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バイナンスのICOプラットフォームで新規トークンが即完売

バイナンスのICOプラットフォームで新規トークンが即完売

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update 2021.08.31 15:27
バイナンスのICOプラットフォームで新規トークンが即完売

update 2021.08.31 15:27

合計580億BTTが販売され700万ドル以上の資金を獲得

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスと称す】は、自社のICO(イニシャル・コイン・オファリング)プラットフォームであるBinance Launchpadを通して実施された、BitTorrentトークン【以下、BTTと称す】の販売が即時終了したことを発表した。[1]

今月28日に実施されたBTTのトークンセールは、2つのセッションに分けられ、それぞれバイナンスコイン(Binance Coin、バイナンスのプラットフォーム上で利用可能な独自トークン)【以下、BNBと称す】と、トロン(TRON)での購入を募っていた。BNBを対象としたセッションでは、開始からわずか13分25秒で237億6,000万BTTが完売しており、一方のトロンを対象としたセッションでも、356億4,000万BTTが14分41秒で売り上げたことが報告されている。

トークンセール中のBTTの価格は、0.00001824BNB及び0.00447261TRNに設定され、1BNBで54,824.56BTT、1TRNで223.58BTTが購入可能となっていた。ドル換算では、1BTTあたり0.00012ドルと少額だが、トークンセール参加者は最低購入枚数10万BTTから最大購入枚数1億6,666万666BTTまでの購入が認められていたという。結局、今回のトークンセールでは、合計590億BTT以上が販売されて、およそ700万ドルの資金公募に成功している。

BTTトークンを発行したBitTorrentとは、P2P(ピア・ツー・ピア、PoWを使用し、中央サーバーを通さず個人の端末同士でやり取りをおこなう方法)通信で利用可能なファイルシェアリングシステムを提供するトロン関連のブロックチェーンプロジェクトで、コンテンツを作成する新しい世代のクリエーター向けに、利便性の高いツールとして世界138か国、100万人の月間アクティブユーザーを抱えている。BTTは、BitTorrentがより良いファイルシェアリングシステムを構築するためのインセンティブとして利用され、高速なネットワークやファイル配布期間の延長を支援する役割を担う。

バイナンスによると、今回のBTTのトークンセールは、米国と中国等といった主要な仮想通貨市場は対象外であるようだ。それでも、膨大な需要が集中して、トークンが即完売するという結果を示したことから、BTTへの期待の高さが伺える。

release date 2019.01.31

出典元:

ニュースコメント

トークンセール成功の影にバイナンスの強い影響力

Binance Launchpadが手掛けてきたこれまでのトークンセールには、SBIの子会社が出資したウォレットサービスのBRDやSNS上でコンテンツの配信者に対してバーチャルギフトを贈ることが可能なGIFTOなど話題性の高いトークンセールがあげられる。昨年末にはICOによる調達額が減少していることが報告される状況の中、ICO主催者にとって、バイナンスのICOプラットフォームを利用することのメリットは大きく、業界での知名度の高さを利用した宣伝効果が期待できるのに加えて、バイナンスユーザー向けに割引制度が設けられているBNBとの通貨ペアを採用することで販売を促すことも可能だ。もともと、BitTorrentは、主要な仮想通貨トロンの開発元であるトロン財団に買収されたことで注目を集めていたが、今回のトークンセールの成功の要因には、Binance Launchpadの功績も多分に含まれていると言えるだろう。Binance Launchpadは、BTTのトークンセールを皮切りとして、今後は毎月、新規トークンの販売を計画しているだけに、今後の取り組みにも注目していきたい。


Date

作成日

2019.01.31

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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