Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

東京証券取引所、システム復旧し通常通り売買再開

東京証券取引所、システム復旧し通常通り売買再開

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
東京証券取引所、システム復旧し通常通り売買再開

update 2021.08.31 15:33

終日売買停止による投資家センチメントの悪化を懸念

株式会社日本取引所グループ(JPX、本社:東京都中央区日本橋兜町2番1号[1])【以下、日本取引所グループと称す】は、システム障害により停止していた株式などの売買を、10月2日午前9時より通常通り再開したことを発表した。[2]同社は10月1日、傘下の東京証券取引所において相場情報を配信するシステムに障害が生じたため、終日にわたり売買を停止していた。[3]

今回のシステム障害は、相場情報などを配信する基盤となるシステムのハードウェアが故障し、バックアップへの切り替えが正常に行われなかったことが原因だという。システム障害による売買停止時間は過去最長となり、数千種類に及ぶ株式売買に影響を及ぼす結果となった。札幌証券取引所と名古屋証券取引所及び福岡証券取引所に関しても売買が停止された一方で、先物などデリバティブ取引を取り扱う大阪証券取引所においては、通常通り取引が行われている。尚、日本時間午後0時44分時点において、日経225先物が0.2%上昇する一方で、ジャパンネクストPTS(私設取引システム)は4.7%下落している。

システム障害によって取引機会が制限されたことに関し、加藤勝信官房長官は極めて遺憾だと述べている。また東洋証券株式会社のストラテジストである大塚竜太氏によると、今回のシステム障害は投資家センチメントに悪影響を与える深刻な問題であり、今後日本株は下落する可能性があるという。加えて東海東京証券のシニアマーケットアナリストである仙石誠氏は、マザーズ市場の反応を注視しており、頻繁に売買する個人投資家にとっては、システム障害の影響は大きなものになり得るとの考えを示している。

過去に発生した東京証券取引所のシステム障害を振り返ると、2005年には同取引所初となる全銘柄の売買が4時間半にわたり停止され、当時の社長が相次ぐシステム障害への責任を取り辞任した。続く2006年1月には、旧ライブドアに強制捜査が入ったことをきっかけに、東京証券取引所に注文が殺到し全銘柄の売買停止の事態に発展、その後3か月にわたり取引時間を短縮している。2010年1月、同取引所は富士通株式会社【以下、富士通と称す】と共同開発した新たな株式売買システムとしてアローヘッドを導入したものの、2012年にもバックアップ機能の問題によって241銘柄の売買が停止するシステム障害が発生している。

今回、2012年と同じ要因によるシステム障害が発生したことに対して、アローヘッドの導入をサポートした富士通の広報担当である田中健雄氏は、最新状況を調査中であり、詳細内容の公表は控えると述べているが、システム全体の脆弱性対策が急務になるといえる。

release date 2020.10.02

出典元:

ニュースコメント

相次ぐグローバル証券取引所のシステム障害

日本の株式市場は6.15兆ドルに達し、米国と中国に次ぐ世界第三位の市場規模を誇っている。東京証券取引所の市場第一部には2,167銘柄が上場し、一日平均売買代金は約220億ドルに上る。2020年7月、JPXが先物・オプションの市場移管を完了させ、総合取引所として本格的に始動していた。また10月1日は、2020年度下半期相場が開始されると共に、日銀短観(全国企業短期経済観測調査)が発表される日でもある。加えて、前日の米国市場が大幅高となり、活発な商いが期待されていた中、システム障害が発生してしまった。グローバルベースで見ると、各国証券取引所でシステム障害が多発している状況だ。例えば、NZXはサイバー攻撃を受け取引停止し、8月に4日連続で取引停止に陥った他、ドイツ取引所もシステム障害によりXetraとユーレックスの取引を一時停止している。また、3月には新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、NYSEがトレーディングフロアを一時閉鎖していた。度重なるシステム障害を受け、東京証券取引所を始めとするグローバル証券取引所は、早急に強靭なインフラソリューションに向けた追加投資が求められていると言えそうだ。


Date

作成日

2020.10.02

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応!出金の優先順位に注意

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応しました。ただし、従来通り出金の優先順位に従って、入金分を先に出金しなければ利益を出金することはできません。本記事では、対応している仮想通貨や出金する際の注意点を説明します。
update2026.01.09 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

Bybitが日本向けサービス終了を発表!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybit(バイビット)が2025年12月22日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表しました。本記事ではBybitの発表内容や、仮想通貨入出金を利用する海外FXユーザーへの影響、Bybitの代わりとなる送金ルートなどを解説します。
update2025.12.24 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

XMTradingがロイヤルティプログラムを改悪?ステータスが下がったユーザーも

海外FX業者のXMTradingがロイヤルティプログラムの条件を変更しました。本記事では、変更前と変更後の条件を比較するほか、他社のポイントプログラムとも比較して、今回の変更が改悪といえるのかどうか説明します。
update2025.12.16 19:00

FXGT「SPエリートプログラム」とは?報酬獲得の条件をサポートに確認してみた

FXGTが発表した入金不要の「SPエリートプログラム」について解説します。1,000ドルのボーナスで取引し、条件を満たせば利益の50%やコピーユーザー利益の20%を報酬として受け取れます。ただし、ルールがやや複雑なため本記事ではサポートの回答をもとに情報を整理しました。
update2026.01.14 19:00

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル