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Conotoxia、MT4をリリース

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update 2022.06.01 15:56
Conotoxia、MT4をリリース

update 2022.06.01 15:56

数千種類に及ぶチャートツールやトレーディングロボットなどを提供

ポーランドを拠点とするブローカレッジファームであるCinkciarz.pl(本社:Sienkiewicza 9 65-001 Zielona Góra[1])【以下、Cinkciarzと称す】傘下のConotoxia Ltd.【以下、Conotoxiaと称す】は、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】が開発したMetaTrader4【以下、MT4と称す】取引プラットフォームをリリースした。[2]

これにより、Conotoxiaの顧客はMT4上で、数千種類に及ぶチャートツールやトレーディングロボット、テクニカルインディケータ、コピートレーディング、アラート機能に加え、経済ニュースやiOS及びAndroid対応のモバイル取引サービスを利用することができるようになる。

MT4のリリースに際し、ConotoxiaのCEOを務めるGrzegorz Jaworski氏は以下のようにコメントしている。

我が社の目標は、多岐にわたる取引ツールやソリューションを提供することでありますが、どのサービスを利用するかはトレーダー自身が決断することになります。MT4を活用するトレーダーは、データ分析を行うためのインディケータやツールを利用することができます。お客様は使い慣れた取引環境の下で、通貨やインデックス、コモディティ、仮想通貨を取引することが可能となります。

Grzegorz Jaworski, CEO at Conotoxia Ltd - FinanceMagnatesより引用

2017年に創業したConotoxiaは、継続的に利便性の高いサービスの提供を強化している。同社はMT4に加えてcTraderも導入している他、世界中の証券取引所で上場し、様々な業種の企業で構成される11種類のインデックスを原資産とするCFDを、取引手数料無料で提供するサービスを開始した。このインデックスCFDのリリースを通じて、同社は株式やインデックス、コモディティ、FXといったマルチアセットに対応したブローカレッジサービスの提供を目指しているという。一方、Cinkciarzの主力商品は両替と送金及び決済であり、Conotoxiaとは同じ登録商標を利用して協働している模様だ。Cinkciarzは、銀行口座とウォレット及びソーシャルツールを活用した両替サービスを提供している。Conotoxiaの決済サービスに加えFX機能も強化することで、Cinkciarzは既存顧客への訴求力を高める他、新たなビジネス機会を獲得することができると見ている。

Conotoxiaは世界中の投資家が愛用するMT4をリリースしたことで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.12.04

出典元:

ニュースコメント

市場を席巻するMetaTraderシリーズ

2010年、MetaQuotesはMetaTraderシリーズの最新版となるMetaTrader5【以下、MT5と称す】をリリースしているが、リテールFX業界においては、依然として旧式のMT4が市場を席巻している。MT4は長年にわたって投資家に愛用されており、多くのトレーダーにとって日々のトレーディング業務の必須ツールになっている模様だ。足元では、新興海外FXブローカーであるSkillingがMT4をリリースし、高い市場シェアを誇る同ツールを活用して早期に顧客基盤の拡大を図っている。他方で、MT4と互換性がないことから、これまでMT5への移行がスムーズに進まない状況であった。しかしながら、MetaQuotesによる強力なマーケティング活動と、マルチアセットに対応した高機能取引ツールの活用を求める顧客ニーズの高まりを背景に、直近ではMT5を導入するケースが目立ってきている。例えば、Besst Point Capital HouseはMT5をリリースした他、Orient Futures SingaporeもMT5を導入した。MT4とMT5は、機能やサービス面において違いはあるものの、使い慣れたMT4と機能改良が続くMT5というMetaTraderシリーズが、引き続きリテールFX業界において高いシェアを維持すると予想される。


Date

作成日

2020.12.04

Update

最終更新

2022.06.01

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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