Select Language

ゲーム向け仮想通貨のエンジンコイン、日本国内で上場予定

ゲーム向け仮想通貨のエンジンコイン、日本国内で上場予定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
ゲーム向け仮想通貨のエンジンコイン、日本国内で上場予定

update 2021.08.31 15:33

今月26日からコインチェックでの取引が可能となる

ゲーム分野の仮想通貨であるエンジンコイン(Enjin Coin)が、仮想通貨交換業者を監督する自主規制団体の日本仮想通貨交換業協会【以下、JVCEAと称す】から認可を受け、日本国内でホワイトリストに登録されたことが明らかになった。[1]

発表によると、エンジンコインは大手仮想通貨取引所のコインチェックに上場される予定となっており、今月26日から日本円での取引が可能になるという。エンジンコインはゲームやアプリのエコシステム内で価値を持つNFT(Non-Fungible Token)であり、プラットフォームを越えて取引および交換可能な特性から、全く新しいアプリ内経済を生み出すことが期待されている。

エンジンコインの開発を担うEnjinのCEOであるMaxim Blagov氏は、同仮想通貨を日本でリリースした理由について次のようにコメントした。

スーパーマリオやポケモン、ファイナル・ファンタジーなど、日本はポップカルチャーの中で絶対的な地位を築くゲーム業界の震源地となっています。世界最高のブロックチェーンゲームは日本のゲーム業界から生まれると信じています。

Maxim Blagov, CEO of Enjin - Enjinより引用

Enjinは東京を拠点とするブロックチェーンアクセラレーターのHashPortと提携し、2019年に日本市場への参入を実現した。その後、Enjinは1年以上のデューデリジェンスを経てコインチェックでエンジンコインを上場することを決定したという。HashPortのCEOである吉田世博氏は、エンジンコインがJVCEAから認可を得たことが日本国内における同仮想通貨およびEnjinのブロックチェーンプラットフォーム普及に向けて重要な意味を持つと語っている。

2020年5月に施行された法改正の影響でBitMEXが日本居住者からのアクセス制限を余儀なくされるなど、これまで国外の仮想通貨関連企業は日本の厳しい規制環境下で存在感を発揮できずにいたが、Enjinはどのような事業展開を見せるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2021.01.21

出典元:

ニュースコメント

IEOおよびNFT市場の開拓に注力するコインチェック

2018年に大規模なハッキング被害を受けたコインチェックは、マネックスグループ傘下に加わって内部統制の強化に努めてきたが、金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)から事業再開の許可を受けて再び攻勢に転じている。特にコインチェックは仮想通貨のIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)やNFT市場の開拓などに力を入れており、様々なプロジェクトを進めているようだ。実際にコインチェックはIEOを計画し、今年3月までにパレットトークン(Palette Token)と呼ばれる仮想通貨を売り出すことを見据えているという。また、NTF関連の取り組みとしてコインチェックはEnjinに加え、日本最大級のブロックチェーンゲームであるCryptoSpellsを開発するCryptoGamesとパートナーシップを締結している。日本ではSBI e-Sportsの株式を対象にSBIがSTOの実施を計画するなど、ゲームと仮想通貨の融合を試みる動きが各所で生じているが、今後もこれら企業の動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.01.21

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル