作成日
:2019.01.30
2022.04.19 13:01
FX・仮想通貨のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)であるB2Brokerは1月29日、新たに40種に亘る仮想通貨CFDのリクイディティ提供を開始することを発表した。
この度B2Brokerによりリクイディティ提供が開始される40種の仮想通貨CFDには、ビットコイン(Bitcoin)やリップル(XRP)といった主要な仮想通貨全てと、米ドルやユーロ、円、ポンドといった法定通貨との通貨ペアで構成されている。更に、ビットコインやライトコイン(Litecoin)、イーサリアム(Ethereum)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)等の仮想通貨と、金(XAG)や銀(XAU)といったユニークな組み合わせの仮想通貨CFDも含まれており、投資家にとって格段に投資の選択肢が増すことになると言えよう。
B2Brokerによれば、主要な仮想通貨全てと主要法定通貨ペア、及び金・銀との仮想通貨CFDを40種に亘り提供するのは業界初の試みである模様だ。
またB2Brokerでは、機関投資家向けに、仮想通貨ペアや、仮想通貨と原油・ガスを含むコモディティペアなど250種にまで及ぶ仮想通貨CFD向けに高いリクイディティ提供を行う意向でもある。更に、仮想通貨と組み合わせる法定通貨に関しても、スイスフランやカナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、香港ドル、ロシアルーブルなども加えていく計画とのことだ。この度の仮想通貨CFDのリクイディティ提供に際し、B2BrokerのCEOであるArthur Azizov氏は以下のようにコメントしている。
我々は40種にも及ぶ多くの仮想通貨CFDのリクイディティを提供することで、まさに仮想通貨業界の先端をひた走るリクイディティプロバイダーと言えるでしょう。我が社では、OneZeroやPrimeXM、AMTSといった主要なブリッジプロバイダー(FXブローカーがリクイディティプロバイダーに注文を出す際の仲介ブローカー)の全てと通じ、且つFIXやWEB APIを含む全種類のAPIに接続しており、非常に高い流動性を供給しております。また、ブローカーや取引所、資産運用会社は、FIX API経由で、我が社提供するリクイディティアリゲーター(流動性を集約・向上させるツール)に直接接続することも可能であります。加えて、MetaTrader4及びMetaTrader5取引プラットホームを導入する全てのブローカーは、手数料がかからずにブリッジ機能を活用することができます。この度の仮想通貨CFDのリクイディティ提供により、業界におけるプレゼンスを更に高めると共に、グローバルリーダーとしての位置づけを確固たるものにすると考えております。
Arthur Azizov, CEO of B2Broker - Finance Magnatesより引用
またB2Brokerでは、米ドルやユーロなどの法定通貨を基軸通貨としたテザー(USDT)や、ジェミニドル(GUSD)、トゥルーユーエスディー(TUSD)、ユーエスディーコイン(USDC)、パクソススタンダード(PAX)といったステーブルコインのリクイディティ提供も開始するとのことである。B2Brokerにとっては、非常に多岐に亘る仮想通貨CFDのリクイディティを提供することで、高い流動性供給の確保を望むブローカーなどからの利用増加及び着実な業績拡大が期待できよう。
release date 2019.01.30
B2Brokerは、機関投資家向けにCFDのリクイディティを提供した最初のリクイディティプロバイダーであり、それ以来同社はCFDにおける流動性供給業者のフロンティアとして、他社に先駆けた新しいサービスの開発、提供を続けている。例えば、今回のニュースの他、更に、仮想通貨CFDのレバレッジを1:5に高めることも発表済みである。昨年、B2BrokerがMT5にPAMMやMAM機能を追加した際に、CEOのAzizov氏より、競合するリクイディティプロバイダーとサービス内容を差別化することの難しさへの言及があったが、同社はステーブルコインを数多く取り扱うことで知られる仮想通貨取引所B2BXを運営しており、仮想通貨CFDのビジネスについては、独自の深いリクイディティプールを強みとして、他社サービスとの差別化につなげていく方針のようだ。これらはB2B(業者間)サービスのため、個人利用者が直接契約する性質のものではないが、多くのブローカーが流動性確保のために直接的、間接的な形でB2Brokerのようなリクイディティプロバイダーを利用している以上、業者間サービスの拡充が何らかの形で個人利用者へポジティブな効果をもたらすことに期待したい。
作成日
:2019.01.30
最終更新
:2022.04.19
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー