Select Language

MicroStrategy、インフレ対策でビットコインに投資することを発表

MicroStrategy、インフレ対策でビットコインに投資することを発表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
MicroStrategy、インフレ対策でビットコインに投資することを発表

update 2021.08.31 15:32

今後12か月間で現金2億5,000万ドルをリスクヘッジにまわす

ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)を開発するMicroStrategy(本社:1850 Towers Crescent Plaza Tysons Corner, VA 22182 USA[1])は、米ドルのインフレヘッジのために、今後12か月間でビットコイン(Bitcoin)および金、その他の代替資産に対して2億5,000万ドルの投資を行うことを発表した。[2]

先月28日の決算発表によると、MicroStrategyのCEOであるMichael Saylor氏は米ドルのインフレが進行することを懸念しており、同社が保有する現金5億ドルのリスクヘッジを行う必要があると考えているという。現在、米国政府は政策金利をほぼゼロにまで引き下げ、景気を刺激するため無制限に米ドルを発行する方針であることを示している。

これに対してSaylor氏は米ドルを保有し続けることが賢明でないとの判断を下しており、安全資産として認識されるビットコインや金、銀などに投資すべきだと主張している。また、Saylor氏はインフレ耐性を持つ資産に投資することが合理的だと言及し、2,100万通貨の発行上限が設定されているビットコインが有効である可能性を強調した。

最近、MicroStrategyは「Voice.com」のドメインを仮想通貨プロジェクトのBlock.Oneに3,000万ドルで譲渡するなど、仮想通貨市場に接近し始めている。既に仮想通貨市場には株式市場や債券市場から資金が流入し、ビットコイン先物の未決済建玉が過去最高値を記録しているが、MicroStrategyの試みはうまくいくのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.08.07

出典元:

ニュースコメント

インフレの進行で仮想通貨市場に注目が集まる

仮想通貨市場の拡大に伴い、投資家はリスクヘッジを目的に主要な仮想通貨をポートフォリオに組み込む選択肢を持ち始めている。特に法定通貨のインフレが進行する南米諸国では、個人レベルでも仮想通貨を保有することがトレンドになっており、最近ではブラジルでステーブルコインの需要が急増しているという。その他にもオーストラリアでは金に裏付けられたステーブルコインのユニバーサルゴールドがローンチされるなど、インフレ対策として利用可能な仮想通貨が誕生し、このトレンドに拍車をかけているようだ。世界経済の基軸通貨として用いられる米ドルは、今年3月の1ドルあたり111円から既に、105円にまで水準を下げてきており、米政府による量的緩和政策の影響が表面化してきている。金や米国債などの安全資産は価格が高止まりしているだけに、今後は更に多くの資金が仮想通貨市場になだれ込んでくる可能性があると言えるだろう。


Date

作成日

2020.08.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル