビットコインの開発やビジネス展開には、期待して見守っていきたい。

release date 2019.05.02

出典元:

ニュースコメント

米仮想通貨市場を開拓するグレースケール

2013年に設立されたグレースケールは、仮想通貨市場が未開拓だった頃から、その将来性に目をつけ、仮想通貨に連動するファンド型の投資商品を提供している。米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission)【以下、SECと称す】は、このような投資商品の提供をまだ認めていないが、これまで、グレースケールは、当局に認可を受けた年収20万ドルまたは純資産100万ドルを保有する投資家をターゲットに事業を展開してきた。グレースケールは、同社の代表的な投資商品であるビットコイン・インベストメント・トラスト(GBTC)を軸に仮想通貨への投資を促進しており、ビットコイン価格が暴落し仮想通貨市場が低迷期に突入した2018年以降も安定した成長を見せているという。今後の米国市場では、先延ばしになっているSECによるビットコインETFの審査など、影響力の高いイベントも控えているが、仮想通貨市場を開拓するグレースケールの動向には、これからも注目していきたい。


Date

作成日

2019.05.02

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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