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Stripe、BaaS関連アプリをリリース

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update 2021.08.31 15:31
Stripe、BaaS関連アプリをリリース

update 2021.08.31 15:31

埋め込み型金融サービスを提供開始

米国・サンフランシスコを拠点とする決済サービスプロバイダーのStripeは、ユーザーのマーケットプレイスやプラットフォーム上で埋め込み型金融サービス(Embedded Finance)を利用できる、バンキング・アズ・ア・サービス(Banking as a Service, BaaS)機能を構築するためのAPIを提供する、Stripe Treasuryと呼ばれる新たなアプリをリリースしたことを発表した。[1]

これにより、Stripeはエンドユーザー向けの預金や支払い、利息の受け取り、資金フローの管理といったサービスに加え、荷為替手形決済やコンプライアンス、規制対応に関連したソリューションも提供することができるようになるという。

Stripeはグローバル金融機関との提携を推進し、小口決済システム(Automated Clearing House, ACH)や銀行間の電信送金、預金口座(付利型)、迅速な決済といったサービスを単一プラットフォーム上で提供している。SquareやAdyenといった競合がひしめく市場環境下において、同社は設立当初、eコマース事業者のアプリやウェブサイトに決済機能を統合するサービスを手掛けていたが、現在では大小問わず全ての企業を対象に、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(Software as a Service, SaaS)によるオンライン決済をサポートしている。

Stripeは、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)が運営するリテールバンキングのMarcusやEvolve Bank & Trust、シティバンク(Citibank)、バークレイズ(Barclays)など、50社のグローバル金融機関と提携した共同ブランドのバンキングサービスを提供している。ゴールドマンサックスのトランザクションバンキング部門ヘッドを務めるHari Moorthy氏は、Stripeと同社が協働して銀行分野の課題解決に注力しているという。Stripeのバンキング・金融商品部門ヘッドを務めるKarim Temsamani氏は、同社のエコシステム下で、数百万社に上る野心的で急成長を遂げる企業が、エンドツーエンドのデジタルバンキングエクスペリエンスを大きく向上させることができると見ている。

また、Stripeはカナダの首都オタワを拠点とするスタートアップ企業のShopifyとの提携を強化し、同社の基幹商品であるShopify Balance AccountとShopify Balance CardにStripeのソリューションを提供している。Shopifyのバンキング部門シニアプロダクトリードを務めるTui Allen氏は、マーチャントの金融ニーズに対応したバンキングエクスペリエンスを提供する上で、欠かすことのできない金融ツールを提供すべく、Stripeと提携したことを喜ばしく思うと言及している。

Stripeによる新たなバンキングサービスの開始に先立ち、Googleが個人向け当座預金口座サービスの提供を開始するなど、IT大手はパーソナルファイナンスサービスの強化を図っている。企業価値が700億ドルと試算されるStripeは、今回、新たなアプリをリリースすると共にグローバル銀行とのネットワークを拡大し、個人向け金融分野に注力していく方針だ。

release date 2020.12.07

出典元:

ニュースコメント

続々と新たな金融ソリューションが生まれる米国市場

2011年に創業したStripeは、世界最大規模を誇るフィンテック分野のユニコーン企業だ。同社のAPIを活用した使い勝手の良い決済ソリューションは市場から高く評価されており、120か国以上の国々で数百万人の顧客が同社のサービスを利用している。金融先進国の米国では、続々と画期的な金融ソリューションが生まれている状況だ。直近では、決済業界のスタートアップ企業であるPingPongがCSSFよりライセンスを取得し、eコマース事業者をサポートするクロスボーダー決済サービスの提供を試みている。またStepが10代向けモバイルバンキングアプリをリリースした他、証券分野ではロビンフッド(Robinhood)が取引手数料無料サービスを武器に、顧客基盤を急速に拡大している。更に、フェイスブック(Facebook)が2021年1月にリブラ(Libra)の発行を計画するなど、IT大手もイノベーションの発揮を強力に推進している。多くのプレーヤーが個人向け金融や決済市場への参入を試みる中、金融機関やフィンテック企業などが、顧客の利便性向上に寄与する革新的なソリューションを提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2020.12.07

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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