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Exinity Capital East Africa、ケニア当局よりFXライセンスを取得

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update 2022.05.30 17:09
Exinity Capital East Africa、ケニア当局よりFXライセンスを取得

update 2022.05.30 17:09

NDD方式のFXブローカレッジサービスを提供

Exinity Group傘下の海外FXブローカーであるExinity Capital East Africa Limited【以下、Exinity Capital East Africaと称す】が、ケニアの資本市場局(Capital Markets Authority)【以下、CMAと称す】よりFXブローカレッジライセンスを取得した。[1]

CMAによると、Exinity Capital East Africaは、2018年に同局が初めてブローカレッジライセンスを付与したEquiti GroupのFXPesaや、2019年にScope Marketsが立ち上げたSCFM Ltd及び2020年10月にライセンスを取得したPepperstoneに次ぎ、ケニアで4番目のノンディーリングデスク【以下、NDDと称す】方式を採用するFXブローカーになるという。Exinity Capital East Africaは、FXブローカレッジサービスを提供する一方、マーケットメイキングやマネージド・アカウント業務は行わないとのことだ。

ライセンス付与に際し、CMAの最高経営責任者代理を務めるWyckliffe Shamiah氏は以下のようにコメントしている。

今回Exinity Capital East Africaにライセンスを付与したことで、ケニアを拠点とする投資家に、NDD方式を採用するオンラインFXブローカーとして4社目の選択肢を提供できることになり、オンラインFX業界にとって画期的な出来事であると言えるでしょう。我々は投資家に対してライセンスを取得した企業のみと取引することを促すと共に、各ライセンシーと緊密に連携し、投資家を保護するための施策を立案していく考えであります。

Wyckliffe Shamiah, Acting Chief Executive of CMA - CMAより引用

ケニアでFXライセンスの取得を目指す株式会社は、3,000万ケニアシリング(27万7千ドル)の最低資本金や、顧客向けの負債に5%分の金額を足した最低資本金額の維持に加え、資本金の80%を現金同等物で用意しなければならないという。また、ライセンス申請企業が海外の規制市場を拠点とするFXブローカーの子会社である場合、両社の関係性を示す書類の他、親会社のライセンス取得状況や、グッドスタンディング(Good Standing)に関する証明書及びケニアで事業を運営することに対する異議なし証明書を提出する必要がある。

FX市場の発展が見込まれるケニアでライセンスを取得したExinity Capital East Africaが、顧客基盤の拡大に向けて如何なるソリューションを提供するか注目したい。

release date 2020.11.16

出典元:

ニュースコメント

複数のFXブランドを運営してグローバル戦略を推進するExinityグループ

Exinityグループ傘下のExinity Capital East Africaは、AlpariやFXTMのオーナーを務めるAndrey Dashin氏が2020年6月に立ち上げた新興ブローカーだ。FXTMの共同創業者であるOlga Rybalkina氏が同グループのCEOを務めており、グループ全体でグローバル戦略を推進している。例えば、キプロスを拠点とするFXTMは欧州株式CFDをリリースした他、FXTMはMT5上で米国株式取引を開始するなど、商品ラインナップの拡充を通じて顧客基盤の拡大を図っている。また、Exinity Capital East Africaはケニアを始めとする新興市場のミレニアル世代を対象にしたサービス展開を図る模様だ。他方で、アフリカFX市場はESMA新規制の恩恵を受けており、多数の海外FXブローカーが同市場の開拓を推進している。南アフリカとナイジェリアがアフリカ大陸で最も可能性を秘めた市場であるものの、Exinity Capital East Africaが進出したケニアやガーナ、タンザニアといった国々でも取引需要が高まっているという。複数のブランドを運営するExinityグループが、各国市場の顧客ニーズにマッチしたソリューションを提供することに期待したい。


Date

作成日

2020.11.16

Update

最終更新

2022.05.30

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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