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MetaQuotes、MT5をビルド2690にアップデート

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update 2021.08.31 15:31
MetaQuotes、MT5をビルド2690にアップデート

update 2021.08.31 15:31

全金融商品の板情報が表示可能に

ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】は、MetaTrader5【以下、MT5と称す】取引プラットフォームをビルド2690にアップデートした。[1]

今回のアップデートを通じて、トレーダーは全ての金融商品の板情報を利用することができるようになり、より迅速な発注や注文の修正及び削除が可能になったという。

MQL5(MetaQuotes Language5)では、SymbolInfoTick関数を使用することで、MQL5プログラムから価格へのアクセススピードを大幅に改善することが可能となった。また、以前は利用できない取引商品の履歴に対してCopy関数を使用するとフリーズが発生していたが、今回のアップデートでこのエラーも修繕されたという。コードプロファイラーに関しては、データ表示の改善に加え、プロファイリングレポートで使用する列名を短縮した他、同レポートをファイルに保存できる機能も新たに搭載された。また、MetaEditorについては、クリップボードの追跡機能を無効にして履歴を削除する機能が追加された。

MetaQuotesは継続的にMT5の機能拡張を図ることで、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.11.20

出典元:

ニュースコメント

マルチアセット対応を進めるMT5

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけに、グローバル投資家の間では、FXのみならずボラティリティの高まる世界各国の株式や、コモディティの取引需要が拡大している。今回、MetaQuotesがMT5をアップデートするにあたり板情報が全ての金融商品で利用可能になったことからも、マルチアセット取引ニーズに対応し、新たな顧客層を取り込もうとする意図があることが推察される。他方で、複数の海外FXブローカーが機能拡張の進むMT5を導入している。直近では、Uniglobe MarketsがMT5をリリースした他、Market EquityもMT5を導入し、それぞれ多岐にわたる金融商品の提供を試みている。また、CFIはMT5に完全移行することで、最新テクノロジーの活用や商品ラインナップの拡充を模索しているという。MetaQuotesが顧客ニーズの高まるマルチアセット取引への対応を進めると共に、利便性向上に寄与する多様な機能を継続的に追加することで、今後も多くの海外FXブローカーがMT5の導入を進めると予想される。


Date

作成日

2020.11.20

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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