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FXCM、ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリース

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update 2022.05.26 14:10
FXCM、ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリース

update 2022.05.26 14:10

市場のボラティリティを対象にした少額取引サービスを提供

海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC 2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】は9月15日、世界最大のデリバティブ取引所であるシカゴ・ボード・オプション【以下、CBOEと称す】が算出するボラティリティ・インデックス(Volatility Index)【以下、VIX指数と称す】先物を原資産とするインデックスCFDをリリースしたことを発表した。[2]

この新インデックスCFDは、CBOEが2020年8月10日にリリースしたミニVIX指数先物を原資産としており、S&P500のオプション価格を基に、現在からオプションの満期日までの価格変動予想を反映している。顧客は同商品を取引することで、株価変動の代わりに市場のボラティリティを取引対象にできるという。また、同インデックスCFDは毎月満期を迎え、取引サイズはミニVIXの10分の1、VIX先物の100分の1になる。

新商品のリリースに際し、FXCMのCEOを務めるBrendan Callan氏は以下のようにコメントしている。

今年に入って市場のボラティリティが大きく高まっており、我々はボラティリティの高まりを活用した取引機会の提供に注力しております。ミニVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリースしたことにより、お客様はボラティリティを取引対象に出来る他、サイズを大幅に縮小したことで、あらゆるトレーダーが同商品を取引できるでしょう。

Brendan Callan, CEO of FXCM - LeapRateより引用

尚、FXCMは、更なる顧客基盤の拡大に向けてサービス強化を図っている。例えば、同社の機関投資家ビジネスを運用するFXCM ProがCentroidと提携した他、FXCMは株式バスケットのリリースを開始している。そして今回、FXCMは投資家の間で人気が高まるVIX指数に基づくCFDをリリースしたことで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.09.17

出典元:

ニュースコメント

市場のボラティリティを活用したマネタイズ強化を図る金融サービスプロバイダー

VIX指数は市場の先行きに対する投資家センチメントを表しており、恐怖指数と呼ばれることもある。また、同指数は株価もしくは株価指数と逆相関の関係性を持つ。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でグローバル金融市場が混乱をきたす中、VIX指数が急上昇したことをきっかけに、投資家の間で同指数関連商品に注目が集まっている状況だ。中でもCBOEが開発したVIX指数先物は、世界で最も取引されているボラティリティ関連指数に連動した証券取引所上場先物商品である。今回FXCMがリリースしたインデックスCFDは、少額取引にも対応していることから、より広範な顧客層へのリーチが期待できそうだ。他方で、同社以外にもVIX指数関連ソリューションの強化を図る金融サービスプロバイダーが散見されている。例えば、Invast GlobalがVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDをリリースした他、CMEがVOLQ先物をリリースする計画を発表した。11月に大統領選挙を控える米国では、今後も市場のボラティリティが高まる場面が想定され、引き続き金融サービスプロバイダー各社がVIX指数関連ソリューションの強化を図ると予想される。


Date

作成日

2020.09.17

Update

最終更新

2022.05.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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