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ソシエテジェネラル、CBDCおよびデジタル証券発行に向けたテストを計画

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update 2021.08.31 15:31
ソシエテジェネラル、CBDCおよびデジタル証券発行に向けたテストを計画

update 2021.08.31 15:31

子会社のForgeがテゾスを含む最大5つのブロックチェーンを検証

フランス・パリを拠点とする大手金融機関のSociete Generale(本社:29 Boulevard Haussmann 75009 Paris[1])【以下、ソシエテジェネラルと称す】が、同社の子会社であるSociete Generale Forge【以下、Forgeと称す】を通じ、最大5つのブロックチェーンを使用してデジタル証券および中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】発行に向けたテストを計画していることが明らかになった。[2]

ForgeのCEOであるJean-Marc Stenger氏は、具体的にどのブロックチェーンのテストを行うのか明言しなかったものの、最終的に最大5つの候補に絞ると言及した。過去に約1億1,200万ドル相当の債券をソシエテジェネラルがセキュリティトークン形式で発行しているが、今月15日にForgeは新しくテゾス(Tezos)のブロックチェーンが資本市場で利用可能かどうかを検証すると発表している。

テゾスを選択した理由に関し、ForgeのCTO(Chief Technology Officer)を務めるStephane Duzan氏は、古いプロトコルで実現困難な開発を可能にするためだと説明している。また、Duzan氏は複数のブロックチェーンにわたって機能するテゾスの特性が、クライアントの相互運用性および流動性を改善すると主張した。今回、ForgeはテゾスのプロトコルやPoS(プルーフ・オブ・ステーク)のコンセンサスアルゴリズム、オンチェーンガバナンス、スマートコントラクト言語をハイエンドな金融アプリケーションのテストに利用することを見通しているようだ。

これに加え、Forgeはフランス銀行(Banque de France)と協力し、CBDCを実現するためにテゾスを活用することを決定しているようだが、この試みは成功するのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.09.21

出典元:

ニュースコメント

デジタルユーロ発行に向けて動き出す欧州地域

中国政府がデジタル人民元の研究開発を加速させる中、欧州ではデジタルユーロ発行に対する期待が高まっている。最近ではフランス、ドイツ、スペイン、オランダ、イタリアのEU主要国がECにステーブルコインへの対策強化を要請するなど、CBDCを含む仮想通貨を現実的に受け入れるための準備が進みつつあるようだ。これを受けて、EC(欧州委員会)はFacebook(フェイスブック)のリブラ(Libra)などの世界的な企業がEU(欧州連合)からの承認を求めたとしても、厳格な姿勢で対応するとの方針を示した。また、フランス国内ではフランス銀行総裁がCBDC発行で官民の提携強化が重要だと言及しており、政府と企業の連携が流動的になってきているという。今回、Forgeがテゾスのテストに着手したことはフランス政府にとっても有益なものになると考えられるが、どのような成果が見られるのか、今後も同国での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.09.21

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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