Select Language

バイナンス、Binance Jerseyの閉鎖を決定

バイナンス、Binance Jerseyの閉鎖を決定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:31
バイナンス、Binance Jerseyの閉鎖を決定

update 2021.08.31 15:31

Binance.comが欧州向けの仮想通貨取引サービスに対応

世界最大の仮想通貨取引所であるBinance【以下、バイナンスと称す】は、英国や欧州向け仮想通貨取引サービスのBinance Jerseyを閉鎖することを発表した。[1]

今月19日の発表によると、バイナンスは10月30日までにBinance Jerseyにおける顧客資金を償還し、翌月の11月9日に仮想通貨取引やその他サービスを終了する予定だという。その後、バイナンスは11月30日にハードシャットダウンを行い、全ての口座へのアクセスを遮断することを決定している。

2019年1月に開始されたBinance Jerseyは、ユーロと英ポンドを基軸にした通貨ペアを取り扱っており、英国や欧州のユーザーに仮想通貨取引サービスを提供してきた。しかしながらバイナンスはグローバル市場向けのプラットフォームであるBinance.comがこれらの通貨をサポートしたことから、Binance Jerseyを運営する意義が失われたと考え、同取引所の閉鎖を決断した。現在、バイナンスは欧州地域でのサービスを強化しており、ユーロのSEPA(Single Euro Payments Area)および英ポンドのFaster Paymentsによる決済手段にも対応している状況だ。

最近、バイナンスは英国で機関投資家を対象としたサービスを立ち上げようと試みているが、これがどのような成果を上げるのか、今後も同取引所の取り組みを見守っていきたい。

release date 2020.10.21

出典元:

ニュースコメント

グローバル市場でプレゼンスを発揮するバイナンス

これまでバイナンスはグローバル市場への進出を積極的に進めており、バイナンスはウガンダで仮想通貨取引所をスタートさせるなど、欧米の先進国だけでなく、新興国市場でもそのプレゼンスを発揮している。加えて、バイナンスはアルゼンチン政府とスタートアップ支援を計画し、企業に直接的な投資を行うことで仮想通貨市場の発展を促進しているという。このようにグローバル市場で躍進するバイナンスだが、CEOのChangpeng Zhao氏は仮想通貨の利用率がまだまだ低い水準にあるとの見解を示し、主要な仮想通貨関連企業が仮想通貨市場の拡大を牽引すべきだと主張している。またZhao氏は、グローバル市場に事業を展開して利益を確保するために、絶えず変化に適応すると同時にユーザーを第一に考えた運営を行うことが重要だと言及しているが、バイナンスはどのような動きを見せるのか、今後も業界における同取引所のリーダーシップに期待したい。


Date

作成日

2020.10.21

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

暗号資産担保ローンのメリットとリスクは?ビットコイン担保に日本円を借りる動きに注目集まる

BTCなどを担保に日本円を借りられる「暗号資産担保ローン」が話題を集めています。SNSでは、仮想通貨を担保にJPYCを借り入れる動きにも関心が集まっています。本記事では暗号資産担保ローンの仕組みやメリット、リスクなどを解説します。
update2025.10.15 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル