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B2Broker、マッチングエンジンB2Traderの機能を改善

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update 2022.04.18 11:15
B2Broker、マッチングエンジンB2Traderの機能を改善

update 2022.04.18 11:15

相互運用性を確保した使い勝手の良いソリューションを提供

FX・仮想通貨のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)であるB2Brokerは、迅速に顧客ニーズへの対応を図るべく、同社のマッチングエンジンであるB2Traderの機能を改善したことを発表した。[1]

B2Brokerによると、世界中の仮想通貨取引所や海外FXブローカーがB2Traderを活用しているという。同ツールは市場の全オーダーブックを記録し、注文がマッチングした際に売買処理を行うアルゴリズムを採用している。また、B2Traderはモジュラー・軽量・拡張性といった特性を有する信頼性の高い取引プラットフォームであり、サードパーティーとのインターオペラビリティ(相互運用性)を確保した使い勝手の良いソリューションとして、業界で高い人気を誇っているという。

2018年に開発されたB2Traderは、サードパーティーと機能を統合することで、顧客ニーズにマッチしたサービスの拡充を図っている。例えば、同ツールは投資家が選好する金融商品の変動率をチェックするためのウォッチリスト機能を搭載した他、B2BinPayやB2Core、Crystal Blockchain、Sumsubなどの機能を統合し、需要高まる仮想通貨関連サービスを強化している。B2Brokerは広範な顧客層のニーズを的確に把握し、効果的な事業運営を試みる各取引所の期待を上回るサービスを提供すべく、様々なサービスとの統合を進めていると言及している。

B2Brokerは基幹商品の一つであるB2Traderの利便性向上を図ることで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.01.22

出典元:

ニュースコメント

流動性供給分野におけるグローバルリーダーを目指すB2Broker

機能が改善されたB2Traderは、1秒間に10,000件の注文リクエスト処理が可能で、平均レイテンシーは500ミリ秒になるという。また同ツールは、スプーフィング(だまし玉)防止やDDoS攻撃(複数のコンピューターから標的のサーバーに大量の処理負荷を与えることでサービス停止状態へ追い込む手法)対策機能を搭載し、セキュリティ機能を強化している。更に、B2Traderはプロフェッショナル向けのGUIを採用したフロントエンド機能に加え、顧客取引管理やレポーティングといった多様なバックオフィス機能も搭載しているという。他方で、B2Brokerは仮想通貨CFDのリクイディティ提供を開始した他、B2BrokerはMT5に機能を追加した。また、同社は証拠金取引向けプラットフォームであるB2Marginをリリースするなど、積極的にサービス拡充を図っている。2020年10月には、B2Broker初となるウェブサイトとコーポレートブランドの刷新に踏み切り、流動性供給分野におけるグローバルリーダーを目指している状況だ。一方、グローバル投資家から高い需要がある同分野においては、多くの金融サービスプロバイダーが関連サービスの強化を図っている。例えば、Broctagon PrimeがFXCubicと提携し、アグリゲーション(流動性集約)機能の強化を試みている。B2Brokerが更なる業容拡大に向け、如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。


Date

作成日

2021.01.22

Update

最終更新

2022.04.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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