Select Language

FXCM、ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリース

FXCM、ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.26 14:10
FXCM、ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリース

update 2022.05.26 14:10

市場のボラティリティを対象にした少額取引サービスを提供

海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC 2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】は9月15日、世界最大のデリバティブ取引所であるシカゴ・ボード・オプション【以下、CBOEと称す】が算出するボラティリティ・インデックス(Volatility Index)【以下、VIX指数と称す】先物を原資産とするインデックスCFDをリリースしたことを発表した。[2]

この新インデックスCFDは、CBOEが2020年8月10日にリリースしたミニVIX指数先物を原資産としており、S&P500のオプション価格を基に、現在からオプションの満期日までの価格変動予想を反映している。顧客は同商品を取引することで、株価変動の代わりに市場のボラティリティを取引対象にできるという。また、同インデックスCFDは毎月満期を迎え、取引サイズはミニVIXの10分の1、VIX先物の100分の1になる。

新商品のリリースに際し、FXCMのCEOを務めるBrendan Callan氏は以下のようにコメントしている。

今年に入って市場のボラティリティが大きく高まっており、我々はボラティリティの高まりを活用した取引機会の提供に注力しております。ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリースしたことにより、お客様はボラティリティを取引対象に出来る他、サイズを大幅に縮小したことで、あらゆるトレーダーが同商品を取引できるでしょう。

Brendan Callan, CEO of FXCM - LeapRateより引用

尚、FXCMは、更なる顧客基盤の拡大に向けてサービス強化を図っている。例えば、同社の機関投資家ビジネスを運用するFXCM ProがCentroidと提携した他、FXCMは株式バスケットのリリースを開始している。そして今回、FXCMは投資家の間で人気が高まるVIX指数に基づくCFDをリリースしたことで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.09.17

出典元:

ニュースコメント

市場のボラティリティを活用したマネタイズ強化を図る金融サービスプロバイダー

VIX指数は市場の先行きに対する投資家センチメントを表しており、恐怖指数と呼ばれることもある。また、同指数は株価もしくは株価指数と逆相関の関係性を持つ。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でグローバル金融市場が混乱をきたす中、VIX指数が急上昇したことをきっかけに、投資家の間で同指数関連商品に注目が集まっている状況だ。中でもCBOEが開発したVIX指数先物は、世界で最も取引されているボラティリティ関連指数に連動した証券取引所上場先物商品である。今回FXCMがリリースしたインデックスCFDは、少額取引にも対応していることから、より広範な顧客層へのリーチが期待できそうだ。他方で、同社以外にもVIX指数関連ソリューションの強化を図る金融サービスプロバイダーが散見されている。例えば、Invast GlobalがVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリースした他、CMEがVOLQ先物をリリースする計画を発表した。11月に大統領選挙を控える米国では、今後も市場のボラティリティが高まる場面が想定され、引き続き金融サービスプロバイダー各社がVIX指数関連ソリューションの強化を図ると予想される。


Date

作成日

2020.09.17

Update

最終更新

2022.05.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

【MT4/MT5】フィボナッチを自動で描写!便利なインディケータを徹底比較

フィボナッチを使ってチャート分析をする際、ラインの引き方が分からなかったり、毎回手動で引くのが面倒だったりなどの難点があります。そこで本記事ではフィボナッチを自動描画できるMT4/MT5用インディケータを徹底比較します。
update2025.02.12 19:00

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル