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作成日
：2021.01.19
中国のブロックチェーンインフラプロバイダーであるBlockchain-based Service Network【以下、BSNと称す】は、早ければ2021年後半に中央銀行発行の独自デジタル通貨（Central Bank Digital Currency）【以下、CBDCと称す】を用いた決済ネットワークのベータ版をリリースする見通しだと発表した。
現在、BSNは様々な国のCBDCをサポートするUDPN（Universal Digital Payment Network）を開発しており、5年以内の完成を計画しているようだ。UDPNはAPIを介して銀行や保険、ERP（Enterprise Resource Planning）、モバイルアプリなどのあらゆる情報システムに接続し、標準化された仮想通貨による送金および決済を可能にするという。BSNはPCN（Public City Node）と呼ばれるノードを国内外に展開し、より多くのネットワークを取り込みながらエコシステムを拡大していくことを想定している。
昨年、クロスチェーンプロトコルのPolkadotおよびクラウドコンピューティングサービスのOasis、パブリックブロックチェーンイニシアチブであるBityuanの3つの主要ブロックチェーンネットワークをBNSが統合したことが発表された。これに加え、BSNは今年中に合計30種類のパブリックブロックチェーンと統合することを目指しているという。
中国政府はPBoCのブロックチェーン研究に特別資金を割り当てており、仮想通貨やブロックチェーン技術を実用化して経済成長を促そうとしているが、これがどのような結果につながるのか、今後も同国での動きに注目していきたい。
release date 2021.01.19
